アーケード版『グラディウス2 GOFERの野望』の魅力と歴史を深堀り!

グラディウス2

『グラディウス2 GOFERの野望』は、コナミによりリリースされた続編として非常に高い評価を受けている横スクロール型シューティングゲームです。前作の革新的なパワーアップシステムを継承しつつ、グラフィックや音楽、ゲーム性の面で大きな進化を遂げ、多くのファンに愛され続けています。

『グラディウス2』とは

本作は1988年にコナミからリリースされたアーケードゲームで、グラフィックの美しさ、独特のパワーアップシステム、そして高い難易度で多くのプレイヤーを魅了しました。特にその音楽とビジュアルの進化は注目に値し、シューティングゲームとしての完成度の高さで知られています。

ゲーム内容

プレイヤーは超時空戦闘機ビックバイパーを操り、様々なステージを通じて敵勢力と戦います。全8ステージ構成で、各ステージは異なるテーマとボスが設けられ、繰り返しプレイするごとに難易度が増す設計となっています。

ストーリー設定

『グラディウス2』の世界は、遠い宇宙の未知の星々を舞台にしています。このゲームの物語は、惑星グラディウスが新たな脅威に直面するところから始まります。前作『グラディウス』の終わりに、主人公は敵の要塞を破壊し、一時的な平和をもたらしましたが、平和は長くは続きませんでした。今作では、その敵であるバクテリアンが再び強力な力を持って帰ってきます。彼らは特殊部隊「ゴーファー」を率いてグラディウスに侵攻し、その野望はより一層の壊滅的な影響を惑星にもたらそうとしています。

この危機に際し、グラディウス軍は再びビックバイパーを強化改造し、プレイヤーはこの超時空戦闘機を操って敵に立ち向かいます。ゲームを進めるにつれて、プレイヤーは多様な状況と敵に遭遇し、それぞれのステージが独自の試練とストーリーを展開します。敵の攻撃は多岐にわたり、プレイヤーはそれを避けながら反撃の機会を伺います。最終的には、ゴーファーの指揮する強大な要塞へと侵入し、惑星グラディウスを救うための最後の戦いに挑みます。

ゲームシステム

『グラディウス2』は、操作のシンプルさと戦略的な深さを兼ね備えたゲームシステムで知られています。

ゲーム画面

画面の上部には、プレイヤーのスコアとハイスコアが表示されています。画面の下部には「SPEEDUP」「MISSILE」「DOUBLE」「LASER」「OPTION」「?」という文字列があり、これはプレイヤーが使用可能なパワーアップの種類を示しています。「1P」の下のアイコンはプレイヤーの残機です。

操作方法

プレイヤーは8方向レバーと3つのボタン(パワーアップ、対空ショット、対地ミサイル)を使用して自機「ビックバイパー」を操ります。

パワーアップシステム

敵を破壊すると出現するカプセルを集めることで、自機の武装をパワーアップすることができます。具体的には、カプセルを取得するごとにパワーメーターが進み、プレイヤーが必要なタイミングで適切な武装を選択できます。パワーアップには複数の選択肢があり、スピードアップ、ミサイル、ダブル、レーザー、オプション、シールドなどが選べます。例えば、「スピードアップ」を選択すると自機の動きが速くなり、最大5段階まで加速可能です。また、「オプション」は自機の攻撃を支援する追加ユニットで、最大4個まで装備が可能です。

タイプSPEED UPMISSILEDOUBLELASEROPTION?
タイプ1スピードアップミサイルダブルレーザーオプションシールド
タイプ2スピードアップスプレッドボムテイルガンレーザーオプションシールド
タイプ3スピードアップフォトントゥーピドダブルリップルレーザーオプションシールド
タイプ4スピードアップ2-WAYミサイルテイルガンリップルレーザーオプションシールド
シールドセレクト
タイプ1シールド
タイプ2フォースシールド

