1995年、アーケードゲームセンターの喧騒の中、カプコンの新作『ヴァンパイアハンター』が登場しました。独特のキャラクターデザインと滑らかなアニメーション、そして深みのあるゲームシステムが、多くのプレイヤーを魅了しました。前作『ヴァンパイア』からの進化を遂げた本作は、対戦格闘ゲームの新たな可能性を示したのです。
開発の背景
『ヴァンパイアハンター』は、前作『ヴァンパイア』の成功を受けて開発されました。当時、2D対戦格闘ゲームは『ストリートファイターII』の大ヒットにより、各社が競い合う激戦区となっていました。カプコンは、他社との差別化を図るため、モンスターをテーマにした独自の世界観を持つ『ヴァンパイア』シリーズを展開。その第2作目として、本作の開発が進められました。新キャラクターの追加やシステムの改良を行い、より深いゲーム性を追求しました。
プレイレビュー
初めてプレイした際、新キャラクターのドノヴァンとレイレイの個性的なデザインと技に驚かされました。特に、チェーンコンボの導入により、連続技の爽快感が増し、戦略の幅が広がったと感じました。また、オートガード機能の追加により、初心者でも楽しめる配慮がなされている点が印象的でした。各キャラクターのアニメーションも滑らかで、美しいグラフィックがゲームの没入感を高めていました。
当時の評価と現在の再評価
独特の世界観と革新的なシステムで多くのプレイヤーから高い評価を受けました。総合的な評価としては、ポジティブな意見が約80%、ネガティブな意見が約20%とされています。
ポジティブな評価の要因として、まず挙げられるのは個性的なキャラクターと滑らかなアニメーションです。吸血鬼や狼男など、多彩なモンスターたちが登場し、それぞれが独自の動きや技を持っています。特に、アニメーションの質の高さは当時の他の格闘ゲームと比べても際立っており、プレイヤーに視覚的な楽しさを提供しました。また、ゲームシステムの革新性も高く評価されています。「チェーンコンボ」システムにより、複雑な操作を必要とせずに連続技を繰り出すことが可能となり、初心者でも爽快なプレイが楽しめました。さらに、「ガードキャンセル」の導入により、防御中でも反撃のチャンスが生まれ、戦略的な深みが増しました。これらのシステムは、ゲームバランスの向上にも寄与しています。一方、ネガティブな評価としては、ゲームの難易度が高いと感じるプレイヤーが一定数存在しました。特に、対戦格闘ゲームに不慣れな初心者にとっては、上級者との実力差を埋めるのが難しいとの意見がありました。また、一部のキャラクター間でのバランス調整に課題があると指摘する声もあり、特定のキャラクターが強すぎる、または弱すぎると感じられる場面があったようです。これらのネガティブな意見に対して、プレイヤーからは難易度設定の幅を広げることや、キャラクター間のバランス調整をより綿密に行うことが望まれていました。具体的には、初心者向けのチュートリアルモードの充実や、定期的なアップデートによるバランス調整が求められていたようです。
『ヴァンパイアハンター』は、独特の世界観やキャラクター、そして革新的なシステムを楽しみたいプレイヤーに特におすすめです。また、2D対戦格闘ゲームのファンや、アニメーションの質にこだわる方にも満足いただける作品です。一方で、高い難易度や対戦の奥深さを求める上級者にもやりごたえのある内容となっています。総じて、多様なプレイヤー層に対応した魅力的なゲームと言えるでしょう。さらに、当時のゲーム業界においても『ヴァンパイアハンター』は革新的な作品として注目を集めました。その独自のキャラクターデザインやシステムは、後の格闘ゲームにも影響を与えたとされています。また、家庭用ゲーム機への移植も行われ、多くのファンに親しまれました。
発売当時、『ヴァンパイアハンター』はその完成度の高さから高い評価を受けました。特に、前作からのシステム改良や新キャラクターの追加が好評を博しました。現在でも、2D対戦格闘ゲームの名作として再評価されており、最新のプラットフォーム向けに移植されるなど、その人気は衰えていません。例えば、2022年には『カプコン ファイティング コレクション』に収録され、再び注目を集めました。
他ジャンルや文化への影響
『ヴァンパイアハンター』の独特なキャラクターや世界観は、他のゲームやメディアにも影響を与えました。特に、キャラクターのデザインや設定は、その後の対戦格闘ゲームにおける多様なキャラクター創出の参考となりました。また、アニメやコミックなどのメディアミックス展開も行われ、ゲームの枠を超えた人気を博しました。
現代向けのリメイクの可能性
もし『ヴァンパイアハンター』が現代向けにリメイクされるとしたら、オンライン対戦機能の充実や、グラフィックの高解像度化、さらには新キャラクターや新システムの追加が期待されます。また、初心者向けのチュートリアルやトレーニングモードの充実も、現代のプレイヤー層に合わせた改良点として考えられます。
まとめ
『ヴァンパイアハンター』は、その独自の世界観と高いゲーム性で、多くのプレイヤーに愛され続けています。当時の技術の粋を集めた美しいアニメーションや、戦略性の高いシステムは、現在でも色褪せることなく楽しめる要素です。個人的にも、初めてプレイしたときの興奮や、友人と対戦した際の熱狂は、今でも鮮明に思い出されます。この作品が持つ特別な魅力は、時代を超えて多くの人々の心に刻まれていることでしょう。
攻略
操作方法
『ヴァンパイアハンター』は、8方向レバーと6つのボタン(弱・中・強のパンチとキック)で操作します。レバーでキャラクターの移動やジャンプ、しゃがみを行い、ボタンで各種攻撃を繰り出します。基本的な操作として、レバーを前方に倒しながらパンチやキックボタンを押すと「ダッシュ攻撃」、後方に倒しながらボタンを押すと「バックステップ攻撃」が可能です。また、レバーを下方向に入れながらボタンを押すと「しゃがみ攻撃」となります。
本作では、チェーンコンボシステムが導入されており、弱攻撃から順に強攻撃へと連続して繋げることができます。さらに、スペシャルストックと呼ばれるゲージを消費することで、強力な必殺技「EX必殺技」を発動可能です。特定の必殺技のコマンド入力時にボタンを2個同時に押すと、ストックを1つ消費して使用できます。
投げ技は、地上で相手の近くでレバーを前方または後方に入れながら中パンチや強パンチボタンを押すことで発動します。キャラクターによってはキックボタンでも投げが可能です。空中投げは、空中で相手の近くでレバーを前方以外の方向に入れながら中パンチや強パンチボタンを押すことで行えます。
また、相手がダウン中に追い討ち攻撃を行うことも可能で、これにより追加のダメージを与えることができます。これらの操作を組み合わせることで、多彩な攻撃やコンボを繰り出し、戦いを有利に進めることができます。
必殺技
『ヴァンパイアハンター』では、各キャラクターに固有の必殺技が用意されており、特定のコマンド入力で発動できます。必殺技は、攻撃力や効果が強力で、戦闘を有利に進めるための重要な要素です。必殺技のコマンド入力は、方向キーと攻撃ボタンの組み合わせで行います。例えば、ビクトルの「ギガハンマー」は、後ろ方向に一定時間入力(溜め)し、前方向とパンチボタンを同時に押すことで発動します。また、同キャラクターの「ギガバスター」は、後ろ方向に溜めた後、前方向とキックボタンの同時押しで発動します。一部の必殺技は、溜めコマンドが必要で、一定時間特定の方向に入力し続けた後、反対方向と攻撃ボタンを組み合わせて発動します。また、コマンド投げなど、特定の条件下でのみ発動可能な技も存在します。
スペシャルストックゲージ
スペシャルストックゲージは、攻撃や行動を行うことで蓄積され、満タンになると1つストックされます。このストックは最大99個まで蓄積可能で、使用しない限り自然に減少せず、同一試合内であれば次のラウンドへ持ち越すことができます。スペシャルストックゲージが貯まるとES技やEX必殺技が使用可能になります。ES技は通常の必殺技を強化したもので、2ボタン同時押しで発動し、ゲージを1本消費します。EX必殺技は超必殺技に相当し、特定のコマンド入力で発動し、ゲージを1本以上消費します。
ES技
