1994年10月28日、SNKはアーケード向けに『真サムライスピリッツ 覇王丸地獄変』をリリースしました。本作は『サムライスピリッツ』シリーズの第2作目であり、前作からの進化と新要素の追加により、多くのプレイヤーを魅了しました。特に、新たなキャラクターやシステムの導入が話題となり、対戦型格闘ゲームの中でも高い評価を受けました。
開発背景と技術的挑戦
前作の成功を受け、SNKは短期間で続編の開発に着手しました。開発チームは、前作のゲーム性を維持しつつ、新たな要素を加えることに注力しました。その結果、4人の新キャラクターが追加され、プレイアブルキャラクターは合計15人となりました。また、隠しキャラクターやボスキャラクターも登場し、総勢17人の多彩なキャラクターが揃いました。さらに、グラフィックやサウンドの強化、ゲームバランスの調整など、技術的な面でも大きな進歩が見られます。
プレイ体験と印象的な出来事
ゲームは、各キャラクターの物語を追いながら進行します。新たに追加されたキャラクターの中でも、牙神幻十郎やチャムチャムなどは特に人気を集めました。また、隠しキャラクターとして登場する黒子は、他のSNK作品のパロディ要素を持ち、ユーモラスな演出がプレイヤーの注目を集めました。さらに、前作のボスキャラクターである天草四郎時貞もストーリー上で再登場し、物語に深みを与えています。
初期の評価と現在の再評価
『真サムライスピリッツ 覇王丸地獄変』は、1994年にSNKからリリースされたアーケード向けの対戦型格闘ゲームで、シリーズ第2作目にあたります。前作『サムライスピリッツ』の成功を受け、グラフィックやシステム面で大幅な改良が施され、キャラクター数も増加しました。総合的な評価としては、ポジティブな意見が約75%、ネガティブな意見が約25%と、好意的な評価が多い作品となっています。
ポジティブな評価の要因として、まず挙げられるのは、グラフィックの向上と新キャラクターの追加です。背景やキャラクターのアニメーションがより滑らかになり、視覚的な魅力が増しています。また、前作からのキャラクターに加え、新たに13人のキャラクターが参戦し、プレイヤーの選択肢が広がりました。さらに、怒りゲージや武器破壊技などの新システムが導入され、戦略性が深まった点も高く評価されています。一方、ネガティブな評価の要因として、CPU戦の難易度が指摘されています。特に、アーケード版のCPUは非常に強く、初心者には厳しいとの声があります。ただし、難易度設定を調整することで、初見でもクリア可能なレベルにすることができるとの意見もあります。
本作は、前作からの進化を遂げたグラフィックやシステム、新キャラクターを楽しみたいプレイヤーにおすすめです。特に、対戦格闘ゲームの経験者やシリーズファンには、深みのある戦略性と多彩なキャラクターで満足できる作品と言えるでしょう。ただし、CPU戦の難易度が高めであるため、初心者の方は難易度設定を調整しながらプレイすることをおすすめします。
発売当初、『真サムライスピリッツ 覇王丸地獄変』はその高い完成度と新要素の充実により、ゲームファンや批評家から高い評価を受けました。特に、追加されたキャラクターや新システム、そして美麗なグラフィックが称賛されました。現在でも、シリーズの中でも屈指の名作とされ、多くのファンから支持を受け続けています。また、定期的に大会が開催されるなど、対戦格闘ゲームとしての人気も根強く残っています。
隠し要素や裏技
本作には、特定の条件を満たすことで使用可能となる隠しキャラクター「黒子」が存在します。黒子は、他のキャラクターの技や動きを模倣するユニークなキャラクターであり、対戦に新たな戦略性をもたらします。また、特定のコマンド入力や条件を満たすことで、隠しステージや特別な演出が発生するなど、プレイヤーを飽きさせない工夫が随所に施されています。
他ジャンルやカルチャーへの影響
『真サムライスピリッツ 覇王丸地獄変』は、その独特な世界観やキャラクターデザイン、そしてゲームシステムにより、他のゲームジャンルやカルチャーにも影響を与えました。特に、和風テイストの格闘ゲームとしての地位を確立し、後の作品にも多大な影響を及ぼしています。また、キャラクターの個性やストーリー性が評価され、漫画やアニメなどのメディアミックス展開も行われました。
現代にリメイクされた場合の進化
もし現代の技術でリメイクされるとしたら、以下のような進化が期待されます。
- 高解像度のグラフィックと滑らかなアニメーションによるビジュアルの強化。
- オンライン対戦機能の実装により、世界中のプレイヤーとの対戦が可能に。
- 新キャラクターやステージの追加、バランス調整などによるゲーム性の向上。
- ストーリーモードの充実や新たなシナリオの追加。
まとめ
『真サムライスピリッツ 覇王丸地獄変』は、1990年代のアーケードゲームシーンを代表する名作の一つです。その革新的なシステムや魅力的なキャラクター、そして深みのあるストーリーが、多くのプレイヤーに愛され続けています。未体験の方は、ぜひ一度その世界観とゲーム性を味わってみてはいかがでしょうか。
