『沙羅曼蛇2』は、アーケード向けのシューティングゲームです。1996年、コナミが発売しました。
『沙羅曼蛇2』とは
『沙羅曼蛇』シリーズのナンバリングタイトルです。前作『沙羅曼蛇』は、斬新なゲームシステムでプレイヤーに強烈な印象を残しましたが、『沙羅曼蛇2』はその期待に応えきれず、あまり話題になりませんでした。ゲームは全6ステージで構成されており、横スクロールと縦スクロールのステージが交互に登場します。2人同時プレイが可能で、パワーアップアイテムを収集しながら進めるシステムは前作から継承されています。また、オプションシュートという新しい攻撃方法や、ランダムで出現するアイテムなど、いくつかの新要素が追加されています。しかし、続編としてのインパクトや斬新さが不足していたため、多くのプレイヤーにとって印象に残りにくいタイトルとなってしまいました。それでも、シューティングゲームとしての完成度は高く、ファンには一定の評価を得ています。
ゲーム内容
『沙羅曼蛇2』でのプレイヤーの目的は、ビックバイパーまたはスーパーコブラを操作して、全6ステージをクリアし、最終ボスであるドゥームを撃破することです。ゲームは横スクロールと縦スクロールのステージが交互に登場し、多彩な敵キャラクターやボス戦がプレイヤーを待ち受けています。各ステージでは、パワーアップアイテムを収集し、自機を強化しながら進行します。2周エンドのシステムを採用しており、2周目は敵の攻撃が激化し、コンティニューができません。
ストーリー設定
『沙羅曼蛇2』の世界観とストーリーは、壮大な宇宙を舞台に展開されます。プレイヤーは、人類の存続を脅かす強大な敵勢力「ドゥーム」との戦いに挑みます。物語は、前作『沙羅曼蛇』から続いており、銀河系の平和を守るために選ばれた英雄たちが再び立ち上がるという設定です。プレイヤー1側はビックバイパー、プレイヤー2側はスーパーコブラという2つの異なる戦闘機を操作し、ドゥームの拠点を目指します。ゲームは全6ステージから構成され、それぞれが異なるテーマと環境を持っています。1面は腸内のような亜生命空間、2面はプロミネンス要塞、3面は細胞壁で覆われたバイオハザード、4面は巨大戦艦との戦い、5面は小隕石群を抜けるアステロイド、そして6面はドゥームの要塞です。各ステージには独自のボスが待ち構えており、プレイヤーはこれらを倒しながら進みます。
ゲームシステム
プレイヤーは1P側のビックバイパーまたは2P側のスーパーコブラを操作します。操作方法はシンプルで、ショットとミサイルは1つのボタンに統一され、もう1つのボタンはオプションシュート用に使用します。移動は8方向。
パワーアップシステム
パワーアップシステムは、特定の敵を破壊して出現するアイテムを取得することで機能します。スピードアップほか8種類があり、各アイテムは自機の能力を強化します。
アイテム名 | 記号 |
---|---|
スピードアップ | S |
ミサイル/ツインミサイル | M |
レーザー/ハイパーレイ | L |
リップルレーザー/バスターリップル | R |
ツインレーザー/スピアレーザー | T |
オプション | 記号なし |
オプションシード | 記号なし |
フォースフィールド | 記号なし |
特定の敵機を破壊すると出現し、取得するごとに自機のスピードが一段階上昇します。初期状態では比較的遅い移動速度ですが、スピードアップアイテムを取得することで最大5段階まで速度を上げることができます。スピードアップの効果は、自機の操作性を大幅に向上させます。敵弾を避ける際や、素早く敵の攻撃を回避するために非常に重要です。ただし、スピードアップを取得しすぎると逆に操作が難しくなることもあります。自機のスピードが速くなりすぎると、微妙な操作が難しくなり、敵弾や障害物に衝突しやすくなります。