『ヴァンパイアハンター』におけるES技は、必殺技の強化版で、スペシャルストックゲージを1本消費して発動します。通常の必殺技よりも威力や効果が向上し、戦闘を有利に進めることが可能です。ES技を使用するには、対応する必殺技のコマンド入力時に、同じ強度のパンチボタンとキックボタンを同時に押します。例えば、弱パンチ(LP)と弱キック(LK)を同時に押すことで、弱のES技が発動します。中(MP+MK)、強(HP+HK)でも同様です。
EX必殺技
EX必殺技は、スペシャルゲージを1本消費して発動する強力な技です。各キャラクターごとに固有のEX必殺技が用意されており、特定のコマンド入力で発動します。EX必殺技を発動するためには、まずスペシャルゲージが1本以上溜まっていることが条件。その上で、各キャラクターに対応したコマンドを正確に入力し、パンチ(P)とキック(K)ボタンを同時に押すことで技が発動します。これらの技は高い威力を持ち、戦況を一変させる力がありますが、ゲージを消費するため、使用のタイミングを見極めることが重要です。
チェーンコンボ
チェーンコンボは、基本技を連続して入力し、通常のキャンセルとは異なる流れで攻撃をつなぐシステムです。弱パンチから中パンチへ、中パンチから強パンチへといったように、基本技同士を段階的に素早く押すことで連続技が成立します。ヴァンパイアハンターでは、このシステムが導入されることによって、従来の目押しコンボよりさらに素早く、しかも安定して攻撃を重ねられるようになりました。相手にヒットしたあと、攻撃ボタンを素早く押し替えていくことで、通常技を複数回キャンセルして連続で出すことができます。コマンドの受付時間も以前より少し長く設定されているため、しっかりとリズムを合わせて入力すると成功しやすくなっています。弱から中、そして強へと攻撃レベルを上げていく流れが基本ですが、キャラクターや状況によっては弱パンチから中キックへつなぐような組み合わせも可能になっています。無理に大技だけを狙うのではなく、まず弱攻撃で当ててから段階的に強攻撃まで持っていくようにすると安定しやすいです。以下は、チェーンコンボの全パターンです。
弱パンチ | 中パンチ | 強パンチ |
弱パンチ | 中パンチ | 強キック |
弱パンチ | 中パンチ | 中キック | 強パンチ |
弱パンチ | 中パンチ | 中キック | 強キック |
弱パンチ | 弱キック | 中パンチ | 強パンチ |
弱パンチ | 弱キック | 中パンチ | 強キック |
弱パンチ | 弱キック | 中パンチ | 中キック | 強パンチ |
弱パンチ | 弱キック | 中パンチ | 中キック | 強キック |
弱パンチ | 弱キック | 中キック | 強パンチ |
弱パンチ | 弱キック | 中キック | 強キック |
弱パンチ | 中キック | 強パンチ |
弱パンチ | 中キック | 強キック |
弱パンチを起点とするチェーンコンボは以上のようにさまざまなルートがあります。弱キックを挟むかどうか、あるいは中キックへ移行するタイミングによって最終的に強パンチや強キックへつなぐ形になるかが変わります。状況によってルートを選び分けることで、安定した連続ヒットやダメージアップが期待できます。キャラクターや距離による違いもあるため、実際の動作を見ながらタイミングをつかむとさらに安定しやすいです。
オートチェーンコンボ
オートチェーンコンボは、キャラクター選択後にオートガードモードを選んだときだけ使えるシステムです。通常のチェーンコンボは弱から中、そして強へと段階的にボタンを押していきますが、オートチェーンコンボではパンチまたはキックのボタンを2つ以上同時に押しておくと、自動的に弱から中、さらに強へとキャンセルしてくれる仕組みになっています。コマンドのタイミング調整はほとんど必要なく、同時押しの習慣さえつけておけばヒットしたときに自動でつながるので、慣れるとスムーズに連続攻撃を出せるようになります。ただし、強から強へのキャンセルが存在しないなど、通常のチェーンコンボとはキャンセルできる範囲が少し違います。
オートガードモードにすると、通常のチェーンコンボは使えなくなる代わりにこのオートチェーンコンボが使えるようになります。実際の操作イメージを例示すると、弱パンチを出したタイミングで中パンチのボタンも同時に押しておくと、弱パンチがヒットした瞬間に中パンチへ自動キャンセルされます。さらに強パンチのボタンも押しておけば、そのまま強パンチまで自動キャンセルしてくれるため、細かい入力のタイミングを気にせずに連続技を狙いやすくなります。立ち状態だけでなくしゃがみ状態でも同じ仕組みが働くので、組み合わせを変えて攻撃をつなぐこともできます。強攻撃までしっかり入るとダメージを取りやすいので、操作に慣れてくると非常に便利です。
入力の一例を表にすると、次のようになります。実際の攻撃の成立はキャラクターや状況によって多少変わりますが、同時押しで自動キャンセルされるイメージをつかむための参考にしてください。
同時押しするボタン | 自動キャンセルされる技の流れ |
---|---|
弱パンチ+中パンチ | 弱パンチ→中パンチ |
弱パンチ+中パンチ+強パンチ | 弱パンチ→中パンチ→強パンチ |
弱キック+中キック | 弱キック→中キック |
弱キック+中キック+強キック | 弱キック→中キック→強キック |
オートチェーンコンボは初心者でも簡単に連続技を体感しやすい反面、派生ルートの自由度が通常のチェーンコンボより制限される場合があります。アーケード版ではオートガードモード自体が補助的な機能として用意されているので、まずはこの操作方法で流れを覚え、慣れてきたら通常のチェーンコンボとの違いを意識して使い分けると役立ちます。
ガードキャンセル
ガードキャンセルは、相手の攻撃をガード中に特定の必殺技を即座に繰り出すことで、防御から反撃へと素早く移行するシステムです。これにより、一方的な攻撃を受け続ける状況を打開し、試合の流れを変えることが可能となります。ガードキャンセルを成功させるためには、ガード中に特定のコマンドを入力します。キャラクターごとに対応する必殺技やコマンドが異なるため、各キャラクターの技表を確認し、練習することが重要です。このシステムは、チェーンコンボの対抗手段として機能します。チェーンコンボは通常技を連続して繰り出す攻撃方法であり、これに対してガードキャンセルを活用することで、防御側も反撃のチャンスを得られます。特に、多段攻撃のチェーンコンボに対しては、ガードキャンセルが成功しやすい傾向があります。ガードキャンセルの導入により、攻守のバランスが向上し、対戦の駆け引きが深まっています。プレイヤーは防御中でも積極的に反撃を狙えるため、戦略の幅が広がります。このシステムを習得することで、対戦における主導権を握ることができるでしょう。
キャラクター
『ヴァンパイアハンター』には、前作『ヴァンパイア』から引き続き登場するキャラクターと、新たに加わった個性的なキャラクターが含まれています。モリガンやデミトリなどの既存キャラクターはさらに洗練され、新技やバランス調整が施されています。一方、新キャラクターとしては、悪霊を狩るドノヴァン、妖艶な中国風ゴーストのレイレイが加わり、物語と戦略性に幅を持たせました。それぞれ独特のバックストーリーとプレイスタイルが特徴で、シリーズの世界観をさらに広げています。
ドノヴァン・バイン
ドノヴァンは、人間と魔族のハーフで、自身の魔族の血を憎み、全ての魔を狩ることを誓ったダークハンターです。幼少期に自身の力が暴走し、母親を含む多くの人々を手にかけてしまった過去を持ちます。その後、仏門に入り修行を積みましたが、血の衝動は収まらず、旅の中で感情を失った少女アニタと出会い、共に行動するようになります。ドノヴァンのキャラクターデザインは、アジア風の民族衣装をまとい、巨大な魔剣ダイレクを背負っています。肩から掛けた大きな数珠や、長い三つ編み、眉間の印と白く塗られた鼻筋、長い耳たぶが特徴的です。彼の特徴的な必殺技には、炎の精霊を召喚して剣を振り上げる「イフリートソード」、氷の精霊が雪の結晶を発射する「ブリザードソード」、雷の精霊が前方に放電する「ライトニングソード」などがあります。また、剣を地面に突き刺し、自在に操る「キルシュレッド」も強力な技の一つです。ドノヴァンは、己の中の魔族の血と戦いながら、全ての魔を狩ることを使命とするキャラクターです。その複雑な背景と多彩な技で、プレイヤーに深い印象を与えます。
