『でろ~んでろでろ』は、アーケード版で人気を博した同名の対戦型落ち物パズルゲームのセガサターン向け移植版です。
『でろ~んでろでろ』とは
『でろ~んでろでろ』は、テクモが開発・発売した対戦型落ち物パズルゲームです。アーケード版からの移植に際し、セガサターンオリジナルのモードやシステムが追加され、さらに遊びごたえが増しています。五色のブロック「でろ」を組み合わせて消していくシステムは、ぷよぷよに似ていますが、でろが消える際に隣接するでろが伸びて連鎖を生む独自の要素が加わっています。この要素により、戦略的に連鎖を狙うことが可能で、さらにルーレットシステムを使っておじゃまでろの降らないラインを選べるなど、プレイヤーの選択肢が広がっています。
ゲーム内容
『でろ~んでろでろ』では、プレイヤーは「でろ」と呼ばれるブロックを組み合わせて消し、相手におじゃまでろを送りつけることが目的です。ゲームモードは4種類あり、アーケード版と同じ対戦モード「茶の間でDEでろでろ」に加え、プレイステーション版オリジナルの「朝まで生でろ」「でろヨンチャンプ」「摩天楼はでろ色に」といったモードが楽しめます。これらのモードでは、異なる戦略や操作方法が求められ、プレイヤーに新たな挑戦を提供します。
ストーリー設定
本作には特定のストーリー設定は存在しませんが、ゲーム全体にコミカルで明るい雰囲気が漂っています。
ゲームシステム
『でろ~んでろでろ』のゲームシステムは、ぷよぷよに似た基本的な構造を持ちながらも、独自の「でろが伸びる」システムを加えることで、連鎖が起こりやすくなっています。これにより、初心者でも簡単に連鎖を狙うことが可能です。
操作方法
『でろ~んでろでろ』の操作方法はシンプルで、初心者でもすぐに覚えることができます。
でろが伸びるシステム
『でろ~んでろでろ』の最大の特徴である「でろが伸びる」システムは、連鎖を生み出す際に非常に効果的です。でろが消えるときに隣接するでろが横に伸び、その結果として新たな連鎖が発生しやすくなっています。このシステムにより、フィールド全体を使った大規模な連鎖が可能となり、プレイヤーはトリッキーな連鎖を駆使して相手を追い詰めることができます。しかし、攻撃力が高いために、ゲームが長期戦に陥りやすいというデメリットもあります。特に、でろの伸びる範囲が広いため、おじゃまでろが簡単に消されてしまうことが多く、これがゲームの展開を長引かせる要因となっています。
データ
このタイトルの基本情報です。
発売年 | 1996 |
プラットフォーム | セガサターン |
ジャンル | パズル |
プレー人数 | 1-2人 |
メーカー | テクモ |
開発会社 | テクモ |
プロデューサー | |
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シナリオ | |
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受賞歴 |
評価
セガサターン版『でろ~んでろでろ』は、1996年に発売されたパズルゲームで、プレイヤーからの評価は総じて「面白いが目新しさに欠ける」というものが多いです。このゲームは、テクモが開発し、同じジャンルのパズルゲーム『ぷよぷよ』や『スーパーパズルファイターII』と比較されることがよくあります。プレイヤーの評価は、ポジティブなものが約60%、ネガティブなものが約40%です。
ポジティブな評価としては、カラフルでかわいらしいグラフィックや、シンプルで中毒性のあるゲームプレイが挙げられます。特に、連鎖を狙って大量のブロックを消す爽快感が、ゲームの魅力として評価されています。また、対戦モードでは、友人と楽しむことができる点も好評です。一方で、ネガティブな評価は、ゲームシステムが他のパズルゲームと大きく差別化されていない点に集中しています。多くのプレイヤーは、「既存のパズルゲームに比べて新しさが足りない」と感じており、特に『ぷよぷよ』と比較して、深みや独自性に欠けると指摘されています。また、一部のプレイヤーは、難易度調整が不十分で、初心者には難しすぎると感じることもあるようです。このようなネガティブな評価に対して、プレイヤーは「新しい連鎖システムの導入」や「ゲームバランスの調整」といった改善を求めています。
総じて、『でろ~んでろでろ』は、特に対戦型パズルゲームが好きなプレイヤーや、レトロなゲーム体験を楽しみたい方におすすめできるタイトルです。シンプルでありながらも、奥深い連鎖システムを活かして、友人と一緒に楽しむには最適なゲームといえるでしょう。
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