AC版『シェリフ』 西部劇の保安官が活躍する名作アクション

プロローグ

1979年、アーケードゲームの全盛期。ゲームセンターには最新のゲームを求めて多くの若者が集い、その熱気はまるでお祭りのようでした。そんな中、ひときわ異彩を放つゲーム筐体がありました。それが任天堂の『シェリフ』です。

開発背景や技術的な挑戦

『シェリフ』は、任天堂がファミリーコンピュータやゲーム&ウオッチを発売する以前に開発したアーケードゲームの一つです。当時、新人デザイナーだった宮本茂氏が筐体のデザインを担当しました。ゲームは西部劇を題材としており、プレイヤーは保安官となって街に迫るならず者たちを撃退します。操作方法には独特の工夫が施されており、移動と射撃の方向を別々に操作できる仕組みが採用されていました。

プレイ体験

ゲーム画面は固定されており、外周を16人のならず者が徘徊しています。プレイヤーは中央の保安官を操作し、レバーで移動し、ダイヤルスイッチで射撃方向を指定してボタンで発砲します。この独特の操作性により、前進しながら後方を攻撃するといった戦略的なプレイが可能でした。しかし、移動には若干の遅延があり、敵の高速弾を回避するのは容易ではありませんでした。全16人のならず者を倒すとステージクリアとなり、特定のステージをクリアすると得点が倍増するボーナスも用意されていました。

初期の評価と現在の再評価

当時、『シェリフ』はその特殊な操作性や高難易度から、一般的な大ヒット作とはなりませんでした。しかし、近年ではその独創的なゲームデザインや操作性が再評価され、レトロゲームファンの間で注目を集めています。また、任天堂の初期作品として、ゲーム史の中で重要な位置づけを持つ作品とされています。

隠し要素や裏技

『シェリフ』には、特定の条件を満たすと得点が倍増するボーナスステージが存在します。また、時折画面上部にコンドルが出現し、これを撃ち落とすとボーナス点が加算されます。これらの要素がゲームの戦略性を高め、プレイヤーにさらなる挑戦を促しました。

他ジャンル・文化への影響

『シェリフ』は、その後の任天堂作品にも影響を与えています。例えば、『メイド イン ワリオ』シリーズでは、『シェリフ』を元にしたミニゲームが収録されており、キャラクターも登場しています。また、『大乱闘スマッシュブラザーズX』では、アシストフィギュアとしてシェリフが登場し、その存在感を示しています。

リメイクでの進化

もし現代に『シェリフ』がリメイクされるとしたら、当時の独特な操作性を活かしつつ、現代の技術でグラフィックやサウンドを強化することで、より深みのあるゲーム体験が提供できるでしょう。また、オンライン要素を取り入れた協力プレイや対戦モードの追加も考えられます。

まとめ

『シェリフ』は、1979年に任天堂が発売したアーケードゲームで、西部劇を題材としたアクションシューティングゲームです。独特の操作性や高難易度が特徴で、当時は大ヒットとはなりませんでしたが、その革新的なデザインは現在でも評価されています。任天堂の初期作品として、ゲーム史において重要な位置を占める作品と言えるでしょう。

攻略

プレイヤーは自機(保安官)を操作して、画面内に現れるならず者たちを倒すことが目的です。移動用のレバーを使って保安官を操作し、8方向のダイヤルスイッチでショットの向きを指定して弾を撃ちます。外周に16人のならず者が存在し、プレイヤーは彼らを撃ち倒す必要があります。また、ならず者たちが内部に侵入することがあり、この場合はより高い得点が得られます。さらに、時折画面上部に飛ぶコンドルを撃ち落とすことでボーナス点が得られます。16人のならず者をすべて倒すと1面クリアとなり、一定の面数をクリアするごとにボーナス点が得られます。プレイヤーはならず者の弾とならず者に触れるとミスとなり、すべての自機を失うとゲームオーバーになります。

操作方法

移動用レバー保安官の移動
8方向ダイヤルスイッチショットの向きを変更
ダイヤルスイッチ指定した向きに弾を撃つ

得点

敵を倒したときの獲得点は下表の通りです。

敵の種類得点
外周のならず者30点
内部に侵入したならず者60点
コンドル (ボーナス最高点)500点
コンドル (その他)300点、150点、100点、50点

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