ドノヴァンのエンディングは、彼がダークストーカーたちを狩り続ける中で、自身の中に流れる魔族の血に徐々に支配されていく様子を描いています。最終的に、彼は自らが忌み嫌っていたダークストーカーそのものへと変貌してしまいます。その姿を目の当たりにしたアニタは、失われていた感情を取り戻し、涙を流します。10年後、成長したアニタは姿を消したドノヴァンに思いを馳せますが、彼はルーマニアの森の奥深くにある館に住みつき、満月の夜に若い娘を拉致して生き血を吸う、悲しげな目をした魔物となってしまいます。それでも、彼はわずかに残った理性にしがみつきながら、闇の中でアニタの名を呟き続けます。足元には、かつてアニタが持っていた首のない人形が置かれています。
主要な技 | コマンド |
---|---|
ダバーナペール | → + 強K |
ペヘラーウタルナ | ジャンプ中に ↓ + 弱K (剣装備時のみ) |
ドゥースラーウタルナ | ジャンプ中に ↓ + 中K (剣装備時のみ) |
ティースラーウタルナ | ジャンプ中に ↓ + 強K (剣装備時のみ) |
キルシュレッド (刀を放す) | 同じ強さのP+K同時押し (剣装備時のみ) |
キルシュレッド (刀を引き戻す) | 同じ強さのP+K同時押し (空中可、剣が刺さっている場合のみ) |
ソードエレメンタル:イフリートソード | → ↓ ↘ + P (剣装備時のみ) |
ソードエレメンタル:ブリザードソード | ←↙↓ ↘ → + P (剣装備時のみ) |
ソードエレメンタル:ライトニングソード | ←↓↙ + P (連打で技持続、剣装備時のみ) |
ソードグラップル | 近距離で → ↘ ↓ ↙ ← + 中P or 強P (剣装備時のみ) |
プレスオブデス | ↓ ↘ → ↓ ↘ → + K |
チェンジイモータル | 中P・弱P・→・弱K・中K |
セリフ | アクション |
---|---|
はーーー | ジャンプ&しゃがみ強攻撃、追い討ち |
ふっ | 強攻撃 |
こい! | キルシュレッド(刀を引きもどす) |
むー | キルシュレッド、必殺技 |
闇に帰れ | 勝利 |
どあー | 負け |
レイレイ(泪泪)
レイレイは、『ヴァンパイアハンター』から登場したキャラクターです。彼女は中国の仙術師の家系に生まれた双子の妹で、姉のリンリンと共に母親の魂を救うため、自ら禁術「異形転身の術」を使いキョンシーとなりました。キャラクターデザインは、青い肌に赤い頬、内巻きのもみあげとおかっぱ風の髪型が特徴的です。紅紫色を基調としたキョンシー風の服装で、胸元に丸い穴が開いており、長い袖からは6本の鉤爪が覗きます。また、姉のリンリンは黄色いお札の姿でレイレイをサポートしています。レイレイの必殺技には、多彩な暗器を投げる「暗器砲」や、袖から鎖を伸ばして天井に掴まり攻撃する「旋風舞」などがあります。特に「天雷破」は、地震を起こし大量の鉄球を降らせる強力な技で、攻撃の要となります。これらの技を駆使し、彼女は独特の戦闘スタイルを展開します。性格は明るく、16歳の少女らしい明朗さを持っています。戦いの目的は母親の魂を救うことであり、そのために闇の住人たちと戦い続けています。彼女の背景にはシリアスな物語がありますが、本人は前向きで人間らしい表情を見せるキャラクターです。
レイレイのエンディングは、彼女と姉のリンリンが母親の魂を救うために禁術「異形転身の術」を用いて闇の住人たちと戦う物語です。最終的に、二人は母の魂を解放することに成功しますが、自身の命を使い果たしてしまいます。しかし、救われた母の魂の力により、二人は新たな命として転生を果たします。転生後、前世の記憶を持たないまま、平穏な生活を送ることになります。
主な技 | コマンド |
---|---|
乱鉄 | → + 中P |
懐怒牙 | → + 強P |
放霊 | ← または → + 中P または 強P |
放天 | ジャンプ中に ← または → + 中P または 強P |
斬破 | ↑ + 中K |
暗器砲 | ↓ ↘ → + P |
旋風舞 | → ↓ ↘ → + P |
返響器 | ↓ ↙ ← + K |
放天撃 | 近距離で → ↘ ↓ ↙ ← + P |
地霊刀 | ← ↙ ↓ ↘ → + K K |
天雷破 | 小K → 大K → 中P → 中P → ↑ |
セリフ | アクション |
---|---|
あ! | ダメージ |
は! | 中・強パンチ、暗器砲、地雷刃 |
あいや! | 旋風拳 |
えや! | 中・強キック、追い討ち |
シェイシェイ | 勝利 |
あっー | 負け |
デミトリ・マキシモフ
デミトリ・マキシモフは、吸血鬼で、シリーズの主人公的存在です。魔界の覇権を狙い、魔王ベリオール・アーンスランドに挑むも敗北し、人間界に追放されました。百年後、地球侵略を目論むパイロンの襲来と同時に復活し、再び魔界への帰還を目指します。キャラクターデザインは、伝統的な吸血鬼のイメージを踏襲しつつ、洗練された紳士的な風貌が特徴です。全身を覆うオーラは、吸血鬼の弱点である太陽光を遮断し、昼間でも活動可能にしています。デミトリの必殺技は、飛び道具の「カオスフレア」、対空技の「デモンクレイドル」、突進技の「バットスピン」など、多彩な技を持っています。特に「ミッドナイトブリス」は、相手を女性化させてから血を吸う独特な技で、シリーズ内外で話題を呼びました。これらの技は、彼の高い戦闘能力とカリスマ性を強調しています。
主な技 | コマンド |
---|---|
バットダイブ | ← または → + 中P または 強P |
デモンフライ | 空中で ← または → 以外 + 中P または 強P |
ヘルズライド | 相手ダウン中に ↑ 方向 + K |
カオスフレア | ↓ ↘ → + P |
デモンクレイドル | → ↓ ↘ + P |
バットスピン | ↓ ↙ ← + K |
ネガティブストーレン | レバー1回転 + 中P または 強P |
ミッドナイトプレジャー | ↓ → ↘ + PP同時押し |
デモンブラスト | ↓ ↘ → + KK同時押し |
セリフ | アクション |
---|---|
ふっ! | 強攻撃、追い討ち |
ふっ | 中攻撃 |
デモンクレイドル | デモンクレイドル |
Fire!!! | カオスフレア |
Get My Rage!!! | ESカオスフレア |
ほっ! | 投げ |
楽しかったよ | 勝利 |
うわー | 負け |
ガロン(Gallon)
ガロンは、狼男(ウェアウルフ)として描かれています。彼の本名はジョン・タルバインで、イギリス出身の武道家でしたが、ある満月の夜に狼男へと変身してしまいました。以降、自身の中に流れる獣の血と人間の心の狭間で苦悩しながら、呪いを克服する方法を探し求めています。キャラクターデザインは、青と白の毛並みを持つ筋肉質な狼男の姿で、上半身は裸で拳法着のズボンと黄色い帯を身につけています。鋭い爪や牙、そして獣のような敏捷性を持つ姿が印象的で、野性的な魅力と人間らしさを併せ持つデザインとなっています。ガロンの特徴的な必殺技として、「ビーストキャノン」があります。これは自身が弾のようになって突進する技で、使用中に一度方向転換できるという性質を持っています。また、「クライムレイザー」は、片足にオーラを纏いつつ上方へ蹴り上げる対空技で、無敵時間を持つため、相手の攻撃に対する切り返しとして有効です。さらに、「ミリオンフリッカー」は、高速でヌンチャクを振り回す技で、空中ガードを無効化し、飛び道具を相殺する能力も持っています。これらの技を駆使し、ガロンはスピードと攻撃力を兼ね備えたキャラクターとして、多くのプレイヤーに愛されています。
主な技 | コマンド |
---|---|
ラピッドクランチ | 近距離で ← または → + 中P または 強P |
キャニオンラウンダー | 近距離で ← または → + 中K または 強K |
キャニオンフライヤー | 空中で ↑ 以外の方向 + 中P または 強P |
ストライクウルフ | 相手ダウン中に ↑方向 + K |
ジャンプ強キック | ジャンプ中に HK |
ビーストキャノン(地上) | → ↘ → + P |
ビーストキャノン(対空) | → ↓ ↘ + P |
