1984年、電波新聞社から発売されたFM-7版『ゼビウス』は、アーケード版から家庭用ゲーム機へと移植された初期の作品の一つとして知られています。ファミコンやPC-88など、他のプラットフォームでも人気を博しましたが、このFM-7版もその移植の成功例の一つです。FM-7版にはエディターモードが搭載されており、全16エリアの任意のエリアからプレイすることが可能です。
概要
『ゼビウス』は、1982年にナムコから発売されたシューティングゲームであり、プレイヤーは戦闘機「ソルバルウ」を操り、敵の勢力を打倒していくことが目的です。FM-7版でも基本的な内容は同じで、上空からの敵や地上目標を同時に攻撃することで、戦略的な操作が求められます。
特徴と魅力
FM-7版の特徴の一つは、そのグラフィックとサウンドです。FM-7の限界を超えた美しいドット絵や音楽が、当時のプレイヤーに強烈なインパクトを与えましたが、アーケード版と比較すると色数の少なさが目立ちました。また、ゲームの中で登場する「アンドアジェネシス」などの巨大な敵キャラクターや、独自のステージ構成が特徴的で、他のシューティングゲームとは一線を画しています。
操作方法と攻略方法
自機の操作方法は、テンキーの8、9、6、3、2、1、4、7キーで8方向に移動します。Zキーで地上の敵を攻撃するブラスター、Xキーで空中の敵を攻撃するザッパーを発射します。操作自体はシンプルですが、敵の配置や出現パターンを覚えることが重要です。また、特定の場所でソルが出現するため、それを効率的に取得することが高得点への鍵となります。
影響と評価
FM-7版『ゼビウス』は、その移植度の高さと、オリジナルの魅力を引き継いでいる点で、当時のプレイヤーやメディアから高く評価されました。ポジティブな評価としては、グラフィックの美しさや音楽の再現度が挙げられますが、ネガティブな意見としては、操作性の難しさが指摘されています。全体的には、レトロゲームファンやシューティングゲーム愛好者に強くおすすめできる作品です。