スピードアップ系

基本的なパワーアップのひとつで、プレイヤーの操作する自機「ビックバイパー」の移動速度を向上させる機能です。このパワーアップは、敵を破壊することで出現する赤いカプセルを取得することによりアクセス可能なパワーアップメニューの中で選択できます。スピードアップを一度選択すると、ビックバイパーの横移動速度が増加し、敵の攻撃を回避しやすくなるなど、ゲームプレイの機動性が向上します。プレイヤーは最大5段階まで速度を上げることができ、各段階で速度が累積的に増加します。初期状態から第一段階のスピードアップを選択すると、自機の速度は約20%増加し、その後、さらに各段階で約15%ずつ速度が上がります。しかし、速度が上がることで操縦が難しくなる可能性もあるため、プレイヤーは自身の操作スキルやゲームの状況に応じて最適な速度を選ぶ必要があります。速度が速すぎると、狭いスペースでの正確な操縦が求められる場面で自機を制御することが難しくなり、敵や障害物に衝突するリスクが高まります。

ミサイル系

ミサイル系は、敵や地形に対して効果的な攻撃をします。通常のミサイルは前方斜め下に発射され、地面に沿って進む機能を持っています。スプレッドボムは大きな爆風を伴い、広範囲を攻撃できます。フォトントーピドと2-WAYミサイルもあり、それぞれ特有の攻撃パターンと効果があります。

基本的なミサイルは「MISSILE(ミサイル)」と呼ばれ、これは前方斜め下に発射され、地面に沿って進む特性があります。このミサイルは壁や急な斜面を登ることはできませんが、平坦な地形を進む際には非常に有効です。

SPREAD BOMB(スプレッドボム)は、特に地形や敵が密集している状況でその真価を発揮します。発射後に緩い放物線を描きながら前方に落下し、接触した地点で大きな爆風を発生させる特性を持っています。この爆風は、広範囲にわたり攻撃力を持つため、複数の敵や障害物を一度に除去することが可能です。大型の敵やボスキャラクターに対しても有効。ただし、爆風が大きいために敵の弾が爆風に隠れやすくなるというデメリットも存在します。また、爆風の発生するタイミングや位置によっては、後方の敵を処理しづらいという問題もあります。

PHOTON TORPEDO(フォトントゥーピド)は、自機の直下に垂直方向に投下され、弾速が遅いものの、耐久力の低い敵を貫通する能力があります。フォトントゥーピドは接地後、地面に沿って進むため、床面から出現する雑魚敵を効率的に攻撃することができます。しかし、その遅い弾速のために、特に多数の敵が登場するステージでは弾切れを起こしやすく、連続して敵を倒すことが困難になる場合があります。そのため、使用する際には戦略的な判断が求められます。

2-WAY MISSILE(ツーウェイミサイル)は、自機の前方から上下に1発ずつ、合計2発のミサイルを発射します。発射されたミサイルは急な放物線を描きながら進行し、上方と下方の敵を同時に攻撃する能力を持っています。この特性により、プレイヤーは上下の広範囲にわたる敵に対して効果的に対応することが可能です。ただし、ミサイルが地形に当たるとそのまま消滅するため、地形を利用した戦略的な使用が求められます。ツーウェイミサイルは特に敵が多方向から接近してくるステージで大きな効果を発揮します。

ダブル系

ダブル系は、自機の前方ともう一方向(上方または後方)に同時に通常弾を発射できるようになります。具体的には、「ダブル」が前方と斜め上方向に、そして「テイルガン」が前方と後方に射撃します。これにより、敵の位置に関わらず広範囲をカバーすることが可能になります。

DOUBLE(ダブル)は、通常のショットに加えて、特定の追加方向にも同時に弾を発射できるようになります。具体的には、前方と前方斜め上45度にノーマルショットを発射します。これにより、攻撃のカバー範囲が広がり、敵をより効果的に撃破することが可能です。ただし、ダブル装備中は、各方向に撃った弾が両方とも消滅しない限り、再発射はできません。このため、連射力やタイミングに注意を払う必要があります。

TAIL GUN(テイルガン)は、自機ビックバイパーは前方と同時に後方にもノーマルショットを撃つことができるようになります。これにより、後方から迫る敵に対しても効果的に対処することが可能です。テイルガンの存在は、360度の脅威に対応する戦略的なプレイを可能にし、プレイヤーにとっての防御と攻撃の幅を広げます。特に、敵が多方向から接近するステージではこの装備の価値が高まります。各方向に撃った弾が両方とも消滅しない限り再発射できないため、射撃タイミングの管理も重要となります。

レーザー系

レーザー系装備は、前方に直線的に発射され、耐久力の低い敵を貫通する能力があります。ボタンを押し続けることでレーザーが伸び続け、自機の上下移動に連動して射線が変わるため、複数の敵を同時に攻撃できます。