ビーストキャノン(空中) | ジャンプ中に ↗ → ↘ + P |
クライムレイザー | ↓ ↑ + K |
ミリオンフリッカー | ← ↓ ↙ + P |
ワイルドサーキュラー | 近距離で → ↘ ↓ ↙ ← + 中K または 強K |
ドラゴンキャノン(EX必殺技) | → ↘ ↓ ↙ ← + PP同時押し |
ミラージュボディ(EX必殺技) | ← ↙ ↓ ↘ → + KK同時押し |
セリフ | アクション |
---|---|
アオーン (1) | 登場時 |
アオーン (2) | ビーストキャノン |
ギャオーン | 強パンチ、クライムレイザー、追い討ち、投げ(キックボタン) |
アオーン (3) | ミラージュボディ |
アオーン | 勝利(ヌンチャク) |
アオーーン | 勝利(遠吠え) |
キャイーン | 負け |
ビクトル・フォン・ゲルデンハイム
ビクトル・フォン・ゲルデンハイムは、フランケンシュタインの怪物をモチーフにした人造人間で、故ゲルデンハイム博士によって創造されました。ビクトルは、自身を創造した博士の愛情を求め、彼の認知を得るために戦いに身を投じます。キャラクターデザインは、古典的なフランケンシュタインの怪物像を踏襲しつつ、独自のアレンジが加えられています。大柄な体躯と縫い目のある肌、頭部の電極が特徴的で、全体的に無骨で力強い印象を与えます。ビクトルの必殺技は、その巨体と電気エネルギーを活かしたものが多いです。代表的な技として、相手を掴んで高圧電流を流す「ギガボルトプレス」や、両手から電撃を放つ「メガスパーク」などがあります。これらの技は、彼のパワフルな戦闘スタイルを象徴しています。
ビクトルのエンディングは、彼の創造主であるゲルデンハイム博士に自らの強さを証明するための旅の終着点を描いています。全てのダークストーカーズを打ち倒したビクトルは、博士の元へ戻ります。しかし、既に博士は亡くなっており、その事実を受け入れられないビクトルは、博士の遺体に語りかけ続けます。その時、エミリーと名乗る少女が現れ、彼女は博士の娘であり、ビクトルの妹であると主張します。エミリーはビクトルに戦いをやめ、共に穏やかな生活を送ることを提案します。ビクトルは初めは戸惑いますが、次第にエミリーの優しさに心を開き、彼女と共に新たな生活を始めます。しかし、エミリーもまた博士によって作られた人造人間であり、ある日突然機能を停止してしまいます。ビクトルは彼女を再び動かすため、嵐と雷の日を待ち続けることを決意します。このエンディングは、ビクトルの純粋な心と家族への深い愛情、そして人造人間としての孤独と悲しみを強調しています。
主な技 | コマンド |
---|---|
ダブルメテオナックル | 斜めジャンプ中に強P |
ジョースラッガー | 近距離で → or ← + 中P or 強P |
メガストラングル | 近距離で → or ← + 中K or 強K |
メガスルー | 空中で ↑以外 + 中P or 強P |
ビクトルフィンガー | 相手ダウン中に ↑方向 + K |
ギガハンマー | ← 溜め → + P |
ギガバスター | ← 溜め → + K |
ジャイロクラッシュ | ↓ ↙ ← + P |
ギガバーン | ↓ ↙ ← + K |
メガショック | 近距離で ↓ ↘ → + 中K or 強K |
グラビトンナックル | 投げ成立時に ↓ ↑ + P |
メガスパイク | 近距離で レバー1回転 + 中P or 強P |
サンダーブレイク | ↓ 溜め ↑ + PP同時押し |
グレートゲルデンハイム | 憑依時、← ↙ ↓ ↘ → + KK同時押し |
セリフ | アクション |
---|---|
ふんが! | 中攻撃 |
ふーん | 強攻撃、追い討ち、必殺技 |
ふがー! | サンダーブレイク、ESギガハンマー、ESギガバスター |
んおっ! | ダメージ |
があー | 負け |
ザベル・ザロック
ザベル・ザロックは、オーストラリア出身のロックミュージシャンで、生前は1889年生まれの人間でしたが、死亡後にゾンビとして蘇りました。彼のキャラクターデザインは、青白い肌とエレキギターを持つ姿が特徴的で、ロックとホラーの要素を融合させています。ゲーム内では、ギターを使った攻撃や、自身の体を分離・再構築するユニークな技を持ち、多彩なコンボを繰り出すことが可能です。特に、ギターを振り回して攻撃する「デスボルテージ」や、地面から手を伸ばして相手を掴む「ヘルダンク」などの必殺技が知られています。
主な技 | コマンド |
---|---|
マーダラービート | 投げ間合いで → または ← + 中P または 強P |
デッドリーカタパルト | 投げ間合いで → または ← + 中K または 強K |
エアカタストロフ | 空中で投げ間合いで ↑ 以外 + 中P または 強P |
スカルジャベリン | 相手ダウン中に ↑方向 + K |
デスハリケーン | ↓ ↙ ← + K |
スカルスティング | ↓ ↑ + K |
スカルパニッシュ | 投げ間合いで → ↘ ↓ ↙ ← + 中P または 強P |
ヘルズゲート | ← ↙ ↓ ↘ → + K |
イービルスクリーム | → ← + PP同時押し |
デスボルテージ | → ↘ ↓ ↙ ← + KK同時押し |
ヘルダンク | → ↓ ↘ + P同時押し |
セリフ | アクション |
---|---|
カモーン | 登場時 |
Hey | ヘルダンク使用時 |
Nice Dunk | ヘルダンク・シュート時 |
ギャハハ | 追い討ち |
モリガン・アーンスランド
モリガン・アーンスランドは、サキュバスです。彼女は魔界の三大貴族アーンスランド家の当主、ベリオール・アーンスランドの養女であり、次期当主とされています。性格は快楽主義的で、退屈を嫌い、刺激を求めて人間界を訪れることもしばしばです。養父の死後、当主の座を継ぐことになりましたが、束縛を嫌い、その地位に興味を示しませんでした。キャラクターデザインは、淡い緑色のロングヘアに、頭と背中に悪魔のような翼を持ち、胸元の開いたレオタード風の衣装と紫色のタイツを着用しています。ゲーム内では、多彩な必殺技を持つオールラウンダーとして知られています。特に、「ダークネスイリュージョン」は、相手に高速で連続攻撃を仕掛ける強力な技として有名です。また、飛翔するダッシュ移動を活用した空中戦も得意とし、独特の戦闘スタイルでプレイヤーから高い人気を誇っています。
主な技 | コマンド |
---|---|
ムーントレイサー | 近距離で ← または → + 中P または 強P |
セクシャルエンブレイス | 空中で ↑以外 + 中P または 強P |
シェルキック | ジャンプ中に ↓方向 + K |
シェルピアス | 相手ダウン中に 上方向 + K |
ソウルフィスト | ↓ ↘ → + P |
空中ソウルフィスト | ジャンプ中に ↑ ↗ → + P |
シャドウブレイド | → ↓ ↘ + P |
バーチカルダッシュ | キックボタンを押しながら → → または ← ← |
ベクタードレイン | 近距離で → ↘ ↓ ↙ ← + 中P または 強P |
ダークネスイリュージョン | 弱P+弱P+→+弱K+強P |
バルキリーターン | → ↘ ↓ ↙ ← + K |
フィニッシングシャワー | 中P・弱P・←・弱K・中K |
クリプティックニードル | →・強P・中P・弱P・→ |
アストラルビジョン | 弱P + 弱P + → 中P + 強P |
セリフ | アクション |
---|---|
シャドウブレイド | シャドウブレイド |
落ちろー!! | ベクタードレイン |
えい! | 投げ |
ソウルフィスト | ソウルフィスト |
アッハハハハ | 勝利、ESベクタードレイン |
また出直していで | 勝利 |
また遊んであげるわ | 勝利(地上ダークネスイリュージョンで決めたとき) |
うあぁー | 負け |
アナカリス