ミサイルは、自機の下部から発射される武器で、地上の敵や障害物を攻撃するのに非常に有効です。ミサイルアイテムを取得するたびに、ミサイルの種類が「ミサイル」と「ツインミサイル」の間で切り替わります。初期状態で取得する「ミサイル」は、1発ずつ地上に向かって進み、敵を攻撃します。次に取得する「ツインミサイル」は、2発のミサイルを同時に発射し、広範囲の敵をカバーします。この切り替えにより、プレイヤーはステージの状況に応じて最適な攻撃方法を選択することが可能です。「ミサイル」は、単発ですが威力が高く、特定の敵を狙うのに効果的です。一方、「ツインミサイル」は、2発同時に発射されるため、敵の密集地帯や広範囲の敵に対して有効です。これにより、より多くの敵を一度に攻撃することができます。縦スクロール時には、前作と異なり、画面の奥方向にミサイルを投下することはありません。そのため、ミサイルは常に自機の前方に発射される形になります。この仕様変更により、地形の奥行きを感じさせる演出はなくなっていますが、地上の敵を効率的に攻撃できるようになっています。
通常のレーザーは、前方に螺旋模様のビームを発射し、敵を貫通する能力を持ちます。このレーザーは雑魚敵を一掃するのに非常に効果的で、特に敵の群れを相手にする際に威力を発揮します。ハイパーレイは、レーザーを2段階目にパワーアップさせた状態です。パワーアップしたハイパーレイは、通常のレーザーよりも太くなり、より長時間射出できるため、さらに多くの敵を一度に撃破することが可能です。パワーアップは、同じレーザーアイテムを再取得することで一時的にアップできます。ハイパーレイ状態は時間制限があり、一定時間が経過すると通常のレーザーに戻ります。ただし、レーザーアイテムを連続して取得し続けることで、この強化状態を維持することができます。
前方に向かって徐々に拡大するリング状のレーザーを発射します。リップルレーザーは貫通力がないため、敵に当たるとそこで消滅しますが、広範囲を攻撃できる特性があります。リップルレーザーをさらに強化したものがバスターリップルです。これは、リップルレーザーの2段階目のパワーアップ形態で、レーザーの広がりがさらに大きくなり、より広範囲の敵を攻撃することが可能です。バスターリップルの拡大範囲は通常のリップルレーザーよりも広く、一度に多くの敵を捕捉できるため、群れを成す敵に対して非常に有効です。リップルレーザーは、アイテムを取得することで装備可能で、バスターリップルにパワーアップするためには同じリップルレーザーアイテムを再度取得する必要があります。2段階目にパワーアップしたバスターリップルは時間経過と共に元のリップルレーザーに戻りますが、再度アイテムを取得することで再びバスターリップルとして使用することができます。
このアイテムを取得すると、前方に2連の短いレーザーを発射できるようになります。ツインレーザーは、初期段階では射程が短く、貫通力はありませんが、非常に速い弾速を持っているため、近距離での敵への攻撃に効果的です。ツインレーザーをさらにパワーアップすると、スピアレーザーに変化します。スピアレーザーは、ツインレーザーよりも大きな判定を持ち、より広範囲の敵に対して効果的な攻撃が可能です。
オプションは、自機をトレースして同じ攻撃を行うサポートユニットです。1Pプレイヤーはビックバイパー、2Pプレイヤーはスーパーコブラを操作し、それぞれオプションを最大4つまで装備できます。ただし、2人同時プレイ時には、プレイヤー合わせて最大5つまで装備可能です。オプションは通常のショットやミサイルと同じ攻撃を行い、攻撃力を大幅に強化します。また、オプションには「オプションシュート」という特殊攻撃が追加されており、オプションを敵に向かって飛ばして攻撃することができます。オプションシュートは、専用のボタンを押すことで発動し、発動後はオプションがオプションシードに変わります。
オプションシードは、自機の周囲を自動的に回転しながらショットを発射し続ける小さなオプションユニットです。通常のオプションとは異なり、プレイヤーの操作に依存せず、自律的に攻撃を行います。オプションシードは、一度に複数装備することはできず、1つのみ装備可能です。ステージクリア時や特定の条件下でノーマルオプションに成長します。ノーマルオプションを最大数装備している場合、オプションシードを取得しても新たに装備することはできません。また、オプションシードには「オプションシュート」という独自の機能があります。専用ボタンを押すと、オプションシードが自機の周りで高速回転し、一定時間バリアとなって敵弾を消すことができます。この間、オプションシードは防御機能を果たし、プレイヤーを守ります。オプションシュートの発動後、オプションシードは消滅しますが、再度アイテムとして出現することがあります。