LASER(レーザー)は、耐久力が低い敵を貫通する能力を持つレーザー光線を発射します。ボタンを押し続けることで発射が継続され、自機のY軸移動に連動して射線が動くため、多方向から接近する敵に対しても効果的に対処できます。レーザーの当たり判定は、『グラディウス』よりも2ドット分狭く設計されており、前作のプレイヤーは違和感があるはずです。タイプ1のレーザーは『グラディウス』のような直線状のレーザーで、タイプ2は『沙羅曼蛇』や『ライフフォース』のような螺旋状のレーザーとなっています。これにより、ゲームの状況に応じて異なる種類のレーザーを選択することができ、戦術の幅が広がります。特にタイプ2の螺旋状レーザーは、その形状から敵を捕捉しやすく、広範囲にわたる攻撃が可能です。しかし、どちらのタイプもショットボタンを連打することでレーザーを分断する操作はできないため、連続して高出力のレーザーを保つためには、ボタンを押し続ける必要があります。また、レーザーを撃ちながら自機を上下に激しく動かすと、レーザーが途中で分裂してしまうことがあり、これを利用した戦略的な攻撃も可能です。

RIPPLE LASER(リップルレーザー)は、自機から発射された後、前進するにつれて徐々に拡がる波紋の形をしています。リップルレーザーの最大の特徴は、発射されると波紋が広がり、その広がりによって縦方向の当たり判定が広がることです。これにより、広範囲の敵を一度に攻撃することが可能となります。さらに、リップルレーザーは通常のショットと同じ威力を持ちながら、敵にヒットするまでの間に地形や障害物に吸収されにくい性質を持っているため、非常に使い勝手が良いです。特に敵が密集している場面や、広範囲をカバーする必要があるステージでその真価を発揮します。前方に進むにつれて拡がる波紋は、複数の敵を同時に捉えることができ、効率的にステージをクリアする手助けとなります。また、このレーザーは最大2連射まで可能で、連続して使用することでさらに広範囲を制御下に置くことができます。

オプション系

オプション系は、自機ビックバイパーの攻撃力を強化する重要なパワーアップです。最大4個のオプションを装備可能で、これらは自機と同じ攻撃を行い、敵や地形に接触しても破壊されない無敵の発光体として機能します。オプションの配置と動きは自機の操作に追従します。

OPTION(オプション)は、プレイヤーの自機「ビックバイパー」の攻撃力を飛躍的に向上させる装備です。自機と同じ攻撃を行う追加の発光体であり、最大4個まで装備することが可能です。オプションが装備されると、自機の発射するショットやミサイルと同様のものを、オプション自身も発射します。敵や地形に接触しても破壊されることはなく、自機の動きをトレースする形で画面内を動きます。これにより、自機の発射範囲が大幅に拡大し、多方向からの敵に対しても効率的に対処することができます。例えば、自機が前方に向かって攻撃を行っている際も、オプションが周囲の敵を自動的に攻撃するため、プレイヤーの生存率が向上します。

シールド系

シールド系は「SHIELD」と「FORCE FIELD」の2種類があります。SHIELDは前方からの攻撃を防ぎ、耐久力は高いですが、FORCE FIELDは全方向を防御するもので耐久力は低めです。これらのシールドは敵の攻撃から自機を守り、即死を軽減します。

SHIELD(シールド)は、自機の前方を防御する役割を持っています。通常の敵弾を最大で16発まで防ぐことができる耐久力を持っています。難易度の高いステージやボス戦でその価値を発揮します。

FORCE FIELD(フォースフィールド)は、自機の周囲を覆うように展開されるエネルギー盾で、敵の攻撃からプレイヤーを守る重要な役割を担っています。フォースフィールドは、シールドの耐久力16発に対して低く、通常の弾を3発分しか吸収することができません。しかし、その全方向をカバーする防御能力は非常に高く評価されています。ゲームが進行するにつれて出現する敵の攻撃が激しくなる高難易度のステージでは、プレイヤーの生存率を大きく向上させることがあります。また、フォースフィールドは雑魚キャラやイオンリングに当たった場合、通常弾2発分のダメージを受けるという特性があります。これは、シールドの耐久力が1残っている状態でも、さらに雑魚キャラに当たっても即座に破壊されることはないため、プレイヤーにとっては非常に貴重な防御手段となります。

