『スーパーストリートファイターIV CR EDITION』波動RUSHの魅力とスペック解説

『スーパーストリートファイターIV CR EDITION』は、カプコンの人気格闘ゲーム『スーパーストリートファイターIV』を題材にしたパチンコ機種で、2014年4月21日に平和から導入されました。

スペック詳細

本機は、ミドルタイプの299ver.とマックスタイプの390ver.の2種類が存在します。

299ver.のスペック

大当たり確率1/299.3(通常時)
1/51.2(高確率時)
確変突入率75%
賞球数3 & 2 & 10 & 14
ラウンド数実質4Rまたは16R(9カウント)
出玉約460個または約1870個
電サポ回転数0回、10回、20回、30回、または次回まで

390ver.のスペック

大当たり確率1/390.1(通常時)
1/49.9(高確率時)
確変突入率80%
賞球数3 & 2 & 10 & 14
ラウンド数実質4Rまたは16R(9カウント)
出玉約460個または約1870個
電サポ回転数0回、10回、20回、30回、または次回まで

ゲームフローとモード

本機の特徴的なゲームフローとして、確変「波動RUSH」が挙げられます。「波動RUSH」は、[3][7]図柄揃い後に必ず突入し、その他の図柄揃いではラウンド中の「波動RUSHチャレンジ」に成功することで突入します。「波動RUSH」中は、バトルに勝利することで16R大当たりと「波動RUSH」の継続が確定します。

「波動RUSH」には2つのルートが存在します。ライバルキャラが登場する「CHANCEルート」は、勝利または継続の期待が持てるルートです。一方、ボスキャラが登場する「DANGERルート」は、「波動RUSH」終了の危機が訪れるルートとなっています。敵の攻撃を受けても立ち上がれば「波動RUSH」は継続しますが、立ち上がれなかった場合は「リベンジモード」へ移行します。

「リベンジモード」は、確変または時短(10回、20回、30回転のいずれか)となっており、30回転を超えると「波動RUSH」へ再突入する可能性があります。

また、電サポなしの突確や小当たり当選時、あるいは「リベンジモード」終了後には「リュウモード」へ移行します。このモードは潜伏確変の可能性があり、ステージは「風」「林」「火」「山」「滅」の5種類が存在し、「風」から「滅」の順に潜伏確変の期待度が高まります。

主要演出と期待度

演出面では、原作ゲームの世界観を再現した多彩なギミックが搭載されています。特に「波動拳フラッシュ役物」は、発動した時点で期待度が高く、チャンス到来を示唆します。また、「K.O.役物」や「殺意ランプ」、「波動ランプ」なども搭載されており、視覚的な演出が豊富です。

「波動RUSH」中のバトル演出では、登場する敵キャラクターによって期待度が変化します。ライバルキャラとのバトルでは勝利や継続の期待が持てますが、ボスキャラとのバトルでは「波動RUSH」終了の危機が高まります。しかし、ボスキャラの攻撃を受けても立ち上がれば「波動RUSH」は継続します。

評価

『スーパーストリートファイターIV CR EDITION』は、カプコンの人気格闘ゲーム『ストリートファイター』シリーズを題材にしたパチンコ機種です。2014年4月下旬から全国のパチンコホールで設置が始まり、『スパIV』の世界観やキャラクターを忠実に再現した演出が特徴となっています。

総合的な評価としては、ポジティブな評価とネガティブな評価の割合はおおよそ50%ずつと、賛否が分かれる結果となっています。

ポジティブな評価の要因としては、原作ゲームのファンにとって馴染み深いキャラクターや演出が盛り込まれており、『ストリートファイター』の世界観を楽しめる点が挙げられます。特に、オール16ラウンドの大当たりが魅力的で、一度連チャンが続くと大きな出玉を獲得できる点が好評です。また、虎柄の演出の信頼度が高く、演出面での楽しさを感じるユーザーも多いようです。一方、ネガティブな評価の要因としては、金保留や擬似連続予告4回などの激アツ演出が外れることがあり、期待を裏切られると感じるユーザーが見受けられます。また、初当たりが4ラウンド単発で終わることが多く、波に乗るまでのハードルが高いと感じる意見もあります。さらに、確変突入率が低く、ラッシュに入らないまま終了してしまうケースもあり、出玉の安定感に欠けるとの指摘があります。これらの点から、ユーザーは演出の信頼度向上や、初当たり時の出玉増加、確変突入率の改善などを望んでいるようです。

この機種は、原作ゲームのファンや、パチンコにおいて大きな出玉を狙いたいプレイヤーにおすすめです。特に、『ストリートファイター』シリーズのキャラクターや世界観が好きな方にとっては、演出を楽しみながらプレイできるでしょう。ただし、波に乗るまでの辛さや、激アツ演出の信頼度に不安を感じる方は、慎重にプレイすることをおすすめします。