攻略
プレイヤーは自機(剣士等)を操作して、対戦相手と1試合3本勝負を行います。2本先取で勝利。勝ち進むとラスボスが登場します。
操作方法
本タイトルの操作方法です。
方向レバー | 移動 |
Aボタン | 弱斬り(打撃) |
Bボタン | 中斬り(打撃) |
Cボタン | 弱蹴り |
Dボタン | 中蹴り |
ボタンやレバーの組み合わせによる特殊操作は次の通りです。
ABボタン同時押し | 強斬り(打撃) |
CDボタン同時押し | 強蹴り |
レバーを素早く前方向に2回入れる | 踏み込み |
レバーを後ろ方向に2回入れる | 引き込み |
レバーを下に素早く2回入れる | 伏せ |
レバーを前斜め下2回入れる | 前転 |
レバーを後ろ斜め下2回入れる | 後転 |
武器破壊必殺技 | 怒りゲージがMAX状態の時、相手の武器を破壊し、かつダメージを与えることができる。武器は破壊されても、一定時間後に黒子が新しい武器を用意する。 |
つば競り合い | 武器同士がぶつかって競り合いになった時、AもしくはBボタンを連打すると、つば競り合いを優位に展開させることができる。さらに、競り勝っているときにレバーを前方に入れると、相手を押しつつ前進する。 |
真剣白刃取り | 素手状態で、コマンド(右向きの時)を入力すると「真剣白刃取り」を行い、成功すると相手の攻撃をノーダメージで受け止めることができる。 |
退き込みダッシュ | コマンド(右向きの時)を入力すると、相手に退き込むと見せかけて前方に踏み込むフェイント技を使用できる。 |
挑発ポーズ | 相手と間合いをとってA+Cボタン、またはB+Dボタンを同時押しすることで2種類の挑発が可能。(ゲージ等には影響なし) |
下段避け | B+Cボタン同時押しで、相手の下段攻撃(足元への攻撃)を避けることができる。 |
ゲームシステム(怒りゲージ)
相手からの攻撃を受けると、ゲーム画面下に配置されている「怒」ゲージが上昇します。ゲージがMAXに到達すると「怒り爆発」となりキャラクターの色が赤く変わり、攻撃力がアップ。一定時間を過ぎると怒りはおさまり、ゲージは初期状態に戻ります。
ストーリー設定
天草四郎時貞が討伐された後の話。天草と同じ暗黒の影を持つ新たな強敵を戦うことになります。
暗黒神アンブロジァを復活させんと、世界に災厄を引き起こした天草四郎時貞は1人の剣士に滅ぼされ、その存在は史実に記されることはなかった。復活した天草に深く関わった人間の1人、覇王丸はある晩、突然の闇討ちをうける。たやすく首を取られる覇王丸ではなく、逆にその男を捕らえたのだが。男はあきらかに何者かに、それも暗黒の力に操られていた。そして、覇王丸に向かってこう言った。「貴様の魂はいずれ奪ってやる。あんぶろじぁ…復活」魔性の者が自分の命を狙っている。天草と同じ暗黒の影を感じとった覇王丸は、剣技の師を訪れた。覇王丸の話を聞いて師はいつになく険しい表情で覇王丸を見据えた。「あやつには近付くでない。お前はたしかに強ぅなった。しかし、手をだすでないぞ。よいな。」たしかに師は何かを知っている様子であったが、何も語らなかったし、覇王丸も聞こうとはしなかった。その夜、久しぶりに師と酒を酌み交わした覇王丸は夜明けを待たずして旅にでた。口元に不敵な笑みを浮かべて。
登場キャラクター
前作からキャラクター数は5人増えて計17人が登場します。
番号 | キャラクター名 |
---|---|
1 | 覇王丸 |
2 | ナコルル |
3 | 服部半蔵 |
4 | ガルフォード |
5 | 王虎 |
6 | 橘右京 |
7 | 千両狂死郎 |
8 | 不知火幻庵 |
9 | アースクェイク |
10 | 柳生十兵衛 |
11 | シャルロット |
12 | 牙神幻十郎 |
13 | チャムチャム |
14 | ナインハルト・ズィーガー |
15 | 花諷院和狆 |
16 | 羅将神ミヅキ(ボス) |
17 | 黒子 |
アイテム
対戦中、飛脚が出現してさまざまなアイテムをドロップします。下表はアイテムと効果をまとめたものです。
アイテム | 効果 |
---|---|
肉(大) | 体力回復 |
肉(小) | 体力回復 |
モモ肉 | 体力回復 |
爆弾 | ドロップ後、一定時間経過で爆発。周囲のキャラクターにダメージを与える。ただし、ガードすればダメージを受けない。 |
データ
『真サムライスピリッツ 覇王丸地獄変』の発売年、メーカー、開発などのデータです。
発売年 | 1994 |
メーカー | SNK |
開発会社 | SNK |
プラットフォーム | アーケード(NEOGEO MVS)、NEOGEO、NEOGEO CD |
ジャンル | 対戦格闘 |
プロデューサー | 不明 |
ディレクター | 不明 |
作曲者 | 不明 |
キャラクターデザイン | 不明 |
販売本数 | 25万303本(NEOGEO版) |
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