ステージ構成

全8ステージから成り立ち、それぞれが特有のテーマとボスで構成されています。序盤は人工太陽やエイリアンのステージから始まり、中盤には結晶や火山のステージが登場し、最終的にはGOFER艦内のボスラッシュと最終ボス戦が展開されます。各ステージは独自の視覚効果とサウンドトラックでプレイヤーを引き込みます。

ステージ世界観概要ボス
1人工太陽大小8個の人工太陽が配置された上下無限スクロールステージフェニックス
2エイリアン奇怪な生命体や触手を相手にする網状の障害物ステージビッグアイ
3結晶前方から押し寄せる高耐久力の結晶群をかいくぐるステージクリスタルコア
4火山大量の火山弾を噴出する火山が登場し、地形全体が赤黒くなるステージデスMk-II
5モアイ破壊可能なイオンリングを放出するモアイ像群を破壊しながら進むステージビッグモアイ
6高速迷路スクロールスピードが通常の2倍近くある特殊ステージビッグコアMk-II
7ボスラッシュグラディウス、沙羅曼蛇、ライフフォースに登場したボスと連戦するステージビッグコア、ゴーレム、テトラン、ガウ、イントルーダ、カバードコア
8GOFER艦内敵の本拠地である最終ステージ。巨大なハッチを破壊して敵艦内へ侵入クラブ、ゴーファー
ステージ世界観楽曲
1人工太陽「TABIDACHI」「Burning Heat」「Take Care!」
2エイリアン「A Shooting Star」「Synthetic Life」「Take Care!」
3結晶「A Shooting Star」「Crystal World」「Take Care!」
4火山「A Shooting Star」「A Way Out of The Difficulty」「Take Care!」
5モアイ「A Shooting Star」「The Old Stone Age 1」「The Old Stone Age 2」「Take Care!」
6高速迷路「A Shooting Star」「Maximum Speed」「Take Care!」
7ボスラッシュ「Gradius 1 BOSS Theme」「SALAMANDER BOSS Theme」「Fire Dragon」「Take Care!」
8GOFER艦内「A Shooting Star」「Into Hostile Ship」「Shoot and Shoot」「The Final Enemy」「Take Care!」

攻略

各ステージをクリアするためのポイントを紹介します。

ステージ1は、大小合わせて8つの人工太陽から成り立っています。このステージは上下に無限スクロールする特徴があり、プレイヤーは縦の移動を駆使して進む必要があります。

主な敵は、人工太陽から出現する火竜です。火竜は出現してから時間が経つと再びは出現しないため、出現した瞬間に速やかに破壊することがポイントです。火竜を効率良く倒すことで、スコアを大きく伸ばすことができます。具体的には、火竜1体につき3,000点の高得点が得られ、うまく倒せばステージ終了時に約135,000点から150,000点を獲得することが可能です。

ステージの進め方としては、最初に第1太陽左側で2匹の火竜を倒し、次に第1太陽上側と左下から順に火竜を倒していきます。同様に第2太陽でも火竜を倒していく戦術が有効です。また、途中で出現する雑魚敵からミサイルを入手することが重要で、これによって更に効率良く敵を倒していくことができます。

1面のボスは「フェニックス」という火の鳥です。フェニックスを倒す方法としては、画面一番上にオプションを並べて攻撃することで迅速に倒すことができます。また、フェニックスが火の玉を11回出すまで待ち、その後で倒すことで更に高得点を狙うことができます。

ステージ2は、約3画面分の縦スクロールの領域が特徴的なステージです。このステージでは、プレイヤーは上下に移動しながら進むことになります。網状の壁が画面を覆っており、この障害物を避けつつ敵を倒していく必要があります。特に目立つ敵はホーミング雑魚で、これらはプレイヤーの動きを追尾してきます。

ステージの中盤では、触手のような障害物が登場しますが、これは破壊することはできませんが、攻撃を加えることで一時的に引っ込むため、その隙をついて前進することができます。終盤にはスクロールが停止し、画面上に留まると強制的に下にスクロールされるため、注意が必要です。この際、レバーを下に入れていると地面に激突してしまう危険性があります。

