アーケード版『与作』木こりアクションが魅せた昭和レトロの味わい

1979年、ゲームセンターの片隅で、斧を振るう木こりの姿が描かれたアーケードゲーム『与作』が人々の目を引きました。木々を切り倒すシンプルな操作性と、どこか懐かしいメロディが流れるその光景は、多くのプレイヤーを魅了しました。

開発背景や技術的な挑戦

『与作』は1979年に新日本企画(後のSNK)からリリースされたアクションゲームです。当時、同社はタイトーと提携し、『ブレイクアウト』や『スペースインベーダー』の亜流作品を制作していましたが、オリジナル作品としては『与作』が初のアクションゲームとなりました。ゲーム内で使用される北島三郎の楽曲「与作」のメロディは、日本音楽著作権協会(JASRAC)から正式な許諾を受けて使用されています。

プレイ体験

プレイヤーは木こりの「与作」となり、蛇やイノシシといった敵キャラクターを避けながら木を切り倒すことが目的です。ゲーム開始時には「与作」のメロディが流れ、ミスをするとベートーヴェンの「運命」が鳴り響きます。木を切る際の「パコーン」という効果音は爽快感を与えます。敵を斧で倒したり、木の影に隠れてやり過ごす戦略性も求められますが、全体的な難易度は高めで、プレイヤーの技術が試されるゲームです。

初期の評価と現在の再評価

発売当初、『与作』はその独特なテーマとゲーム性で注目を集めました。しかし、ゲームの難易度や操作性に関しては賛否が分かれました。近年では、レトロゲームとしての価値が再評価され、ゲーム史における初期の試みとしてその存在が再認識されています。

他ジャンル・文化への影響

『与作』のゲームデザインやコンセプトは、後の多くのゲームに影響を与えました。特に、シンプルな操作性と明確な目標設定は、アーケードゲームの基本的な設計思想として受け継がれています。

リメイクでの進化

現代にリメイクされる場合、グラフィックの向上や操作性の改善が期待されます。また、オンラインランキングや協力プレイなどの新要素を追加することで、より多くのプレイヤーが楽しめる作品となるでしょう。

まとめ

『与作』は、1979年に新日本企画から発売されたアーケードゲームで、木こりの与作が敵を避けながら木を切り倒すシンプルなゲーム性が特徴です。発売当初は独特なテーマとゲーム性で注目を集め、近年ではレトロゲームとして再評価されています。現代にリメイクされる際には、グラフィックや操作性の向上、新要素の追加が期待されます。

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