アナカリスは、古代エジプトのファラオのミイラです。彼は自国の滅亡を予知し、民と共に未来へ蘇ることを決意しました。キャラクターデザインは、巨大な体躯と包帯に覆われたミイラの姿が特徴的で、エジプトの神秘的な雰囲気を醸し出しています。ゲーム内では、アナカリスは独特な技を持っています。特に「コブラブロー」は、腕を伸ばして攻撃する技で、リーチの長さが魅力です。また、「ミイラドロップ」は、相手を包帯で捕らえて地面に叩きつける投げ技で、ガード不能の強力な技です。さらに、空中から斜め下に呪文を放つ「王家の裁き」は、命中した相手を一定時間無力化する特殊な技で、戦略的な使用が求められます。これらの技と独特のデザインにより、アナカリスは他のキャラクターとは一線を画す存在感を放っています。
アナカリスのエンディングは、彼の祖国であるエジプトの王国を救うための壮大な旅を描いています。かつて強大なファラオであったアナカリスは、隣国との戦争で命を落とし、壮麗なピラミッドに葬られました。しかし、数千年後、地球への脅威であるパイロンの来襲により、彼は予言通り復活を果たします。復活した彼が目にしたのは、かつての繁栄が失われ、広大な砂漠と化した祖国の姿でした。自国が滅亡し、その存在すら歴史から忘れ去られていたことを知ったアナカリスは、自らの過ちを悟ります。彼は過去に戻り、滅亡の危機に瀕する自国を自らの手で救うことを決意します。このエンディングは、アナカリスの祖国への深い愛情と、過去の過ちを正そうとする強い意志を象徴しています。彼の壮大な旅路は、王としての責任と贖罪の物語として描かれています。
主な技 | コマンド |
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戒めの墓碑 | 相手ダウン時に ↑方向 + K |
聖者の歩み | 立ち状態で ← + 中P |
聖なる墓碑 | 斜めジャンプ中に ↓ + K |
大いなる墓碑 | 斜めジャンプ中に ↘ + 強K |
言霊返し(吸い込む) | ↓ ↙ ← + K |
言霊返し(吐く) | ↓ ↘ → + K |
棺の舞 | 同じ強さのPとK同時押し |
王家の裁き | ジャンプ中に ↓ ↘ → + P |
コブラブロー | ← → + P |
ミイラドロップ | ↓ ↘ → + P |
ファラオマジック | 中K、弱P、↓、弱K、中P の順に入力 |
奈落の穴 | ← ↙ ↓ ↘ → + KK同時押し |
ファラオスプリット | 弱P + 弱P + ↓ + 中K + 強K の順に入力 |
セリフ | アクション |
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はー | 強パンチ&コブラブロー |
とー! | 中パンチ |
おおおー | 負け |
フェリシア
フェリシアは、キャットウーマンです。彼女は赤ん坊の頃、教会の前に捨てられていたところをシスター・ローズに保護され、孤児院で育てられました。成長とともに猫の特徴が現れ、周囲から孤立するも、シスターの死後はミュージカルスターを目指すようになります。ゲーム内では、天真爛漫で明るい性格が特徴的です。キャラクターデザインとしては、猫耳、尻尾、そして手足が白い体毛で覆われた独特の外見を持ち、全身の体毛が大事な部分を巧みに隠しています。これにより、猫らしさと人間らしさを融合させた魅力的なデザインとなっています。フェリシアの特徴的な必殺技には、「プリーズヘルプミー」があります。この技では、彼女の仲間たちが登場し、協力して攻撃を繰り出します。また、「ローリングバッククラッシュ」や「サンドスプラッシュ」など、多彩な技を駆使して戦います。フェリシアは、その愛らしい外見と多彩な技で、多くのファンに愛されているキャラクターです。
フェリシアのエンディングは、彼女の夢であるミュージカルスターとしての成功を描いています。孤児院で育ったフェリシアは、持ち前の明るさと人間離れした身体能力を活かし、ミュージカルの舞台に立つことを目指しました。『ヴァンパイアハンター』のエンディングでは、彼女がついにその夢を実現し、デビュー作『この世は私のもの』で一躍脚光を浴びる様子が描かれています。さらに、同じキャットウーマンの仲間たちとも出会い、共にミュージカル活動を行うことで、彼女の人生はより充実したものとなりました。このエンディングは、フェリシアが自分の個性を受け入れ、それを活かして幸せを掴み取る姿を示しており、プレイヤーに希望と感動を与えます。
主な技 | コマンド |
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パニックネイル | ← or → + 中P or 強P |
タンブルキャット | ← or → + 中K or 強K |
フリップキャット | ↑以外 + 中P or 強P |
ロンパーキャット | 相手ダウン中に ↑系 + K |
三角飛び | ジャンプ中画面端で → |
ローリングバックラー | ↓ ↘ → + P |
ローリングスクラッチ | ↓ ↙ ← + P (P連打で追加攻撃) |
サンドスプラッシュ | ↓ ↘ → + K |
デルタキック | ← ↓ ↙ + K |
ヘルキャット | 近距離で → ↘ ↓ ↙ ← + 中K or 強K |
ダンシングフラッシュ | → ↓ ↘ + PP同時押し |
プリーズヘルプミー | ↓ ↙ ↓ ↘ → + KK同時押し |
セリフ | アクション |
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いやん | ダメージ |
や | 追い打ち |
いくよ! | ローリングバックラー |
それ! | ダンシングフラッシュ終了時 |
きゃー | ブリーズヘルプミー 使用時、負け |
みんなありがとう | ブリーズヘルプミー終了時 |
にゃお? | 勝利 |
たー! | ESデルタキック |
ビシャモン(Bishamon)
ビシャモンは、血を渇望する鎧「般若」と妖刀「鬼炎」に魅入られ、それらを身に着けたことで憑依され、以降は血を求める般若たちに肉体の自由を奪われて殺戮を繰り返していました。エンディングでは呪縛から解放され、我を取り戻した彼は、罪の償いのため、妻のおりんと共に出家し、全国行脚の旅に出ます。キャラクターデザインは、伝統的な日本の武士をモチーフにしており、鎧武者の姿が特徴的です。特に、彼の身にまとう鎧「般若」と妖刀「鬼炎」は、彼のダークな背景を象徴しています。ビシャモンの特徴的な必殺技には、上段居合斬り、下段居合斬り、鬼炎斬、撥ね刃、鬼首捻りなどがあります。ビシャモンは高い攻撃力とラッシュ力を持つキャラクターとしてプレイヤーに人気があります。
ビシャモンのエンディングは、彼が呪われた鎧「般若」と刀「鬼炎」に取り憑かれ、殺戮を繰り返す日々から始まります。彼は時折意識を取り戻し、自身の行為に苦悩しながらも、鎧の支配から逃れられませんでした。やがて、ダークストーカーズとの戦いを経て、ビシャモンは最終的に「般若」と「鬼炎」から解放され、正気を取り戻します。その後、彼は妻のおりんと共に出家し、日本各地を巡る行脚の旅に出ます。この旅は、これまでの罪を償い、人々のために尽力するためのものでした。ビシャモンは修行を重ね、法力を身につけ、かつて自分を支配していた「般若」と「鬼炎」を封印することに成功します。彼の物語は、呪いからの解放と贖罪の旅路を描いています。
主な技 | コマンド |
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切り返し | → + P |
切り返し(追加入力) | → + P → P |
袈裟投げ | (近距離で)← or → + 中P or 強P |
御霊抜き | (空中で)← or → + 中P or 強P |
鬼炎斬 | (リバーサル時に)→ ↓ ↘ + P |
屍縫い | (相手ダウン中に)↑ + P or K |
上段居合い斬り | ←(溜め)→ + P |
下段居合い斬り | ←(溜め)→ + K |
骸封じ | (ジャンプ中に)↑ ↗ → + P |
切り捨て御免 | (近距離で)レバー1回転 + P |
撥ね刃 | ← ↙ ↓ ↘ → + P |
魂寄せ | (撥ね刃ヒット中に)← + P |
辻疾風 | (撥ね刃ヒット中に)↓ ↘ → + P |
鬼首捻り(EX必殺技) | → ↘ ↓ ↙ ← + PP同時押し |
連ね斬り(EX必殺技) | ← ↙ ↓ ↘ → + KK同時押し |
セリフ | アクション |