ボスは「ビッグアイ」と呼ばれる敵で、大きな岩を飛ばして攻撃してきます。岩の飛ぶ方向を見極めて避けつつ、オプションを画面真ん中付近で固めて攻撃を集中させることが有効です。また、ボスが腕を振りかぶる前には、画面上部のくぼみの左端に位置すると安全です。飛んでくる目玉を下から避けることがポイントです。

ステージ3は「結晶面」として知られ、特に初心者にとっては大きな試練となります。このステージは、光り輝く結晶が特徴で、その美しさとともに難易度も高いです。ゲーム進行において、オプションを4つ装備しておくことが理想です。

前半部分では上下に配置された地形がありますが、特に難しい場所はないため、スムーズに進むことが可能です。中盤には連なるハッチが配置されており、これを破壊することが必要ですが、4番目以外の装備であれば、オプションを前方に伸ばして破壊する方法が効果的です。横長の結晶が動いているエリアでは、結晶がぶつからない限り方向を変えないため、結晶が離れた瞬間に前進するタイミングを見計らうことが大切です。最も困難なのは結晶ラッシュ地帯で、オプションを縦に並べて前方に出て撃ち込む戦術が有効ですが、連射装置がない場合は戦いが難しくなります。連射装置があれば、結晶を素早く破壊して点数を稼ぐことができます。このエリアでの死亡を避けるためには、小さな結晶を中心に破壊し、大きな結晶塊は避けることを心掛けましょう。

ボスはクリスタルコアで、高速でレーザーを放ってきます。このレーザーはパターンが一定なので、画面の下部で横移動を主にして避けることができます。レーザーラッシュに対しては、画面の最下部に位置することで回避できます。ボスが登場したとき、縦座標を合わせて、腕を開いた瞬間にコアの正面に潜り込むと攻撃が有効です。

ステージ4は、グラディウスシリーズの伝統に従った火山面です。このステージは、上からの攻撃が非常に激しいため、装備によって難易度が大きく異なります。ステージ全体のBGMは前作『グラディウス』の火山面のものに劣らず美しく、軽快な音楽が特徴です。

ステージ序盤では、オプションハンターが出現しやすい場所があります。特に、道中前半の一定のポイントではオプションハンターが出現するため、この地点でオプションを取得するのが基本的な進め方となります。装備によっては2WAYやワインダーが必要な場面もあるため、オプションを4つ保持した状態で進むのも一つの方法です。地形に隠れている砲台が多く、これらに対してはオプションを事前に配置して攻撃することが有効です。特に狭い通路に設置されているハッチは、このステージで最も難しい場所の一つです。ハッチから出される雑魚は、オプションを前に出して速やかに破壊することが重要です。

ステージのボスはデスMk-IIで、改良版のビッグコアが登場します。シールドを持つ状態では5方向にミサイルを発射しますが、シールドを破壊した後はコアからレーザーが発射されます。レーザーはほぼ等間隔で発射されるため、予兆があることから回避は比較的容易です。ただし、4発目と5発目の間隔が短いので注意が必要です。その他、デスMk-IIが出現時、画面下付近でオプションとシールドゲージの間にオプションを配置し、シールドにミサイルを連射することで、迅速に破壊することもできます。

ステージ5は、伝統のモアイ面です。モアイ像が主な敵として登場し、プレイヤーはこれらを避けつつ攻撃を進めなければなりません。ステージの前半部分では、耐久力が低い通常のモアイが登場します。これらはイオンリングをまばらに放つため、比較的進みやすいです。特に左下から入るルートが安全とされています。

一方、ステージの中盤には怒りモアイが現れ、イオンリングを超連射してきます。ここでの戦術は、モアイが現れる前に迅速にスクロールを進め、出現するハッチの敵を即座に破壊することが重要です。これが成功すれば、後は特に難しい場所はなく、モアイを破壊せずに点数を稼ぐことができます。

中ボスはジャンピングモアイです。これらのモアイは動く前に位置を取り、動き出したら迅速に左へ抜けて攻撃します。点数を稼ぎたい場合は、モアイがジャンプするタイミングで自機を移動させ、一気に破壊する戦略を取ると良いでしょう。