自機を全方位からの攻撃から守るバリアの役割を果たします。アイテムを取得することで発動し、耐久力は7発分あります。敵弾や障害物から自機を守るため、プレイヤーにとって非常に重要な防御手段となります。フォースフィールドが発動すると、自機は炎のようなエフェクトに包まれ、どの方向からの攻撃にも対応できるようになります。しかし、地形に近づきすぎるとフォースフィールドが削られてしまい、耐久力が減少するので注意が必要です。耐久力がゼロになるとフォースフィールドは消滅します。フォースフィールドの出現率は他のアイテムと比べて低いため、取得するチャンスは限られています。フォースフィールドは一度取得すると強化されることはありませんが、耐久力が減少している場合には再度取得することで初期値まで回復させることができます。
ステージ構成
ゲームは全6ステージから成り、縦スクロールと横スクロールが交互に登場します。1・3・4・5面は横スクロール、2・6面は縦スクロールという構成です。
ステージ | 方向 | 世界観 | ボス |
---|---|---|---|
1 | 横 | 亜生命空間 | ゴーレム、バイター |
2 | 縦 | プロミネンス要塞 | Hydra(ハイドラ) |
3 | 横 | バイオハザード | カラブ、アバドン |
4 | 横 | 巨大戦艦 | テニーロップ(テトラン2) |
5 | 横 | アステロイド | プレートコア、クラブレス、キャニコロ |
6 | 縦 | ドゥーム | ケルベロス、ドゥーム |
ステージ1は、「亜生命空間」と呼ばれる場所で、異質な生物が徘徊するステージです。最初から巨大な龍が画面を縦横無尽に動き回りますが、これを倒すことはできません。龍は無視して、出現する雑魚敵を倒しながらパワーアップアイテムを取得して進んでいきます。ステージの最初では、敵編隊がレーザーとリップルレーザーを落としますが、これらは無視して進むのが良いでしょう。途中、2列に並んだ敵編隊が出現します。これらの敵を倒すとオプションアイテムを落とすことがありますが、最後から2つめのアイテムを取り逃すと、最後の敵がオプションを出さないことがあります。そのため、取らずに進む2つのアイテム以外はできるだけ回収するようにします。中ボスであるゴーレムはステージ中盤から後半にかけて出現します。ゴーレムを倒せば高得点が得られますが、逃すと大ボスに食われるという演出があります。ゴーレムは細胞分裂で増殖する特異な生体兵器で、ドゥームの生体兵器の中でも特にポピュラーな種類です。ゴーレムを倒した後は、ボスまで問題なく進むことができます。
ボスは「バイター」と呼ばれる生物で、洞穴内に生息しています。バイターの体内には寄生生物がいて、体当たり攻撃やマグニュリンを吐き出す攻撃を繰り返します。バイターの弱点は口内にある寄生生物の感覚器官です。この感覚器官を攻撃することで、効率よくダメージを与えることができます。バイターの攻略には、オプションをうまく利用することが重要です。オプションをボスの周囲に配置し、攻撃が届きやすいように位置取りを行います。バイターが体当たりを仕掛けてくる際は、素早く移動して回避しつつ攻撃を続けます。バイターがマグニュリンを吐き出すときには、ショットで迎撃しながら隙を突いて攻撃を集中させます。
ステージ1のBGMは「SILVERY WINGS AGAIN」です。2周目では「Power of Anger」が流れます。
ステージの冒頭では、小さな破壊可能な人工太陽と大きな破壊不可能な人工太陽が出現します。小さな人工太陽は弾を撃ち出しますが、少々硬いため、ツインレーザーを中心に攻撃するのが効果的です。ツインレーザーは敵に対する攻撃力が高く、特にこのステージでは非常に有効です。大きな人工太陽は炎を吹き出しますが、この炎はショットで消すことができるので、囲まれる前に積極的に攻撃して消していきましょう。ステージ中盤には、自機を挟むようにザブ(敵キャラクター)が出現します。