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むん | レバー入れ中キック、強攻撃、撥ね刃 |
どぉ! | レバー入れ中パンチ&強キック、投げ |
ふぉ! | 追い討ち |
どりゃー | レバー入れ強パンチ |
うぉりゃー | 切り捨て御免、辻疾風 |
鬼炎斬 | 鬼炎斬 |
血をよこせ | 勝利 |
ぐははは | 勝利 |
昇天めされい | 勝利 |
おぉのれぇー | 負け |
オルバス
オルバスは、水中の種族であり、泡を飛ばす、津波を起こすなど、水を絡めた攻撃を多用します。また、体の一部を貝や蟹に変える擬態能力を持ち、これらを駆使して戦います。彼の必殺技には、相手の動きを止める「ソニックウェーブ」や、ガード不能の巨大な泡で相手を拘束する「ウォータージェイル」などがあります。特に「ウォータージェイル」は攻撃範囲が広く、連携の起点として非常に有効な技です。オルバスのキャラクターデザインは、海洋生物をモチーフにしており、独特の外見と動きを持っています。彼の技の多くはトリッキーな性能を持ち、相手の上段攻撃を潜り抜けるダッシュなど、多彩な戦術を展開できます。しかし、彼の技は全体的にクセがあり、使いどころを誤ると相手に反撃の隙を与えることもあります。いかにして自分の戦法に相手を引き込むかが、オルバスを使いこなす上で重要なポイントとなります。オルバスは、独特のデザインと多彩な技を持つキャラクターとして、プレイヤーから高い人気を誇っています。
エンディングでは、オルバスは生き残っていた同族の女性アクエリアと再会し、結ばれます。1年後には一人息子のアルバを授かり、家族と共に新たな生活を始めます。
主な技 | コマンド |
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スピニングカーレント | 前方ダッシュ中に強P |
ランドフィッシャー | (近距離で)← or → + 中P or 強P |
切り返し | ランドフィッシャー中に← or → |
キャタラクトクライ | お互い空中の時、(近距離で)← or → + 中P or 強P |
ソニックウェーブ | ↓↘→ + P |
リバーサイドドロップ | (相手ダウン中に)↑ + K |
スクリュージェット | ← → + P |
トリックフィッシュ | (後方ダッシュ中に)K |
ポイズンブレス | ↓↘→ + K |
クリスタルランサー | (近距離で)→↘↓↙← + 中P or 強P |
スカイネプチューン | (近距離で)→↘↓↙← + 中K or 強K |
シーレイジ | ←↙↓↘→ + PP同時押し |
アクアスプレッド | ↘ ↓ + KK同時押し |
ウォータージェイル | ↓ ↘ → + PP同時押し |
ダイレクトシザーズ | ↓ ↓ + PP同時押し(強Kカラーかスタートボタンカラーのみ使用可能技) |
セリフ | アクション |
---|---|
半魚人語1 | ダメージ |
半魚人語2 | ダメージ |
半魚人語3 | 負け |
サスカッチ
サスカッチは、カナダのロッキー山脈に住むビッグフット族の一員で、村一番の力自慢として知られています。彼は人間による自然破壊に立ち向かうため、村を離れ旅に出ました。しかし、旅の途中で吸血鬼や狼男などの異形の者たちと戦うことになります。最終的には、同胞たちが人間と交流を深めるきっかけを作りました。キャラクターデザインは、全身が白い毛で覆われた愛らしい雪男の姿をしています。赤い目と短い足、長い腕が特徴的で、ウサギのような可愛らしさを持っています。勝利ポーズなどの演出も可愛らしく、プレイヤーから親しまれています。サスカッチの特徴的な必殺技として、「ビッグスノー」があります。これは冷気を使った飛び道具で、相手を凍らせる効果があります。また、ダッシュ中に中段攻撃を繰り出すことができ、相手のガードを崩す戦術が可能です。さらに、コマンド投げも複数持ち、近距離戦での圧力を高めています。これらの技を組み合わせることで、相手に反撃の隙を与えない攻撃が可能となっています。
サスカッチのエンディングは、彼の故郷であるカナダのビッグフット一族の村に関する物語です。彼は村一番の強さを誇る戦士であり、外敵の増加を受けて村長の許可を得て敵討ちに出発します。その後、世界一となったサスカッチからの便りを受けた村では、世界征服を目指して人口増加政策を推進しますが、食料不足に直面します。さらに、人間に捕らえられた仲間が特別な待遇を受けていることを知った一族は、自ら進んで人間の前に姿を現すようになります。最終的に、人間から与えられたバナナの味に魅了され、世界征服の野望は消え去ります。このエンディングは、サスカッチと彼の一族の純朴さや人間社会との関わりをユーモラスに描いています。
主な技 | コマンド |
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ビッグボム | ← または → + 中P または 強P |
ビッグエア | 空中で ← または → + 中P または 強P |
ビッグタイフーン | → ↓ ↘ + K |
ビッグホイール | 相手ダウン中に ↑ + K |
ビッグスノー | ↓ ↘ → + P |
ビッグサイクロン | (ジャンプ中可)↓ ↙ ← + K |
ビッグタワーズ | ↓ ↓ + P |
ビッグブランチ | 近距離で → ↘ ↓ ↙ ← + 中P または 強P |
ビッグスイング | 近距離で レバー1回転 + K |
ビッグフリーザー | ← ↙ ↓ ↘ → + PP同時押し |
ビッグアイスバーン | ← ↙ ↓ ↘ → + KK同時押し |
セリフ | アクション |
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ごぉ | ダメージ |
うぉ | 強パンチ |
かー! | 追い討ち |
おっかぁー | 負け |
やったやった | サスカッチ勝利時の雪だるまのセリフ |
フォボス(Phobos)
フォボスは、地中深くに封印されていたロボットで、全身を武器に変形させながら戦います。シリーズによって設定は異なりますが、初代『ヴァンパイア』では、恐竜を絶滅に追い込み、その時代に終止符を打ったキラーマシーンという設定です。異星人によって『地球上の全生物の抹殺』をプログラムされ、その目的で製造されたフォボスたちですが、後の地殻変動でその全てが地中深くで眠っていました。そして、パイロンの手によって再び目覚め、プログラムに従い行動を開始します。キャラクターデザインは、古代文明の遺物であるロボットらしく、無機質でありながらも威圧感のある外観が特徴です。必殺技としては、強力なビームを放つ「プラズマビーム」や、全身を回転させて攻撃する「ロケットパンチ」など、多彩な武器を駆使して戦います。これらの技は、彼の機械的な身体構造を活かしたものであり、他のキャラクターとは一線を画す戦闘スタイルを持っています。
フォボスのエンディングは、彼の使命とその後の行動を描いています。古代マヤ人によって「中央アメリカを邪悪な者から守る」ために作られたフォボスは、宇宙からの侵略者パイロンの出現を感知し、テオティワカン遺跡から起動します。パイロンを打ち倒した後、フォボスは遺跡に戻り自己修復を行います。その後、センサーが地球上の生命体がゼロになったことを感知すると、眠っていた多くの同型機と共に、新たな守るべき主と倒すべき敵を求めて宇宙へ飛び立っていきます。このエンディングは、フォボスが単なるキラーマシーンではなく、守護者としての役割を持つ存在であることを強調しています。彼の行動は、プログラムされた使命に忠実でありながらも、その枠を超えて新たな目的地を探す姿を描いています。この物語は、フォボスのキャラクター性と彼の存在意義を深く掘り下げたものとなっています。
主な技 | コマンド |
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空中浮遊 | (ジャンプ中に)↑押しっぱなし |
前方空中ダッシュ | (ジャンプ中に)→ → |
後方空中ダッシュ | (ジャンプ中に)← ← |
マグネットスラム | (近距離で)← or →+中P or 強P |
スカイキャプチャー | (お互い空中の時、近距離で)← or →+中P or 強P |
