『ディグダグ2』は、アーケード向けのアクションゲームです。1985年、ナムコが発売しました。
『ディグダグ2』とは
『ディグダグ』の続編です。本作では、島上でプーカァとファイガーを退治することが目的です。
ゲーム内容
プレーヤーは主人公のディグダグを操作し、敵であるプーカァとファイガーを倒すことが目的です。敵をふくらませて倒すだけでなく、島に点在する杭を打って地面ごと水中に沈めて倒すことができます。
操作方法
プレーヤーは4方向レバーと2つのボタンを使用してディグダグを操作します。レバーで移動および各種方向指定ができ、ボタンの一方は前作の銛&ポンプの機能で敵を破裂させることができます。もう一方のボタンは、島上にある杭の上にディグダグがいる状態で押すと、上下左右のいずれかの方向の地面に亀裂を入れることができます。
4方向レバー | ディグダグの移動および各種方向指定 |
ボタン1 (銛&ポンプの機能) | 敵に向かって銛を発射し、続けて押すことで敵を膨らませて破裂させる |
ボタン2 (杭の上で使用) | 上下左右のいずれかの方向の地面に亀裂を入れ、島を分断する |
ゲームシステム
ディグダグは敵を倒す方法として、銛&ポンプの機能を使って敵を破裂させるか、杭を使って島を分断し、敵を海に落として倒す方法があります。また、ゲーム内にはベジタブルターゲットというアイテムが登場し、3回崩落させることで出現します。出現位置はランダムです。
登場キャラクター
登場するキャラクターは以下の通りです。
ディグダグ(DIGDUG)
本作の主人公で、プレーヤーが操作するキャラクターです。敵に向かって銛を発射し、敵を膨らませて破裂させることができます。また、杭の上でボタンを押すことで島に亀裂を入れ、島を分断して崩落させることができます。ディグダグは敵に触れる、火炎で焼かれる、崩落した島と一緒に海へ落ちることでミスになります。
プーカ(POOKA)
ゴーグル型の水中眼鏡をかけた風船のモンスターです。基本的には陸上を移動していますが、時々「目変化(めへんげ)」してひび割れをすり抜け、直接ディグダグに向かってくることがあります。目変化の状態になると移動力は格段に落ち、一度目変化の状態になると横または縦の一方向にしか進まず、渡り切るまで途中で方向転換することはありません。
ファイガー(FYGAR)
背びれが光った後に左右に向いている方向に火炎を放つ緑色の怪獣です。火炎はひび割れを通り抜け、ディグダグは当たるとミスとなります。プーカ同様に陸上移動と目変化をし、ディグダグに向かってくることがあります。火炎の射程がディグダグの銛より長いため、横から接近すると銛が届かないところで火炎を浴びる危険が高いです。ただし、横から破裂させると通常の倍の得点が入ります。
サウンド
『ディグダグ2』の楽曲は、シーンごとに異なる特徴を持っています。ラウンドスタート時の楽曲は、非常に速いテンポとシンコペーションを用いた緊張感のあるメロディで、短く覚えやすい構成です。ゲーム中の楽曲は、ゆったりとしたリズムで一貫性を持たせ、穏やかな雰囲気を作り出します。
ラウンドスタート時の楽曲
テンポは非常に速く、軽快で緊張感のある雰囲気を演出しています。細かい音符で構成されており、シンコペーションが特徴的です。音域は比較的狭く、繰り返しのパターンが多く使われているため、短く覚えやすいメロディになっています。
ゲーム中の楽曲
比較的ゆったりとしたリズムで進行します。この曲はシンプルな8分音符を主体とした繰り返しパターンで構成されており、軽快でありながらも穏やかな雰囲気を持っています。同じリズムパターンが複数のパートで反復されることが特徴です。また、曲全体が同じ音型を維持しつつ、音階が徐々に変化していくことで、プレイヤーに一貫性と安定感を提供します。
ゲームオーバー時の楽曲
非常に速いテンポで進行します。このメロディは短く、明確な終止感を持つフレーズで構成されています。楽譜の最初の部分では、落ち着いたリズムとシンプルな旋律が繰り返され、プレイヤーに静かな終わりを告げるように感じられます。しかし、その後に登場する急速な8分音符のパッセージが、このシーンにおいて一瞬の緊張感を与えます。
ネームエントリー時の楽曲
ネームエントリー時に流れるメロディは、軽快なリズムと簡潔なメロディラインが特徴で、プレイヤーがスムーズにネームエントリーを行えるよう配慮されています。最初の部分では、シンプルなリズムに乗せた短いフレーズが繰り返され、安定感を持たせています。その後、音階が上下するメロディが追加され、緩やかな変化が感じられます。
データ
このタイトルの基本情報です。
発売年 | 1985 |
プラットフォーム | アーケード |
ジャンル | アクション |
プレー人数 | 1-2人 |
メーカー | ナムコ |
開発会社 | ナムコ開発一課 |
プロデューサー | 調査中 |
ディレクター | 調査中 |
シナリオ | 調査中 |
グラフィック | 調査中 |
サウンド | 慶野由利子、小沢純子 |
販売数 | 調査中 |
受賞歴 | 調査中 |
評価
『ディグダグ2』は、ナムコの黄金時代を代表する『ディグダグ』の続編として登場しましたが、1作目ほどの知名度は獲得できませんでした。プレイヤーの総合的な評価としては、シンプルで楽しいゲームプレイが魅力とされる一方で、長時間のプレイでは単調さが問題視されています。ポジティブな評価では、敵をまとめて沈める爽快感が高く評価され、約60%のプレイヤーが肯定的な反応を示しています。しかし、ナムコが続編を作ることに苦手だったとされる背景もあり、約40%のプレイヤーはより多様なゲームプレイや変化を期待しています。
『ディグダグ2』は、ハイスコアを狙う楽しさを追求するプレイヤーには適していますが、長時間のプレイでは飽きが生じやすい点に注意が必要です。
分析の元データは、インターネット上の書き込み情報などを可能な限り収集。相当量の情報を元に解析を実施しています。