メガドライブ版『バーニングフォース』

『バーニングフォース』は、メガドライブに移植されたシューティングゲームで、アーケード版の発売から約1年後の1990年に発売されました。アーケード版の特色を持ちつつも、メガドライブ版独自の変更点や特徴が加えられています。

『バーニングフォース』とは

『バーニングフォース』は、疑似3Dタイプのシューティングゲームで、プレーヤーはエアバイクやエアプレーンを操作します。メガドライブ版では、SYSTEM IIが持つ画面の回転・拡大・縮小機能がなく、音源も異なるため、元のゲームと比較してスケールダウンしている部分が多いものの、移植度は比較的高いと言えます。

ゲーム内容

プレーヤーはこのゲームの主人公「天現寺ひろみ」となって、エアバイクやエアプレーンを操作します。目的は、各ステージの敵を倒しながら進行し、最後のボスキャラクターを倒すことです。メガドライブ版には、アーケード版にはない変更点や追加要素が含まれています。

アーケード版との違い

メガドライブ版は、アーケード版のSYSTEM IIが有する画面の回転・拡大・縮小機能は搭載されていません。また、音源も異なるため、音楽や効果音にも違いがあります。これらの違いから、アーケード版と比べていくつかの部分でスケールダウンが見られるものの、ゲームとしての完成度や楽しさは保たれています。ゲームシステムにおいても、メガドライブ版は独自の変更が加えられています。例えば、ストック&ダメージ制が導入されており、敵の攻撃を受けるとヒットポイントが減少します。ヒットポイントが0になると、プレーヤーの持っている機体のストックが1つ減少します。このようなシステム変更により、ゲームの戦略性やプレイの緊張感が増しています。さらに、新たなアイテムとして無敵アイテムが追加されており、これを取得することで一時的に敵の攻撃から身を守ることができます。音楽に関しても、アーケード版との違いが明確になっています。アーケード版に存在した「2日目のBGM」は、メガドライブ版では使用されず、1日目のBGMがそのまま流れ続けます。また、「3日目のBGM」の中の一部楽曲もカットされています。その他の細かな変更点として、ボス戦の前に表示されるデモ画面やエンディングのメッセージの言語が、日本語から英語に変わっています。

データ

このタイトルの基本情報です。

評価

『バーニングフォース』のメガドライブ版は、多くのプレーヤーから様々な評価を受けています。ゲームのスクロールは非常に滑らかで、攻略の面白さも高く評価されています。一方で、アーケード版との違いや、メガドライブのハードウェアの限界を感じさせる部分については、一部のプレーヤーから否定的な意見も寄せられています。音楽や効果音の面では、レトロなゲームセンターの雰囲気を再現しており、多くのプレーヤーから好評を得ています。ゲームの難易度は高めですが、それを乗り越えてのクリアの達成感は大きいと感じるプレーヤーも多いようです。また、昭和時代のゲームセンターでのプレーを思い出すという声や、懐かしさを感じて購入したという意見も見受けられます。総合的な評価として、『バーニングフォース』のメガドライブ版は、レトロゲーム愛好者や、昭和のゲームセンター文化に親しんでいたプレーヤーにおすすめです。