リフレクトウォール | (ガード中に)→ ↓ ↘+P |
バリアントブレードV | (相手ダウン中に)↑+P or K |
プラズマビーム | ↓ ↘ →+P |
マイトランチャー | ↓ ↘ →+K |
ジェノサイドバルカン | ← ↓ ↙+P |
サーキットスクラッパー | (近距離で)→ ↘ ↓ ↙ ←+中P or 強P |
コンフュージョナー | → ↓ ↘+KK同時押し |
ファイナルガーディアン | → ↘ ↓ ↙ ←+KK同時押し |
パイロン (Pyron)
パイロンは、宇宙の果て、ヘルストーム星出身のエネルギー生命体であり、美しい星々をコレクションすることを目的として旅を続けています。地球を新たなコレクションに加えるため、強者との戦いを求めて地球に降り立ちました。キャラクターデザインは、炎をまとった人型の姿が特徴的です。常に燃え上がるような体躯に、頭部からは二本の角が横に伸びています。これは、地球上の生命体と対等に戦うために自身の不定形な精神体を人間の形に変化させたものです。パイロンの必殺技には、炎を駆使した多彩な攻撃があります。特に、全身を炎で包み込みながら突進する技や、エネルギーを放出して相手を攻撃する技が知られています。これらの技は、彼のエネルギー生命体としての特性を活かしたものとなっています。シリーズ初期作品ではラスボスとして登場し、プレイヤーに強大な力を見せつけました。後の作品ではプレイアブルキャラクターとしても使用可能となり、その独特なデザインと強力な技で多くのプレイヤーに印象を残しています。
パイロンのエンディングは、彼が地球を自身のコレクションに加えることに成功し、指輪のように指の周りを公転させるシーンで締めくくられます。彼は宇宙の果て、ヘルストーム星出身の不老不死のエネルギー生命体であり、美しい星々を収集することを目的として2億年もの旅を続けてきました。地球に生命が存在することを知ったパイロンは、戦いを求めて地球へ思念波を送り、強者たちを招集します。彼は自らの力を抑制し、人間の形態をとって対等な条件で戦いに挑みますが、最終的には地球を手中に収め、コレクションに加えるのです。このエンディングは、彼の強大な力と収集家としての執念、そして戦いへの渇望を象徴しています。
主な技 | コマンド |
---|---|
メテオアタック | (ジャンプ中に)↓ + 弱P |
メテオバスタード | (ジャンプ中に)↓ + 中P |
メテオマグニファイ | (ジャンプ中に)↓ + 強P |
コロナウイップ | (近距離で)← or → + 中P or 強P |
ギャラクティックスルー | (お互い空中の時、近距離で)← or → + 中P or 強P |
ゾディアックファイア | (ガード中に)→ ↓ ↘ + P |
スターダストシュート | (相手ダウン中に)↑ + K |
ソルスマッシャー | ↓ ↘ → + P |
空中ソルスマッシャー | (ジャンプ中に)↑ ↗ → + P |
オービターブレイズ | (ジャンプ中に)↓ ↙ ← + K |
ギャラクシートリップ | ← ↓ ↙ + P or K |
プラネットバーニング | (近距離で)→ ↘ ↓ ↙ ← + 中P or 強P |
コスモディスラプション | ← ↙ ↓ ↘ → + PP(溜め押し可能) |
セリフ | アクション |
---|---|
ふぉふぉふぉふぉふぉ | 勝利 |
うおぉー | 負け |
サウンド
本作のサウンドは、前作の楽曲をアレンジし、より緻密で完成度の高いものとなっています。特に、デミトリやオルバス以外のキャラクターのステージ曲は、前作『ヴァンパイア』のアレンジが施され、音楽性が向上しています。一方、デミトリのステージ曲は前作の方が重厚で好まれる場合もあります。また、新キャラクターであるドノヴァンのステージ曲は、主役にふさわしい聴き応えのある楽曲として評価されています。全体的に、ファンタジックな世界観を反映した音楽が展開されており、ゲームの雰囲気を盛り上げています。
オープニング
オープニングテーマとして、壮大かつ躍動的な印象を持つ構成が特徴です。複数のパートが重層的に絡み合い、ストリングスやブラスが中心的な旋律を担いながら、リズムセクションが力強く支えています。テンポは程よい速さで、アクションゲームにふさわしいスピード感を醸し出しています。楽曲内では、ストリングスが華やかな装飾音を含む旋律を織りなし、シンセベースやパーカッションがリズムにアクセントを加えています。また、グリッサンドやスタッカートなど多彩な演奏技法が用いられており、ダイナミックな表現力が光ります。全体の音色のバランスが精緻で、ゲームの世界観に合わせた劇的な展開が印象的です。さらに、この楽曲は場面転換を意識した構成がされており、聞き手を飽きさせないドラマ性が高く評価されるポイントです。楽器ごとの役割分担が明確でありながら、全体として統一感が保たれている点が優れています。
プレイヤーセレクト
繰り返しのリズムと簡潔なメロディが特徴です。シンセサイザーによる柔らかな音色が全体を包み込み、プレイヤーに選択を促す穏やかで集中しやすい雰囲気を作り出しています。メロディは反復的で覚えやすく、また、シンセヴォックスが控えめながらも独自の存在感を放ち、画面全体の雰囲気を引き立てています。
ドノヴァン・ステージ
神秘的で壮大な雰囲気を醸し出しています。ブラスセクションやサックスが中心となり、力強くも哀愁を帯びた旋律が印象的です。全体のテンポは適度な速さで、緊張感を持ちながらも落ち着いたムードが漂います。楽曲の特徴として、シンセストリングスとシンセベースが低音域と中音域を調和させ、深みのある音響空間を構築しています。加えて、エレクトリックピアノがメロディラインを繊細に補完し、旋律に奥行きを加えています。リズムセクションはドラムとパーカッションが主体で、アクセントとしてシンバルやカウベルが用いられ、リズムのダイナミズムを強調しています。全体的な構成は、キャラクターの個性を反映した劇的な展開が見られ、場面の緊張感や対決の激しさを効果的に表現しています。
レイレイ・ステージ(中国)
中国をモチーフにした独特な音楽的要素が特徴です。弦楽器や琴、オカリナなど伝統楽器の音色を取り入れた旋律が印象的で、エキゾチックな雰囲気を醸し出しています。テンポは適度な速さで、ステージの緊張感やダイナミズムを反映したリズミカルな展開が魅力です。楽曲内では、レイレイの声を模したパートがアクセントとなり、キャラクター性を強調しています。また、シンセベースが全体を支える低音を提供し、パーカッションが細かいリズムで楽曲の躍動感を高めています。特にカウベルやシンバルが加わることで、リズムセクションに多様性が生まれています。全体的に繊細で緻密なアレンジが施されており、伝統とモダンなゲーム音楽の融合が見事に表現されています。
デミトリ・ステージ(ルーマニア)
荘厳でドラマティックな雰囲気が際立っています。ピアノとストリングスが中心的な役割を担い、ステージの緊張感とキャラクターの威厳を表現しています。テンポはやや速めで、緊迫感とともに躍動感を感じさせる構成となっています。シンセサイザーとシンセベースが深みのある音色を加え、全体を支える土台を形成しています。ブラスが力強いアクセントを生み出し、曲全体にダイナミズムを与えています。リズムセクションでは、タンバリンやスネアドラムが緻密なリズムを刻み、ステージの活気を演出しています。さらに、楽曲の構成は緻密で、対戦中の緊迫感とステージの独特なムードが見事に融合しています。
ガロン・ステージ(イングランド)
英国風の荘厳かつダイナミックな雰囲気が特徴です。オルガンやピアノを中心としたアレンジが高貴な印象を与え、ブラスセクションやサックスが旋律を引き立てています。テンポはやや速めで、キャラクターの動きと調和した疾走感があります。アコースティックベースが安定したリズムを支えつつ、ギターやオルガンが中音域でメロディを補完します。ドラムパートでは、スネアやバスドラムが細かいビートを刻み、楽曲全体に活気を与えています。特に、ブラスとピアノの掛け合いが目立つ場面では、楽曲のドラマティックな展開が強調されています。楽曲全体を通して、ステージの舞台背景である英国の雰囲気が感じられ、力強さと優雅さが絶妙に融合した仕上がりとなっています。
