1980年代半ば、ゲームセンターは新たなエンターテインメントの場として、多くの若者たちで賑わっていました。1986年、東亜プランが開発し、タイトーからリリースされた縦スクロールシューティングゲーム『スラップファイト』は、その独自のゲーム性でプレイヤーたちを魅了しました。
開発背景と技術的挑戦
『スラップファイト』は、東亜プランにとって2作目のシューティングゲームであり、前作『タイガーヘリ』の成功を受けて開発されました。開発チームは、プレイヤーが長時間楽しめるよう、多くの隠し要素や武器のパワーアップシステムを導入しました。これにより、戦略性とリプレイ性の高いゲーム体験を提供することができました。
プレイ体験と印象的な出来事
プレイヤーは、敵の攻撃を避けながら、星形のアイテムを収集し、スピードアップやシールド、サイドショットなどの多彩なパワーアップを選択できます。特に、ウィングを装備することで自機が大型化し、攻撃範囲が広がる一方で被弾面積も増えるというリスクとリターンのバランスが、プレイヤーに戦略的な選択を迫りました。
初期の評価と現在の再評価
『スラップファイト』は、1986年に東亜プランが開発し、タイトーから発売された縦スクロールシューティングゲームです。プレイヤーは戦闘機「レオパルド」を操作し、人工頭脳「ガウディー」に支配された宇宙を舞台に戦います。総合的な評価としては、ポジティブな意見が約60%、ネガティブな意見が約40%と、好意的な評価がやや上回る作品となっています。
ポジティブな評価の要因として、まず挙げられるのは、プレイヤーが任意のタイミングで自機の武器を選択してパワーアップできる「ウエポンセレクトゲージシステム」の導入です。特定の敵を倒すと出現する★マークを取得することで、画面右側に表示されたウエポンセレクトゲージが点灯し、★マークを取るごとにゲージが下段へと動きます。点灯中にAボタンを押すと、ゲージ内に表示された武器が装着される仕組みです。このシステムにより、プレイヤーは戦況に応じて柔軟に武器を選択し、多彩な攻略パターンを構築する楽しさを味わうことができます。また、敵キャラクターがすべて地上物で構成されている点も特徴的で、独特の戦略性が求められるゲームデザインが評価されています。さらに、グラフィックやBGMも高品質で、レトロフューチャーな音源が耳に残るとの声があります。
一方、ネガティブな評価の要因として、当時としては複雑なパワーアップ方式が挙げられます。マニュアル型のパワーアップ方式である本作は、当時のシューティング作品の中でもシステムが少々複雑な部類に入るため、慣れない内は「どこにゲージがあるのかが把握しづらい」という仕様上の問題を抱えていました。これにより、「ろくにパワーアップできないままにゲームオーバーとなってしまう」という状況に陥るプレイヤーもおり、このパワーアップ方式には賛否が分かれる傾向にあります。また、武器バランスの悪さも指摘されています。やたらと前側の側面から敵が出てくるため、ホーミングミサイル以外は非常に辛いとの意見があります。逆にホーミングミサイルを持っているとボス戦以外まずピンチにならない単調さが生じるとも言われています。
本作は、戦略性の高いシューティングゲームを求めるプレイヤーや、東亜プランの初期作品に興味がある方におすすめです。特に、独自のパワーアップシステムを駆使して多彩な攻略パターンを試行したいプレイヤーには、やりごたえのある作品と言えるでしょう。ただし、パワーアップシステムの複雑さや武器バランスの偏りがあるため、初心者やカジュアルなプレイヤーには敷居が高いかもしれません。攻略情報を参考にしながらプレイすることで、より深くゲームを楽しむことができるでしょう。
ゲームが与えた影響と遺産
『スラップファイト』は、東亜プランのシューティングゲームにおける基礎を築き、後の作品にも影響を与えました。また、そのパワーアップシステムや隠し要素の多さは、他のシューティングゲームにも影響を及ぼし、ジャンル全体の発展に寄与しました。
もし現代にリメイクされたら
現代にリメイクされるとしたら、高解像度のグラフィックやサウンドの強化はもちろん、オンライン協力プレイやランキング機能の追加が期待されます。また、新たなパワーアップやステージ、隠し要素を導入することで、オリジナル版を知るプレイヤーも新鮮な気持ちで楽しめるでしょう。
まとめ
『スラップファイト』は、その戦略的なゲームデザインと多彩なパワーアップシステムで、多くのプレイヤーに愛されてきました。発売から数十年が経過した現在でも、その魅力は色褪せることなく、レトロゲームの名作として語り継がれています。もし未プレイであれば、この機会にぜひ体験してみてはいかがでしょうか。
データ
『スラップファイト』の発売年、メーカー、開発などのデータです。
発売年 | 1986 |
メーカー | タイトー |
開発会社 | 東亜プラン |
プラットフォーム | アーケード |
ジャンル | 縦スクロールシューティング |
プロデューサー | 不明 |
ディレクター | 不明 |
作曲者 | 弓削雅稔 |
キャラクターデザイン | 不明 |
販売本数 | 不明 |
© 1986 TOAPLAN Co., Ltd.