ボスは「ハイドラ」です。ハイドラは3つの首を持ち、それぞれから炎を吐いて攻撃してきます。また、本体中央からも定期的に強力な炎を吐き出します。ハイドラはプロミネンス防衛システムの一環として造られたメカ生命体で、宇宙空間だけでなく惑星上での行動も想定されています。そのため、翼を持ち、完全自己思考システムを有しています。ハイドラの攻撃パターンは比較的単調で、3つの首からの炎と本体中央からの強力な炎を交互に放つだけです。各首を破壊することでハイドラの攻撃力を削ぐことができます。特に、オプションを広げて一気に攻撃するのが効果的です。首が引っ込んだときに中央から放たれる巨大な炎はショットで打ち消せるので、冷静に対処しましょう。
ステージ2のBGM「SENSATION」は、本作を代表する楽曲です。
細胞壁に覆われたバイオハザードエリアです。前半では蛇のような敵が出現し、2匹以上になると危険なので、出現と同時に素早く倒すことが重要です。特に背後から出現する蛇はオプションをうまく配置して対処します。ステージが進むと青い背景の地帯に入り、ハッチから次々と敵が出現します。ここではハッチを優先的に破壊し、敵の増援を防ぐことがポイントです。青いシャッター地帯では、シャッターの開閉に注意しつつ、背後から来る雑魚を事前にオプションを左側に配置して進むことで、安全に攻略できます。最後の触手に対しては、ツインレーザーやリップルレーザーでは弱点を攻撃しにくいため、レーザーの第2段階を使うことが望ましいですが、この場合ボス戦が長引く可能性があるので、自分の腕前に応じて判断してください。
ステージ3のボスは、カラブとアバドンの2段階で構成されています。カラブは対バクテリアン用に開発された生体兵器アバドンが暴走し、変異したもので、画面内に見えているものすべてがカラブの本体です。最初は穴から雑魚と本体からレーザーを撃ってきますが、これは問題ありません。第2段階になると頭を飛ばし、大量の弾を撃ってきます。この時は、事前にオプションを配置し、反時計回りに動きながら攻撃すると楽に倒せます。アバドンは臓器が破壊され、攻撃手段を失うと本体が自ら突撃し、渦巻き状に細胞弾を発射します。この攻撃は軟弱で最期のあがきに過ぎないため、渦巻き状の動きに合わせて回避しながら攻撃します。
ステージ3の使用曲は「ALL IS VANITY」です。
上下から戦艦が出現する構成が特徴です。ここでは戦艦を破壊しながら進みますが、隠しボーナスを狙うための条件があります。前半の2機の戦艦を、パーツを一切破壊せずに本体のみを破壊すると、隠し戦艦が出現し、10万点のボーナスが得られます。まず、右上から出現する雑魚を全滅させた後、すぐに右下に縦にオプションを並べ、右下から来る戦艦を倒します。この時、戦艦が撃つ爆雷の爆風にも当たり判定があるので、距離を取って戦艦を攻撃する必要があります。次に、右上にオプションを配置し、右上から来る戦艦を同様に倒します。2機の戦艦を破壊できると、左上から隠し戦艦が出現します。この時、左側でオプションを固めて待ち、画面の中央を過ぎたら上のパーツ、エンジン、本体の順に破壊します。成功すれば10万点のボーナスが得られます。中盤以降は、下から撃ってくるレーザーに注意が必要です。上の戦艦の下を抜ける際に発射されるジェット噴射も注意が必要です。
ボスであるテニーロップ(テトラン2)は、メカと生物の要素を持つハイブリッドで、触手を広げて攻撃してきます。まず、オプションを真ん中から左下に配置し、ボスのやられ判定が生まれた瞬間に攻撃を開始します。うまくいけば瞬殺できますが、破壊に失敗した場合は、ボスの動きに合わせて攻撃を続けます。ボスの攻撃は回転しながらの触手攻撃と、雑魚がばらまく弾です。オプションを使ってボスの動きを予測しながら、触手の攻撃を避けつつ攻撃を当てます。右から出現する雑魚も同時に対処する必要があり、弾の間をうまく避けながら戦うのがポイントです。
ステージ4の楽曲は「SERIOUS! SERIOUS! SERIOUS!」です。この曲は2周目では「LAST EXIT」です。
