ファミコン版『ドラゴンクエスト』

ドラゴンクエスト

『ドラゴンクエスト』は、日本初の家庭用ゲーム機向けロールプレイングゲームで、プレーヤーは伝説の勇者として竜王を倒し、姫を救出します。敵キャラクターを倒してレベルを上げるという基本的なRPGの要素に加え、謎解きや探索も重要な要素となっています。

『ドラゴンクエスト』とは

『ドラゴンクエスト』は1986年にエニックス(現:スクウェア・エニックス)から発売されたファミリーコンピュータ向けのロールプレイングゲームです。日本初の家庭用ゲーム機向けオリジナルタイトルのロールプレイングゲームとして知られ、プレーヤーは伝説の勇者「ロト」の血を引く勇者として、「竜王」にさらわれた姫を救い出し、竜王を倒すという目的を追求します。その達成のため、敵キャラクターであるモンスターを倒し、経験値とゴールドを稼ぎながら、自身のレベルを上げて武器や防具を強化し、町の人々から情報を得ては、そのヒントを基に探索範囲を広げていきます。これらの要素は現在のRPGの基本的なスタイルを築き上げ、RPGジャンルを日本中に広め、一大ムーブメントを起こしたゲームとして知られています。

ゲーム内容

プレーヤーは、伝説の勇者「ロト」の血を引く主人公となり、さらわれた姫を救い出し、竜王を倒すという目的を達成するために、モンスターと戦いながら経験値とゴールドを稼ぎます。そのゴールドを用いて武器や防具を購入し、プレーヤーキャラクターを強化します。また、町の人々から情報を得 てはそれをヒントに探索範囲を広げ、重要なアイテムを手に入れて謎を解きます。

操作方法

操作は十字キーでキャラクターを移動し、Aボタンでメニューを開き、アイテムを使用したり、会話をしたりします。また、戦闘はコマンド選択式で、攻撃や防御、魔法などを選択して行います。

ストーリー設定

『ドラゴンクエスト』の世界はかつて、伝説の勇者ロトが闇の支配者魔王を倒し、神から授かった光の玉で魔物たちを封じ、平和をもたらした地、アレフガルドで始まります。しかし、時が流れラルス16世の治世の際、突如現れた竜王によって光の玉が奪われ、闇に閉ざされたため、再び魔物が溢れ出し、闇の時代が到来しました。数多の勇者が竜王に挑みましたが、生きて帰った者は一人もいませんでした。しかし、ある預言者が、「やがて伝説の勇者ロトの血を引く者が現れ、竜王を滅ぼすだろう」と予言しました。そしてその者、つまりプレーヤーが、新たな冒険の旅を始めるのです。

ゲームシステム

このゲームは基本的なロールプレイングゲームのシステムを持っています。敵との戦闘はターン制で行われ、プレーヤーはコマンドを選択して戦闘を進行します。戦闘で勝利すると経験値とゴールドが得られ、経験値が一定量に達するとレベルアップします。また、ゲーム中には町やダンジョンなどさまざまな場所があり、プレーヤーはこれらの場所を探索しながらクエストを進行していきます。

データ

このタイトルの基本情報です。

発売年1986
プラットフォームファミリーコンピュータ
ジャンルロールプレイング
プレー人数1人
メーカーエニックス
開発会社チュンソフト
プロデューサー千田幸信
ディレクター中村光一
シナリオ堀井雄二
グラフィック鳥山明, 榎本一夫, 土居孝幸
サウンドすぎやまこういち
販売数150万本
受賞歴

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