バラデュークの続編『爆突機銃艇』

『爆突機銃艇』

『爆突機銃艇』は、1988年にナムコから発売されたアーケード向けのアクションシューティングゲームです。アクションゲーム『バラデューク』の続編として、グロテスクなモンスターを撃滅するという特徴を引き継ぎつつ、新要素として「機銃艇」が登場します。

『爆突機銃艇』とは

『バラデューク』の続編であり、グロテスクな宇宙生物を撃滅するという特徴を引き継いでいます。本作では、ハード性能の向上に伴い、より大きなキャラクターで描かれた宇宙生物と戦うことになります。また、新要素として「機銃艇」が登場し、これによりプレーヤーの攻撃力が大幅にアップします。

バラデューク

ゲーム内容

プレーヤーは、自機を操作してグロテスクな宇宙生物を撃滅していきます。ゲームの目的はステージ右端にあるゴールに辿り着くことです。その途中で、機銃艇や波動銃などのアイテムを取得し、攻撃力を上げることが可能です。また、特定のステージをクリアしたり、コンティニュー時にはルーレットに挑むこともできます。全36面。1周エンド(本編は30面で、条件を満たすとおまけステージとして6面がプレーできます)。

ストーリー設定

数年前、第一次救出隊の活躍によりオクティ族が潜むバラデューク要塞は消滅したと思われた。しかし、そうではなかった。最後に与えられた使命、それは凶悪宇宙生命体オクティ族を殲滅する事だ。

ゲームシステム

8方向レバーと1つのボタンを使用します。レバーで移動し、ボタンで波動銃を発射します。ただし、波動銃は右方向にしか撃てず、方向転換はできません。また、前作と異なり被弾でミスでミスとなります。体力は存在しませんが、機銃艇を装備していた場合はパワーダウンと引き換えに一度だけ防御できます。

操作方法

操作方法は8方向レバーと1つのボタンを使用します。レバーで移動し、ボタンで波動銃を発射します。ただし、波動銃は右方向にしか撃てず、方向転換はできません。

前作からの変更点

『爆突機銃艇』は、前作『バラデューク』からいくつかの変更点があります。まず、ショットは右方向にしか打つことができなくなり、面構成が直線的で幅が乏しいため、任意スクロールは存在しますが、その範囲は限定的です。また、新たな要素として主人公やパケットが乗り込む火器の付いた小型艇「機銃艇」が登場し、これによりダメージを受けると宇宙服姿に戻るというシステムが導入されました。さらに、新敵キャラクター「ブラックパケット」やカラーカプセル(黄・赤・青・緑)が登場します。音楽面でも進化を遂げ、ゲーム中にBGMが流れるようになりました。また、ステージによってはルート分岐が設けられました。そして1Pキャラクターは前作の「KISSY」から「TAKKY」に変更されています。

アイテム

様々なアイテムを取得することで自機のパワーアップが可能です。アイテムはカプセルを撃つことで出現します。

アイテム効果
黄色パケット一つ目の生命体で、取得すると自機の周辺を回転します。ステージクリアまで生き残るとボーナス得点になりますが、敵弾に被弾すると消え去ります。消えたパケットの目玉を取ると1点獲得できます。
白パケット白くなったパケットで、取得すると専用機に乗って一緒に戦います。被弾はしませんが、ボーナスにはなりません。
パケット専用機味方のパケットが乗り込める機体です。パケットが攻撃できるようになる他、弾に対するシールドにもなります。
波動ガン自機のショットがパワーアップします。硬い敵が多いため、ほぼ必須のアイテムです。青のカプセルから出現します。
プロペラ自機のスピードがアップします。速度がかなり早くなるため、緑のカプセルから出現します。
バガンカプセルに潜んでいるパックマンみたいな敵です。今回は種類が多めで、赤のカプセルから出現します。
黒パケット偽物のパケットで、敵キャラ扱いです。通常は一定の箇所をぐるぐると回っている敵です。

データ

このタイトルの基本情報です。

発売年1988
プラットフォームアーケード
ジャンルシューティング
プレー人数1-2人(交互)
メーカーナムコ
開発会社ナムコ
プロデューサー
ディレクター
シナリオ
グラフィック
サウンド中潟憲雄、大久保高嶺
販売数
受賞歴

関連タイトル

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評価

『爆突機銃艇』は、演出面の強化や新たなアイテムの追加など、前作からの進化を遂げています。特にアニメーションは美麗になり、ゲームの視覚的な魅力を高めています。しかし、その一方で、コメディ要素の導入やグラフィックのアニメ調化など、前作のシリアスな世界観からの脱却が一部のプレーヤーからは不評を買っています。また、ゲームバランスについても、硬い敵が多く、倒すのに時間がかかるなど、ゲームが単調に感じられるという意見があります。これらの要素から、『爆突機銃艇』は前作ほどの評価を得られていません。しかし、美麗なアニメーションや新たなアイテムの追加など、新たな試みを楽しむことができるプレーヤーにはおすすめです。また、挑戦的なゲームバランスを好むハードコアなゲーマーにも向いています。

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