ステージ5の特徴と攻略に役立つ情報、ボスの倒し方、使用曲について
ステージ5は、上下に無限スクロールする宇宙面です。前半は隕石が大量に出現し、これをうまく避けながら進む必要があります。中盤では、基地の内部を進むか外側を進むかでルートが分かれます。内部は地形が複雑で難易度が高いため、外側を進む方が比較的楽です。この基地を抜けた直後には、背後から大量の編隊が出現します。壁に縦に設置されたハッチから出現する編隊は、自機を察知すると横座標を合わせて一気に向かってくるため、ハッチの位置に自機を合わせて出される前に破壊するのが安全です。
ステージ終盤には、ボス的な位置づけの壁面要塞プレートコアとの戦闘があります。プレートコアは5か所に計7つのコアを持っており、クラブレスやキャニコロといった攻撃と防御システムが出現します。まずはクラブレスを優先的に破壊します。クラブレスは青い弾を撃ってきますが、これを避けるために弾を真ん中に集めてから上下に一気に動くと安全です。本体から出現するキャニコロはWAY状に弾を撃ってきますが、コアの上下から出現する編隊が体当たりしてくるため、編隊が出現する位置にオプションを合わせてショットを撃つのが効果的です。
このステージの使用曲は『SPEED』です。2周目では『PLANET RATIS』が流れます。
ステージ6は、最終ステージとして難易度が非常に高く設定されています。まず、ステージ開始直後にパワーアップアイテムを持った雑魚敵が大量に出現します。復活時にパワーアップを集め直すチャンスですが、同時に大量の弾も飛んでくるため、アイテムの回収は雑魚敵を全滅させてから行うようにします。ステージが進むとレーザー機「トータス」と破壊可能なブロックからモアイが同時に攻撃してきます。このモアイは破壊できないため注意が必要です。
中ボスのケルベロスは3か所に砲台、4か所にレーザー砲台を備えており、左右のユニットにもレーザー砲台を装備しています。出現時に両端にいる2つのユニットのどちらかを集中して一気に破壊します。ユニットが左右に広がり、ボスの動きが止まるとレーザーをばらまいてきますが、ユニットの正面から少し外れた位置に自機を置くことで避けられます。両方のユニットを破壊した後は、本体だけが残ります。本体がレーザーを撃つタイミングに合わせて近づき、一気に攻撃します。この戦法を繰り返すことで、ケルベロスを効率的に倒せます。
ケルベロスを撃破すると高速スクロールに突入します。1回目の分岐は右、2回目の分岐を左で抜け、後は画面の1番上にいるだけで抜けれます。
『沙羅曼蛇2』の最終ボス・ドゥームは、拡散ショット、3方向からのサーチショット、爆裂ショットを使用してきます。また、ボスエリアの画面左右上端の穴からは、雑魚敵「ドブゲ」が多数出現します。まず、左右の砲台から出現する雑魚敵を倒してアイテムを回収し、装備を整えます。ただし、ミサイルを取るとランクが上がるため、慎重にアイテムを選びます。ドゥームを撃破すればエンディングがスタートします。
なお、ステージ6の楽曲は「DEAR BLUE」と「PRELUDE OF THE LAST BATTLE」です。
敵キャラクター
キャラクターは中心に大きな円形のパーツがあり、その周囲に複数の短い突起物が配置されています。突起物は円の中心から外向きに放射状に伸びており、全体としてギアや機械部品のような印象を受けます。突起物の先端には、異なる形状のパーツが付いており、それぞれが特徴的なアクセントになっています。破壊したときの獲得点は100点です。
名称通りドーナッツを模したデザインです。全体的な形状は円形で、中央には大きな穴が開いています。ドーナッツの外側にはギザギザしたラインが見え、これがドーナッツの外皮を表現しているようです。破壊したときの獲得点は100点です。
『ワスプ』のキャラクターデザインは、その名の通り、スズメバチ(ワスプ)を連想させる形状と機械的なディテールが融合したユニークなデザインとなっています。全体的に、メカニカルで工業的な印象を与えます。まず、キャラクターの上部には、大きくて丸みを帯びたボディがあり、そこから2本のアームが伸びています。アームは角ばっており、関節部分が目立ちます。撃滅したときは100点を獲得できます。
