『ドルアーガの塔』は、ファミリーコンピュータ用に1985年に発売されたアクションRPGで、元々はアーケードゲームとして登場しました。ナムコ(現:バンダイナムコエンターテインメント)が開発したこのゲームは、その独特の難易度と謎解き要素で、当時のゲーマーに強い印象を残しました。
概要
『ドルアーガの塔』は、60階建ての塔を舞台に、プレイヤーが主人公のギルを操作し、最上階にいる悪魔ドルアーガを倒して救出するというストーリーです。ファミリーコンピュータ版では、特に「裏ドルアーガの塔」という隠し要素が存在し、通常のプレイをクリアした後に特定のコマンドを入力することでプレイ可能になります。この「裏ドルアーガの塔」では、宝箱の出現方法がアーケード版の通常面とは異なり、新たな攻略法が求められる点が特徴です。また、ファミリーコンピュータ版はアーケード版と基本的な宝箱の出現方法が同じですが、裏ドルアーガの塔においてはその限りではありません。
各階のフロアの大きさは縦7✕横16のブロックで構成されており、これにより独特の謎解き要素が生まれています。各階には宝箱が隠されており、特定の条件を満たすことで開く仕掛けが施されています。このゲームの魅力は、謎解き要素が強く、シンプルながらも奥深いゲームプレイにあります。
グラフィックは、ファミリーコンピュータという制約の中で最大限に工夫されており、シンプルながらも魅力的なキャラクターデザインと、ダンジョンの雰囲気をうまく表現しています。サウンドトラックは、ゲームの緊張感を高めるBGMが特徴的で、プレイヤーの集中力を高める役割を果たしています。
特徴と魅力
『ドルアーガの塔』の最大の特徴は、その高度な謎解き要素です。単純なアクションゲームとは異なり、各階層での宝箱の開放条件を見つけ出す必要があり、これがプレイヤーにとっての大きな挑戦となります。また、時間制限があるため、計画的な行動が求められる点も、このゲームを特別なものにしています。
難易度は非常に高く、プレイヤーは試行錯誤を繰り返しながら攻略していくことになります。しかし、その難しさがゲームの魅力でもあり、一度クリアしたときの達成感は格別です。
操作方法と攻略方法
基本操作はシンプルで、プレイヤーは方向キーでギルを動かし、Aボタンで剣を振る、Bボタンで盾を構えるといった操作を行います。このシンプルさが、ゲームの深みを引き立てています。
攻略方法としては、まず各階層での宝箱の出現条件を理解することが重要です。また、敵キャラクターの動きをよく観察し、無駄な戦闘を避けることが攻略の鍵となります。特に後半の階層では、敵の配置が非常に厳しくなるため、慎重なプレイが求められます。
『ドルアーガの塔』は、1985年にファミリーコンピュータ用にリリースされたアクションRPGで、プレイヤーは主人公のギルを操作し、60階建ての塔を攻略していきます。しかし、このゲームの魅力は単なるクリアだけでは終わりません。通常のプレイをクリアした後に挑戦できる「裏ドルアーガの塔」という隠しモードが存在します。今回は、その「裏ドルアーガの塔」をプレイする方法をご紹介します。
裏ドルアーガの塔とは?
「裏ドルアーガの塔」とは、通常の『ドルアーガの塔』をクリアした後にプレイ可能になる特別なモードです。ファミリーコンピュータ版では、このモードに進むためには特定のコマンドを入力する必要があります。さらに、このモードでは宝箱の出現方法がアーケード版の通常面とは異なり、より複雑で難易度の高い謎解きが求められます。これにより、新たな攻略の楽しみが生まれます。
裏ドルアーガの塔をプレイする方法
裏ドルアーガの塔をプレイするための具体的な手順は次の通りです。
まず、通常の『ドルアーガの塔』を全60階層クリアします。最上階で悪魔ドルアーガを倒し、エンディングに到達します。
ゲームがエンディングを迎えたら、タイトル画面に戻ります。そこで、以下のコマンドを順番に入力します。正しく入力すると、タイトル画面の「DRUAGA」の文字が通常の青色から緑色に変わります。
- 上ボタンを6回押す
- 左ボタンを4回押す
- 右ボタンを3回押す
タイトルが緑色に変わったら、ゲームをスタートします。これで「裏ドルアーガの塔」をプレイすることができます。
裏技
ファミリーコンピュータ版には、裏ドルアーガの塔以外にも裏技があります。
面セレクト裏技の方法
以下の手順に従って、面セレクトを有効にしてください。
ゲームのタイトル画面でIコントローラーを使用します。最初に上を押し、その後下、左、右、下、上、右、左、左、右、下、上、右、左、上の順にボタンを押します。
IIコントローラーの左とBボタン、IコントローラーのAボタンを同時に押し、その状態でIコントローラーの下を押します。
コマンドが成功すると、コンティニューを選択してゲームを開始した際に、1階から60階までの面セレクトが可能になります。面の選択は通常のコンティニュー操作と同様に、Iコントローラーの上下ボタンで行います。
面セレクト中にIIコントローラーのAボタンを押すと、選択中のフロアのアイテムを取得できます。また、Bボタンを押すと選択中のフロアのアイテムを破棄することができます。
さらに、AボタンまたはBボタンを押し続けた状態で上下ボタンを操作することで、通過したフロアのアイテムを自動的に取得または破棄することが可能です。これにより、1つ1つのフロアでボタンを押す手間を省けます。
フロア60を選択し、Aボタンを押すと全てのフロアのアイテムを手に入れた状態になります。ただし、フロア60でBボタンを押しても「全てのフロアのアイテムの破棄」にはならない点に注意が必要です。コマンド入力後にセレクトボタンを押してコンティニューを選んでも、先にセレクトボタンでコンティニューを選択してからコマンドを入力しても、面セレクトは有効になります。また、この面セレクトコマンドは「裏ドルアーガの塔」でも使用可能です。
影響と評価
ファミリーコンピュータ版『ドルアーガの塔』は、1985年にナムコから発売されたアクションRPGで、プレイヤーにとって非常に挑戦的な作品として知られています。ゲームの目的は、60階層にわたる迷宮を攻略し、悪魔ドルアーガを倒して囚われたカイを救うことです。このゲームは、難解な謎解きや隠し要素が多数存在することで評価されていますが、攻略方法が分かりにくいことから、プレイヤー間で評価が分かれています。
全体的な評価として、このゲームは難易度が高く、達成感が得られるという点で好評を得ていますが、一方で難しすぎるとの声も少なくありません。ポジティブな評価をするプレイヤーは、ゲームの複雑さや隠されたアイテムを見つけることの喜びを挙げています。約60%のプレイヤーが、この挑戦的な要素を楽しんでおり、特に攻略の達成感が大きいと感じています。しかし、約40%のプレイヤーは、ゲームが理不尽に難しく、ガイドなしでは進行が困難である点を指摘しています。ネガティブな評価をするプレイヤーは、特にゲームの難易度調整を求めています。隠し要素の発見がゲームの進行に不可欠である一方で、それを見つけるためのヒントが少なすぎると感じるプレイヤーも多くいます。これらのプレイヤーは、もう少し手軽に楽しめるような工夫を望んでいます。
このゲームは、挑戦的なゲームを好み、攻略本や友人と協力して進めることを楽しむプレイヤーに向いています。特に、レトロゲームの愛好者や過去の名作に挑戦したいと考えている人にとって、非常に魅力的な作品です。このように、『ドルアーガの塔』は難易度の高さゆえに賛否両論がありますが、やりごたえのあるゲームを求めるプレイヤーには強く支持されています。