キャンペーンのために製造された非売品『光るゲームボーイ』

光るゲームボーイ

非売品の『光るゲームボーイ』です。

1997年にイマジニアが発売したNINTENDO64専用ゲームソフト『マルチレーシングチャンピオンシップ』のキャンペーン賞品として製造されたゲームボーイポケットです。特殊な塗料により、ゲーム機本体が暗闇で光る仕様になっています。通常、メジャータイトルを持つゲームメーカーがハードメーカーとコラボして、相互の拡販のためにソフトのイメージをハードへプリントすることは良くありますが、ゲーム機のハードの塗装素材を工夫して非売品として提供するケースはほとんどありません。この偉業の仕掛け人は『メダロット』の飯田就平氏です。

他のコラボハードは前述の通り、ゲームソフトのロゴマークやキャラクターをプリントする程度ですが、ハードが光るというものはありません。アラフォー世代がイメージしやすいように、例をあげると縁日の露店で販売されていた蛍光塗料のガイコツキーホルダーのような発光です。

ハードの中身はゲームボーイポケットなので、対応ゲームソフトを差し込めば、普通にゲームを遊ぶことができます。

正直、本体が光るからと言って、暗闇の中でゲームができる訳ではありません。あえて良さをあげるならば「非売品で製造数が少なくプレミアム性が高いということ」「ゲームをしながら寝落ちした時に、周りが暗闇でもゲームボーイが光っているのでトイレに起きたときにうっかり踏むことがない」ということです。

このハードは市販されていないので、通常は購入することはできません。ヤフオク等のオークションサイトやamazonのマーケットプレイスで稀に出品されていることがあります。ハードコレクターにはおすすめの逸品です。。

とにかく、非売品かつキャンペーン賞品なので所有者が少ないが、貴重な写真がありますので紹介します。

【写真1】左が普通の状態、右が暗闇の中で本体が光る様子

光るゲームボーイ

【写真2】『光るゲームボーイ』のパッケージ。

光るゲームボーイ

ゲームボーイポケットは、いまや現役のハードではないので遊ぶひとは少ないと思いますが、wiki(ウィキペディア)にも掲載されていない幻のハードです。