全体的に丸みを帯びた形状をしています。ハウンドは、全体的にメカニカルなデザインが特徴で、機械的なパーツが組み合わさった印象を受けます。撃滅すると100点が加算されます。
ヘルメットのような頭飾りをかぶっています。頭飾りは左右に広がり、角のような形状をしています。全体的にブロック状のデザインで、ロボットのようなメカニカルな雰囲気が漂っています。撃滅すると500点を獲得できます。
撃滅すると100点を獲得できます。
ウォームは、巨大なミミズのようなキャラクターです。画面中央を蛇行しながら移動し、その体はうねりくねっているため、プレイヤーはその動きを予測しながら攻撃を避ける必要があります。ウォームの外見は金属的な光沢を持ち、全体的に紫がかった色合いで覆われています。ウォームの全長は画面を埋め尽くすほど大きく、その存在感は圧倒的です。ウォームは破壊不能。
ゴーレムは大きな体を持ち、主に黄褐色の肌色をしています。体の表面は突起や節があり、全体的に不規則な形状をしています。頭部には複数の目が配置されており、それぞれが異なる方向を向いています。これにより、ゴーレムは周囲の状況を広範囲にわたって把握できるようになっています。胴体からは赤い触手が生えています。ゴーレムは「100点✕ライフ」「破壊時には100,000点」を獲得できます。ゴーレムはボスに食べられることがあり、破壊不可能のように見えますが、パワーアップアイテムと攻撃を駆使すれば、時間制限内で倒すことが可能です。
マグニュリンは、鮮やかなピンク色をした蛇のような生物で、全体的に滑らかな曲線を持っています。彼らは複数で集団を形成しています。撃滅すると100点が加算されます。
バイターは、ステージ1のボスです。巨大な魚のような形状をしており、全体的に青を基調とした体色を持っています。頭部には複数の黄色い目が並んでおり、獰猛な印象を与えます。口は非常に大きく、鋭い歯がびっしりと並んでいます。この口を開けてプレイヤーの機体に襲いかかる様子が特徴的です。バイターは体当たり攻撃や、口から「マグニュリン」と呼ばれるピンク色のミミズのような生物を吐き出す攻撃を繰り返します。これらのマグニュリンは独自に動き回り、プレイヤーの進行を妨げるため、非常に注意が必要です。バイターのスコアは5,000点で、倒すことで高得点を獲得できます。さらに、このキャラクターの弱点は口内に見える寄生生物の感覚器官です。
ハイドラは、ステージ2のボスです。首は全部で6本あり、1,500点/本です。胴体は金属製で、まるで宇宙船のような構造をしています。6本の首は、それぞれが独立して動くことが可能です。2か所にある三つ叉の首から計6本の火炎を吐く攻撃は、プレイヤーにとって大きな脅威です。さらに、定期的に本体中央からプロミネンスを放ち、その攻撃力を一層高めます。
カラブは、ステージ3のボスです。カラブは、11の臓器と本体であるアバドンで構成され、謎の物質を排泄しつつけて本体を防御します。本体に攻撃がおよぶと生体レーザーで対抗します。外見は、生体組織のような質感を持つ赤色やピンク色の構造物で満たされています。
テニーロップ(テトラン2)は、ステージ4のボスです。円形の中央コアを持ち、コアの周囲には、4本の長いアームが放射状に配置されています。アームは、360度自由に回転しながら攻撃を行います。アームの長さは状況に応じて変化し、プレイヤーに対して多様な攻撃を仕掛けます。破壊すると5,000点が得られます。また、装甲は1,000点✕3の計3,000点を獲得できます。
壁面要塞プレートコアは、ステージ5のボスです。画面の右端に位置し、その外観は非常に特徴的です。プレートコアは大型の固定要塞で、金属的な外観を持っています。プレートコアは5か所に合計7個のコアを持ち、各コアの得点は1,000点です。中央にある大きなコアは紫色に光り、硬い装甲に守られていますが、プレイヤーがコアを攻撃することでダメージを与えることができます。撃破することで5,000点のスコアが得られます。また、クラブレスを破壊されると、内部で即座に生産し補充する能力を持っています。