ステージの最終ボスはビッグモアイです。このボスは、直接的な攻撃よりもプチモアイを連続して出すことでプレイヤーを圧倒します。安全に攻略したい場合は、モアイの口に集中攻撃を行い、破壊する直前までダメージを与えるとプチモアイが出現します。その後は、左上にオプションを並べ、自機を左上に寄せてショットを連射し続ければ、高得点を獲得できます。安全地帯は、下のモアイの鼻の左横で、2周目以降でも通用します。

ステージ6は、スクロール速度が通常の面のほぼ倍になっており、迷路のような複雑な構造をしています。初めてプレイするときは道を覚えることが難しく、容易に命を失う可能性が高いですが、何度か挑戦することでクリアパターンを見つけることができます。このステージの途中でミスをすると、ルートを見失ってしまうことがありますので、どの部分でどのように進むかをしっかりと覚えておくことが重要です。また、分岐点が多いため、その都度どこをどのように進むかを判断する必要があります。

ステージのボスであるビッグコアMk-IIは、ビッグコアの改良版で、大量のレーザーを発射してきます。しかし、ボスと同じ縦座標に自機を合わせなければ、レーザーに当たることはありません。戦い方としては、オプションを上下に広げ、ショットを集中して発射するだけで対応できます。ボスが出現した際には、どちらか開いたウィングの赤いラインに自機を合わせて位置すると安全です。この位置からは敵の攻撃がほとんど当たらないため、安全に攻撃を加えることができます。

ステージ7は『グラディウス』『沙羅曼蛇』『ライフフォース』のボスたちが再登場します。各ボスたちが8面の要塞から出現するという演出です。

ステージは赤ザブ(ザブ3)が26個出現し、各々がカプセルを出すことから始まります。プレイヤーは、これらのザブを迅速に破壊し、進行をスムーズにするために必要なパワーアップを集める必要があります。特に復活後のプレイでは、スピード×2、ミサイル、オプション×2が必要で、これが取れない場合は敢えて自爆してリトライすることが賢明です。

最初のボスであるビッグコアは、初代グラディウスから登場しているボスです。ビッグコアの特徴は、上下に速く動きながら攻撃してくることです。特に遮蔽板を破壊した後は5発の撃ち返し弾を発射しますが、これらの弾は比較的遅いです。遮蔽板を壊すごとにビッグコアの動きが遅くなるため、プレイヤーはこれを利用して攻撃のチャンスを増やすことができます。ビッグコアとの戦いでは、画面左端での攻撃が効果的です。画面の端に位置することで、ビッグコアの弾を容易に避けながら、安全に攻撃を加えることができます。また、ビッグコアの動きが遅くなる性質を理解し、その動きに合わせて位置を調整することが重要です。

2番目のボス・ゴーレムは、『沙羅曼蛇』の1面ボスで、前作と異なり目玉を撃つとすぐに引っ込めてしまいます。このため、連続攻撃で一気に倒すことができないため、注意が必要です。戦い方としては、ゴーレムの動きに合わせて時計回りに動くことが重要です。目が開いた瞬間に集中攻撃を行うことで、効率よくダメージを与えることができます。地形がない分、回避は比較的容易ですが、ゴーレムの攻撃タイミングを見極めることが成功の鍵となります。最初は右下で待ち構え、ゴーレムの動きをしっかりと観察してから行動することで、安全に戦うことができるでしょう。

3番目のボス・テトランは『沙羅曼蛇』のボスです。このボスの特徴は、攻撃の際に時計回りに動きながら手からの弾を発射することです。これにより、プレイヤーが腕の間に入ると弾に当たりやすくなるため、遠くの位置をキープし続けることが安全です。テトランの動きは、遮蔽板を破壊することで速くなりますが、弾をよける自信がない場合は、自爆を待つことも考えられます。この戦いでは、遮蔽板を破壊することで敵の動きが速くなるので、適切に距離を取りながら攻撃することが重要です。戦い方としては、遮蔽板を破壊しつつも、テトランが発射する弾から常に適切な距離を保ちながらショットを撃ち続けることです。

4番目のボス・ガウは『ライフフォース』の5面ボスとして登場します。このボスは、初期段階で目玉を飛ばしてくる攻撃を行いますが、これらは破壊可能です。目玉を破壊することでスコアを稼ぐ良い機会となります。ガウを攻略するには、最初に前部を破壊することが重要です。前部が破壊されると、ボスはレーザー乱射モードに移行します。この段階では、レーザーのパターンをよく観察し、左端で大きく上下に動きながら避けることがポイントです。レーザーの間隔を把握し、適切なタイミングでの上下移動が成功の鍵となります。

