1982年、アーケードゲームの黄金期に、コナミから『タイムパイロット』が登場しました。この多方向スクロールシューティングゲームは、プレイヤーが未来型戦闘機のパイロットとなり、時空を超えてさまざまな時代の敵機と戦うという斬新なコンセプトで、多くのゲーマーの心を掴みました。
開発背景と技術的挑戦
『タイムパイロット』は、当時コナミに所属していた岡本吉起氏がデザインを手掛けました。彼は元々ドライブゲームの開発を任されていましたが、自身のアイデアであるこのゲームを密かに開発し、結果的に上司の承認を得てリリースに至ったという逸話があります。このゲームは、全方向にスクロール可能な広大な空間での戦闘を実現し、プレイヤーに自由度の高い操作感を提供しました。
プレイ体験と印象的な出来事
ゲームは5つの異なる時代で構成されており、1910年の複葉機との戦いから始まり、最終的には2001年のUFOとの戦闘に至ります。各ステージの最後には大型の母艦が登場し、これを撃破することで次の時代へと進むことができます。プレイヤーは、パラシュートで降下する味方パイロットを救助することで追加ポイントを獲得できるなど、戦闘以外の要素も盛り込まれています。
初期の評価と現在の再評価
『タイムパイロット』は、1982年にコナミ(現コナミデジタルエンタテインメント)からリリースされたアーケード用多方向スクロールシューティングゲームです。プレイヤーはタイムスリップ可能な戦闘機を操り、異なる時代を舞台に敵機と戦います。全5つのステージがあり、第一次世界大戦(1910年)から未来の宇宙空間(2001年)まで、各時代ごとに異なる敵やボスが登場します。総合的な評価としては、ポジティブな意見が約75%、ネガティブな意見が約25%と、好意的な評価が多い作品となっています。
ポジティブな評価の要因として、まず360度全方向に自由に移動できる操作性が挙げられます。当時のシューティングゲームでは珍しい全方位スクロールを採用しており、プレイヤーは広い空間を自在に飛び回りながら戦闘を楽しむことができます。また、各ステージごとに異なる時代設定や敵デザインが施されており、バラエティ豊かなゲーム展開がプレイヤーを飽きさせません。さらに、連射可能なショットや、パラシュートで降下する味方パイロットを救出することで得られるボーナスなど、ゲームプレイに深みを与える要素も高く評価されています。一方、ネガティブな評価の要因として、難易度の高さが指摘されています。特に後半のステージでは、敵の攻撃が激しくなり、初心者には厳しいと感じられることがあります。また、ボスキャラを画面外に逃がすと与えたダメージがリセットされる仕様や、永久パターンが成立してしまう点など、ゲームバランスに関する問題点も挙げられています。
本作は、全方位シューティングゲームやレトロゲームファンにおすすめです。独特の操作性や多彩なステージ構成、そして高い難易度が、チャレンジ精神を刺激する作品となっています。また、後に続編や多くの移植版が登場しており、さまざまなプラットフォームでプレイ可能です。特に、アーケードアーカイブス版『タイムパイロット’84』は、オリジナル版の魅力を再現しつつ、現代の環境で快適にプレイできるようになっており、シリーズ未体験の方にも手軽に楽しめる作品となっています。
他ジャンルやカルチャーへの影響
『タイムパイロット』の全方向スクロールや時代を超えた戦闘といった要素は、後のシューティングゲームや他のジャンルのゲームにも影響を与えました。特に、時間旅行や多彩なステージ構成といったコンセプトは、多くのゲームデザイナーにインスピレーションを与えています。
現代にリメイクされた場合の進化
もし『タイムパイロット』が現代の技術でリメイクされるとしたら、以下のような進化が期待されます。
- 高解像度グラフィックスとリアルなサウンドによる没入感の向上。
- オンラインマルチプレイ対応で、世界中のプレイヤーとの協力や対戦が可能に。
- 新たな時代やステージの追加、さらにはストーリーモードの導入によるゲームボリュームの拡大。
- チュートリアルや難易度設定の充実による、初心者から上級者まで幅広く楽しめる設計。
まとめ
『タイムパイロット』は、1982年にコナミがリリースした革新的なアーケードシューティングゲームです。全方向スクロールや時代を超えた戦闘といった独自の要素が、多くのプレイヤーに新鮮な体験を提供しました。現在でもその魅力は色褪せておらず、リメイクや新作への期待が高まっています。未体験の方は、ぜひ一度その魅力を味わってみてはいかがでしょうか。
攻略
プレイヤーは、未来型戦闘機のパイロットとなり、時空を超えて5つの異なる時代を巡りながら、敵機を撃破していきます。ゲームは360度全方向にスクロール可能なシューティング形式で、各時代ごとに異なる敵機やボスが登場します。敵機を一定数撃墜するとボスが出現し、これを倒すと次の時代へとタイムスリップします。時折現れるパラシュート兵を救助するとボーナス得点が得られます。全5ステージをクリアすると、難易度が上がった最初のステージに戻り、ゲームが続行されます。
操作方法
8方向レバー | 移動 |
ボタン1 | ショット |
ゲーム画面

番号 | 説明 |
---|---|
① | 自機 |
② | 残機 |
③ | ボス登場に必要な撃退量 |
④ | 1Pスコア |
⑤ | ハイスコア |
⑥ | ステージ数 |
⑦ | クレジット |
ステージ構成
年代 | 敵機 |
---|---|
1910 | 複葉機と飛行船 |
1940 | 単葉機、中型爆撃機、大型爆撃機 |
1970 | ヘリコプターと大型ヘリコプター |
1983 | ジェット機と大型ジェット機 |
2001 | UFOと大型UFO |
1910年代


難易度は低いステージです。複葉機は、距離をとれば弾を避けることが可能。このステージのラスボスは飛行船です。
1940年代


爆撃機が登場します。難易度は1910年代とさほど変わりません。
1970年代


敵はヘリコプターで、ホーミングミサイルを撃ってきます。至近距離でホーミングミサイルを撃たれると逃げ切るのが難しいので、ヘリコプターが画面内に登場したら早々に撃滅するように心がけます。
得点


ハイスコアの更新を狙うためには、主にパラシュートを連続して獲得し、かつ、敵編隊をすべて撃滅することです。
敵・アイテム | 得点 |
---|---|
パラシュート | 救助すれば1,000点、最大5,000点までアップ |
敵編隊 | すばやく撃滅すれば2,000点 |
データ
『タイムパイロット』の発売年、メーカー、開発などのデータです。
発売年 | 1982 |
メーカー | コナミ |
開発会社 | コナミ |
プラットフォーム | アーケード |
ジャンル | シューティング |
プロデューサー | 不明 |
ディレクター | 岡本吉起 |
作曲者 | 井上正廣 |
キャラクターデザイン | 岡本吉起 |
販売本数 | 不明 |