巨大な戦艦のような存在です。全体のデザインは非常に機械的で未来的な雰囲気を持ち、金属的な青や銀色を基調とした戦艦の本体には多くの細かいディテールが施されています。前面には鋭い突起物が複数あり、これがまるで牙のように見えるため、「ケルベロス」という名にふさわしい威圧感を醸し出しています。両サイドには複数の砲台が配置され、強力なビームやミサイルを発射します。砲台は円筒形で、鋭いエッジがあり、攻撃時には赤や緑のエネルギービームを放出します。全体的なシルエットは非常に幅広く、重厚感があります。後部にはエンジンノズルのようなものが複数見られ、これは戦艦が宇宙空間で機動するための推進力を提供していると考えられます。『ケルベロス』は、左右にユニットが広がり、動きが止まるとレーザーをばらまく特性を持っています。レーザーを避けるためには、どちらかのユニットの正面から自機1機分外側にずれた位置にいれば安全です。このキャラクターを倒すと、パーツごとに500点、左右のユニット各3,000点、そして全体を破壊すると5,000点の得点を獲得できます。強力な敵でありながら、倒すことで得られる高得点も魅力の一つです。
ドゥームは、ステージ6のボスであり、『沙羅曼蛇2』の最終ボスです。ドゥームは巨大な顔を3つ持ち、額からは鋭い角が突き出しています。顔全体は不気味な雰囲気を醸し出しており、口元には牙のような突起物が特徴です。目の部分は暗く、生命感のない冷徹な表情をしています。顔の両側には巨大なメカニカルアームが取り付けられ、これらのアームは力強く、精密な機械的ディテールが施されています。アームの周りには紫色のエネルギーが放出されており、このエネルギーは攻撃に使用されることが示唆されています。攻撃能力は拡散ショット、3方向からのサーチショット、爆裂ショットをまき散らすことができます。爆裂ショットを破壊することで200点、ドゥーム自体を破壊することで100,000点を獲得することができます。
データ
このタイトルの基本情報です。
発売年 | 1996 |
プラットフォーム | アーケード |
ジャンル | シューティング |
プレー人数 | 1-2人 |
メーカー | コナミ |
開発会社 | コナミ |
プロデューサー | TANGO |
ディレクター | Qchan |
シナリオ | |
グラフィック | SATONYAN、MASATO HIJIMA、SANSHI SDR、KAORI NISHIMURA、YAS、MOTOHISA ANDO |
サウンド | YOU TAKAMINE、前田尚紀 |
販売数 | |
受賞歴 |
評価
アーケードゲーム『沙羅曼蛇2』に対するプレイヤー評価はポジティブが30%、ネガティブが70%という比率になっています。グラフィック、サウンド、ステージ構成、難易度バランスが高レベルであり、初心者に対しても配慮がなされている点が評価されています。ミス後のオプション回収が容易になったことやランクシステムの導入で初心者にも遊びやすい工夫がされています。2P側のランク上昇速度が低めに設定されている点も評価ポイントです。
しかし、『沙羅曼蛇2』は前作の焼き増しとの批判を受け、色使いや敵配置が悪く、面白みに欠けると評されています。「沙羅曼蛇」らしさが無いとの指摘も多く、特に縦スクロールステージでのミサイル投下ができないため、立体感に欠けるという問題があります。オプションシュートも微妙で、使いどころが限られるためプレイのテンポを崩しやすいとされています。初期の移動速度が遅く、復活時の回避が難しい点も指摘されています。フォースフィールドの出現が運任せであり、出現率が低いことも不満点の一つです。また、スクロール速度が遅くなったことでスリルやスピード感が減少しました。ラスボスは攻撃してくるという新しい試みがあるものの、当時の縦スクロールシューティングゲームと比較すると特筆すべき新要素に欠けていました。
全体として、『沙羅曼蛇2』は1作目の完成度が高かったため、比較の結果として厳しい評価が集まっています。
分析の元データは、インターネット上の書き込み情報などを可能な限り収集。相当量の情報を元に解析を実施しています。