『ワイルドファング』はアーケード向けアクションゲームです。1989年、テクモが発売しました。
『ワイルドファング』とは
本作は、残虐な演出と独特の雰囲気が特徴的なアクションゲームで、プレーヤーは強力な戦士として悪に立ち向かう役割を担います。戦闘システムはシンプルではありますが、敵との戦闘では慎重なプレイが求められるため、戦術的な駆け引きが楽しめます。全5ラウンドと短いゲーム内容であるものの、その独特な世界観とインパクトのあるビジュアルは、多くのプレーヤーに強い印象を与えました。なお、海外では『Tecmo Knight』というタイトル名でリリースされました。
ゲーム内容
プレーヤーは主人公を操作し、様々な敵を倒しながらステージを進んでいきます。プレーヤーは敵と戦い、ステージのボスを倒すことを目指します。また、ゲーム内で得られる特殊能力を駆使して、戦闘を有利に進めることができます。ゲームは全5ラウンドで構成されており、最終ラウンドでラスボスを倒すことを目指してプレーします。
ストーリー設定
主人公である無名の戦士と彼の仲間たちが、邪悪な魔王によって支配された荒廃した世界を救うために立ち上がるというものです。プレーヤーは、主人公と仲間のスモークマンやタイガーを操り、多くの敵やボスキャラクターと戦いながら、この荒れ果てた世界から魔王を打倒し、平和を取り戻すことが目的となります。
操作方法
プレーヤーは8方向レバーと3つのボタン(アタック、ジャンプ、しもべチェンジ)を使って操作します。アタックボタンで敵を倒し、敵の上に飛び乗ることで強力なアクセスアタックを繰り出せます。また、画面下にある★ストックが残っている場合、しもべチェンジボタンでスモークマンとタイガーを切り替えることができます。★ストックがなくなったら、アイテムを集めて回復しましょう。敵を倒すと、時々敵の生首がアイテムに変わります。プレーヤーの体力がなくなったり、穴に落ちたり、時間が切れるとミスとなります。
しもべ
主人公をサポートする「しもべ」として、タイガー、スモークマン、ドラゴンの3種類が登場します。それぞれ独自の能力を持ち、プレーヤーは状況に応じて使い分けることが求められます。
タイガーはリーチが長く、離れた場所から敵を攻撃できますが、攻撃力は低めで敵を倒すのに5回の攻撃が必要です。アクセスアタックも時間がかかりますが、正確な連打で効果的に敵を攻撃できます。
スモークマンはパンチやキックで戦い、リーチは短いものの、タイガーよりも攻撃力が高く、3発の打撃で敵を倒すことができます。アクセスアタックも連打で短時間で済み、使いこなすことでタイガーよりも強力なしもべとなります。
ドラゴンは、召喚の玉を取ることで一定時間だけ乗ることができる最強のしもべです。乗っている間は完全無敵で、穴に落ちることもありません。口から吐くレーザーは、ボスでさえ一撃で倒すことができます。
これらのしもべをうまく活用し、プレーヤーはゲームを進めていくことが求められます。しもべの特性を理解し、状況に応じて使い分けることが、『ワイルドファング』の攻略の鍵となります。
アイテム
プレーヤーがゲームを進める上で役立つさまざまなアイテムが登場します。これらのアイテムは、敵を倒すことで出現し、拾うことで効果を発揮します。以下は、主なアイテムとその効果です。
アイテム | 効果 |
---|---|
ポイントUP | 得点アイテム。1,000Pts |
ライフリカバー | 体力が1ポイント回復する |
しもべチェンジ | しもべをチェンジできる回数が増える |
1UP | 残機が1人増える |
召喚の玉 | 一定時間、無敵のドラゴンに乗る事ができる |
攻略
ラウンドを攻略する上で役立つ情報を紹介します。
全ラウンド攻略情報
各ラウンドの攻略に役立つポイントを記載します。
ラウンド1
- チュートリアル的に弱い敵が出現。
- 少し進むと屋根の付いた入り口は、敵に攻撃させると落ちてきて、敵を巻き込むことが可能。
- 橋に進むと前方と後方から敵が出現。敵を無視して一気に通過すると、ワニが吐く炎で爆弾が爆発して、敵が自滅。
- ゴリラの倒し方にはコツがある。画面を少しずつスクロールさせてザコを倒す。画面が停止後、画面端へ行き、ゴリラの手が見えると同時に攻撃を連打することで破壊可能。もう片方の腕は慎重に攻撃するか、しもべチェンジの無敵時間を利用して破壊。
- 次に進むと段差があり、ワニは召喚の玉を出す。ドラゴンにチェンジしたら一気に進む。
- ボスは鳥の怪物。基本的な戦い方で撃滅可能。
ラウンド2
- 橋の上のワニは、最初の1匹が1UPを出すので確保する。
- ザコ敵は、樽と爆弾を活用して倒す。
- ボス戦(メデューサ)では、スモークマンのアクセスアタックが効果的。尻尾攻撃に注意しながらアクセスアタックを繰り返す。
ラウンド3
- タートス×2: 画面下で1匹ずつおびき寄せながら倒す。
- 猿の爆弾は、爆発時のみ当たり判定が発生。
- ラウンド中の橋を破壊を爆弾で壊すとザコ敵との戦闘を回避可能。
- ゴリラは、1面と同じ方法で対応。
- 階段で出現する敵は召喚の玉を出す。獲得して一気に進む。
- ボス戦は、戦闘が有利な場所に移動。敵を誘導して攻撃を加える。
ラウンド4
- ラウンド中の爆弾を上手く使い、敵を倒していく。
- ワニが3匹が出現、重なっていたらアクセスアタックを使用。
- 3面ボスがいる地点でスクロールを調整。
- 段差にいる敵は1UPを出す。
- ボス戦ではブーメランに注意し、アクセスアタックを活用して倒す。
ラウンド5
- 難易度は高くない。
- ゴリラの手を素早く破壊し、残りのザコを始末する。
- ラスボス戦ではデグロメスの弱点である腹部にダメージを与える。
- しもべチェンジの無敵時間を利用した畳み掛けが有効。
- 弱点を破壊したら、角にアクセスアタックして倒す。
データ
このタイトルの基本情報です。
発売年 | 1989 |
プラットフォーム | アーケード |
ジャンル | アクション |
プレー人数 | 1-2人 |
メーカー | テクモ |
開発会社 | 調査中 |
プロデューサー | 調査中 |
ディレクター | 調査中 |
シナリオ | 調査中 |
グラフィック | 調査中 |
サウンド | 調査中 |
販売数 | 調査中 |
受賞歴 | 調査中 |
関連タイトル
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評価
アーケードゲーム『ワイルドファング』は、独特の残虐な演出とバランスの悪さが印象的で、プレーヤーから様々な評価を受けています。その一方で、テクモの他の人気作品『忍者龍剣伝』の遺伝子を継承するとも言われるほどの独特な魅力があります。ゲームは全5レベルと短いものの、『ゴールデンアックス』と『コナン』の要素が融合したようなビジュアルで、アクションを楽しむことができます。しかし、残虐な演出とゲームバランスの問題が、テクモの評判を下げる原因となったとも言われています。
総合的に見ると、『ワイルドファング』は特徴的なビジュアルとアクションが楽しめる一方で、ゲームバランスの崩れや過激な演出が評価を分ける作品となっています。
分析の元データは、インターネット上の書き込み情報などを可能な限り収集。相当量の情報を元に解析を実施しています。