ビクトル・ステージ(ドイツ)
重厚かつ荘厳な雰囲気が特徴です。シンセボイスとストリングスが織りなす低音から高音域までの広がりが、ステージの圧倒的な存在感を表現しています。テンポはやや遅めで、キャラクターの強大さを感じさせる堂々とした展開が魅力です。シンセベースが全体の安定感を支え、パーカッションではカバサやトライアングルが細やかなリズムを刻み、独特のリズムセクションを形成しています。また、オルガンの音色が荘厳な雰囲気をさらに引き立て、重厚感とともに優雅さを演出しています。楽曲全体を通して、繊細なアレンジが施され、キャラクターの背景やステージのテーマを音楽で具現化しています。
ザベル・ステージ(オーストラリア)
オーストラリアをテーマにした独特の音楽的要素が特徴です。リードギターが中心的な旋律を奏で、力強くも軽快な雰囲気を醸し出しています。テンポは速めで、ステージの活気や緊張感を引き立てるダイナミックな展開が魅力です。リードギターとベースギターが連携しながら重厚な音色を構成し、シンセボイスが全体に彩りを加えています。さらに、ドラムやカウベルなどのパーカッションが繊細なリズムを刻むことで、楽曲にエネルギーと躍動感を与えています。全体的な構成は、ザベルというキャラクターの特徴とステージの情景を音楽で見事に表現しており、個性的でありながらも調和のとれた仕上がりです。
モリガン・ステージ(スコットランド)
スコットランドをテーマにした神秘的でドラマティックな雰囲気が特徴です。ピアノとストリングスが主要な旋律を担い、エレクトリックピアノやシンセベースが深みと躍動感を加えています。テンポはやや速めで、ステージのダイナミズムとキャラクターの華麗さを反映した構成となっています。ドラムやクラーベスなどのパーカッションがリズムをしっかりと支え、ハンドクラップやトライアングルがアクセントとして使用されています。これにより、全体のリズムセクションに独特な軽快さが加わっています。楽曲内では、音色のバランスが巧みに調整されており、重厚感と軽やかさが調和しています。
アナカリス・ステージ(エジプト)
エジプトの文化的な要素を強く感じさせます。楽曲の冒頭では、サックスがテーマを奏で、その後に弦楽器やシンセサイザーが豊かな和声を付加し、壮大さを引き立てます。打楽器のリズムが全体のテンポを安定させつつ、リズミカルな動きを生み出しています。楽譜を見ると、複雑なメロディラインと重層的なアレンジが特徴的で、シンバルやタンバリンのアクセントが鮮やかに場面を彩ります。曲の終盤では、シンセベースとストリングスが主旋律を支えながら、クライマックスへと盛り上げていく構成が印象的です。
フェリシア・ステージ(USA)
非常に躍動感のある構成が特徴的です。全体的にファンキーで軽快なリズムが基調となっており、エレクトリックピアノやシンセベースがテンポの良いリズムセクションを形成しています。シンセリードが中心となり、流れるようなメロディラインが印象的です。特に、上昇音型やグリッサンドなど、エネルギッシュな装飾音が目を引きます。また、ブラスとサックスが曲の後半で加わり、ダイナミックなアレンジが展開されます。パーカッションの豊富な要素も特徴的で、細かなリズムの変化が緊張感を与えつつ、聴き手を飽きさせません。全体のテンポは比較的速く、軽快かつスリリングな雰囲気を演出しています。
ビシャモン・ステージ(日本)
日本的な要素とエレクトロニックなアレンジが融合しています。尺八や三味線といった和楽器の音色がメロディラインを引き立てており、特に尺八の音程変化が情緒を感じさせます。三味線はリズミカルなフレーズを繰り返し、全体のリズムにアクセントを加えています。ベースラインはシンセベースが担当し、一定のテンポ感を保ちながら曲の躍動感を支えています。打楽器では太鼓や鈴などの伝統的な音が使用されており、和風な雰囲気を強調しています。一方で、ドラムや電子パーカッションが融合することで、現代的でスピーディな印象も与えています。全体のテンポは適度な速さで、落ち着いた部分と激しい部分が巧みに切り替わる構成です。
オルバス・ステージ(ブラジル)
ラテン音楽の要素が取り入れられています。全体的に軽快で明るい雰囲気があり、リズムの多彩さが特徴的です。フルートが柔らかくも華やかなメロディを奏で、エレクトリックピアノとストリングスが調和しながら楽曲の厚みを支えています。シンセベースはリズムセクションと密接に連携し、独特のグルーヴを生み出しています。また、パーカッションではトライアングルやクラップ、ティンバレスなどが使用され、軽快でリズミカルな印象を強調しています。これらの打楽器の役割は、楽曲全体にラテン特有のエネルギッシュな雰囲気を加えています。ブラスセクションは特に力強く、楽曲のクライマックスを彩ります。テンポはやや速く、動きのあるシーンにふさわしいスピード感を感じさせます。
サスカッチ・ステージ(カナダ)
力強くリズミカルな楽曲が特徴です。オカリナとピッコロの明るい音色が、壮大で自然を連想させるメロディを紡いでいます。これらの楽器が、寒冷な自然環境を思わせる雰囲気を作り出しています。シンセベースは低音域で躍動感を与え、リズムセクションを支える重要な役割を果たしています。パーカッションセクションは、クラーベやコンガ、カバサなど多彩な打楽器が活用されており、楽曲全体に動きと多層的なリズムを加えています。特に、タンバリンやカウベルの軽快な響きが曲全体の軽やかさを引き立てています。全体のテンポは適度に速く、一定の緊張感を持ちながらもどこか楽観的な印象を与えています。
フォボス・ステージ(メキシコ)
機械的で壮大な雰囲気を持つ構成が特徴的です。ブラスセクションが重厚なメロディを奏でる一方で、シンセサイザーの層が楽曲全体に独特の未来的な色合いを与えています。このメロディラインは強く印象に残り、キャラクターの威厳や恐怖感を表現しています。リズムセクションではドラムとパーカッションが複雑で緻密なリズムを織りなしており、コンガやタンバリン、クラップなどが加わることで多層的な響きを生み出しています。エレキギターも加わり、曲にダイナミズムと緊張感を与えています。テンポは比較的速く、緊迫感のある展開が続きます。この楽曲は、機械的な要素と壮大なオーケストレーションを組み合わせた仕上がりで、フォボスというキャラクターの無機質さと支配的な性格を強調しています。
パイロン・ステージ(ヘルストーム)
壮大で重厚感のある構成が特徴です。シンセリードとストリングスが主旋律を担い、流れるような音の動きが楽曲全体を支配しています。ピッチベンドや上昇音型が頻繁に使用され、楽曲に独特な緊張感とエネルギーを与えています。リズムセクションでは、ドラムやシンセベースが強調され、精密かつ力強いリズムが全体のテンションを引き上げています。エレクトリックギターが加わることで、曲にさらなる厚みと力強さが生まれています。テンポは速く、疾走感と圧迫感を同時に感じさせる仕上がりです。また、タムバリンやクラップといった打楽器が緻密に組み合わされ、楽曲に繊細なアクセントを加えています。この楽曲は、パイロンのキャラクター性と、終末的なステージの雰囲気を音楽的に見事に表現しており、プレイヤーに忘れられない印象を与える楽曲となっています。
スタッフロール
温かみのあるメロディと穏やかなリズムが特徴です。ピアノが主旋律を奏で、柔らかく流れるような音の動きが印象的です。ストリングスがピアノを補完し、楽曲全体に深みと荘厳さを加えています。シンセボイスが独特の雰囲気を醸し出し、サウンドに未来的なニュアンスを与えています。一方で、シンセベースとドラムがリズムセクションを支え、一定のテンポ感と心地よい安定感を提供しています。さらに、トライアングルやハンドクラップなどの打楽器が、楽曲に軽やかさとささやかな装飾を加えています。テンポは比較的ゆったりしており、エンディングにふさわしい落ち着いた雰囲気を演出しています。
データ
『ヴァンパイアハンター』の発売年、メーカー、開発などのデータです。
発売年 | 1995 |
メーカー | カプコン |
開発会社 | カプコン |
プラットフォーム | アーケード |
ジャンル | 対戦格闘 |
プロデューサー | 不明 |
ディレクター | 不明 |
作曲者 | 不明 |
キャラクターデザイン | 不明 |
販売本数 | 不明 |