5番目のボス・イントルーダは、攻撃を受けながらも確実に倒す方法と、安全を最優先する方法があります。普通に倒す場合は、左上にイントルーダを誘導し、画面の外一杯に回りながらショットを連射していきます。これにより、ボスが自然に分裂するまで待ち、分裂した瞬間にその場所で一気に攻撃を加えると効果的です。安全に倒す場合は、画面中央上部にボスを誘導し、適切に位置を調整しながら攻撃します。ボスが自然に分裂するまでじっくりと待ち、分裂後にその位置で集中攻撃を行うことで、リスクを抑えつつ撃破することができます。

ステージ7の最後のボス・カバードコアは、大量のミサイルを発射してくることが特徴です。このボスは、画面の左端が比較的当たりにくい場所となっており、この位置を利用して戦うことが効果的です。ミサイルが画面左端に達する前に、一旦前に出てミサイルを避け、その後すぐに左端へ戻ることで、安全に攻撃を続けることができます。ボスの攻撃は激しいものの、画面の端を利用することで相対的に安全な場所を確保できるため、この戦い方を心掛けると良いでしょう。また、ミサイルが来たら迅速に位置を変えることが大切です。この方法を使えば、カバードコアを効率よく倒すことが可能です。

ステージ8は要塞面で、ゲームの最終ステージとなっています。ステージ7で登場したボスたちを排出したシャッターを破壊し、要塞の内部に進入します。入り口では自機が見えにくくなるため、左端から砲台を壊しながら進む必要があります。

ステージが進むと、ザブとハッチが上下に配置されており、プレイヤーは迅速に前進して縦にオプションを配置し、これらを撃破することが効果的です。広い場所に出るとザブが大量に現れるため、まずは前方から来るザブを撃破し、上下のどちらかに誘導してから左に回り込んで全滅させる戦術が効果的です。最後の難所では、ハッチが3つあり、これを前方から2WAYで攻撃して撃破するのがポイントです。

中ボス戦では、6つの砲台とダッカーが厄介ですが、ここでは特定の位置に自機を配置することで、レーザーやダッカーの弾を避けることができます。特に、下の3つの砲台の間に自機を配置し、左端に止まれば、レーザーもダッカーの弾も避けられる安全地帯があります。

最終ボスであるゴーファーは攻撃をしてこないため、プレイヤーは迅速に進んで血管を破壊し、ボスを倒すことができます。

データ

このタイトルの基本情報です。

発売年1988
プラットフォームアーケード
ジャンルシューティング
プレー人数1 – 2人(交互プレイ)
メーカーコナミ
開発会社コナミ開発1課
プロデューサー
ディレクター町口浩康
シナリオ
グラフィック
サウンドコナミ矩形波倶楽部
販売数
受賞歴

評価

アーケードゲーム『グラディウス2』は、前作『グラディウス』を大きく超える内容で高く評価されています。特にグラフィック、サウンドのクオリティは同時代のアーケードゲームの中でも特に優れており、ゲームのボリュームも増加しています。音楽面では、FM音源を使用した7音の合成音で、プレイヤーに新しい音楽体験を提供しています。ゲームプレイにおいては、各ステージの演出や新たな敵キャラクターの導入が斬新で、プレイヤーからの支持を集めています。また、前作からの進化としては、さらに多彩なステージデザインと、新しいパワーアップシステムが導入されたことが挙げられます。これにより、プレイヤーはより多様な戦略を駆使することが可能となりました。また、操作性の向上やゲームのテンポも改善されており、長時間プレイでも疲れにくい設計になっています。

ポジティブな評価は約80%を占めており、これにはグラフィックとサウンドの質、ステージデザインの革新性が大きく貢献しています。一方で、ネガティブな評価は約20%で、これはゲームの難易度や一部の装備バランスに関する問題が挙げられます。特に、復活ポイントの厳しさや後半のステージの挑戦的な難易度が批判の対象となっています。

『グラディウス2』は特に経験豊富なアーケードゲーマーやシューティングゲームのファン、さらにはレトロゲームや音楽に興味があるプレイヤーにおすすめです。

分析の元データは、インターネット上の書き込み情報などを可能な限り収集。相当量の情報を元に解析を実施しています。