『ルナーク』は、1990年にタイトーが開発し稼働されたアーケード用ベルトスクロールアクションゲームです。プレーヤーはレンジャー部隊の一員となり、絶滅の危機に瀕した動物たちを守るために密猟団と戦います。
『ルナーク』とは
プレーヤーはレンジャー部隊の一員となり、絶滅の危機に瀕した動物たちを守るために密猟団と戦うという設定です。
ゲーム内容
プレーヤーは、レンジャー部隊の一員として、絶滅の危機に瀕した動物たちを守るために密猟団と戦います。ゲームは全7ステージ+ボーナスステージ1ステージで構成されており、最大4人まで同時にプレーすることが可能です。
ストーリー設定
時は20世紀初頭。密猟団「ブラックビーンズ」による野生動物の乱獲により動物達は絶滅の危機に瀕していました。この事態に対し、4人の男達が動物達を救うべく「レンジャー部隊」を結成。「ブラックビーンズ」の追跡を行っていました。しかし、「レンジャー部隊」の行動を察知した「ブラックビーンズ」は彼らが待機している小さな酒場に刺客を送り込み襲撃。刺客の襲撃により瓦礫の山と化した酒場。間一髪で生き延びた「レンジャー部隊」は、胸に怒りの炎を灯し「ブラックビーンズ」を壊滅させるべく行動を開始しました。
ゲームシステム
ゲームはライフ制で、ダメージを受けるとライフが減少します。ライフをすべて失うとゲームオーバーとなります。体力ゲージは4ブロック分表示され、ステージクリア毎に1ブロック回復します。プレーヤーは攻撃力や体力が異なる4人のキャラクターから選択可能です。
操作方法
8方向レバーと2ボタン(攻撃、ジャンプ)で自機を操作します。攻撃ボタンでパンチを繰り出し、連打すると自動的にジャブ、キック、アッパーと切り替わります。ジャンプ中に攻撃ボタンを押すとジャンプキックを繰り出し、敵が複数いる場合はまとめて蹴り飛ばせます。敵がダウン状態の時にそばで攻撃ボタンを押すと、ストンピング・髪掴み膝蹴り・髪掴み振り回し・ダブルスレッジハンマーなどのとどめの技を繰り出します。
武器
『ルナーク』では、様々な武器アイテムを使用して戦うことが可能です。敵から奪ったり、樽や木箱を壊して入手できます。剣やパイプは連続攻撃が可能で、拳銃やアサルトライフル、ロケットランチャーは弾切れのときに本体を振り回して攻撃できます。ナイフは突き刺す攻撃や投げる攻撃が可能で、手榴弾は敵に投げつけて爆発させることができます。鞭は攻撃範囲が広く、戻りモーションにも攻撃判定があります。また、樽や木箱、岩を投げつけることも可能で、爆発する樽を利用した攻撃も可能です。これらの武器アイテムを駆使して、密猟団と戦います。
ステージ
ステージは、市街地から列車、船、敵アジト、洞窟と多彩です。ステージ1では市街地を進み、囚われた動物たちが乗せられた列車へと向かいます。ステージ2では走行する列車の上で戦い、ステージ3では市街地を抜けて船着き場へと急行します。ステージ4ではゾウの密輸船に乗り込み、ステージ5では敵アジトを目指します。ステージ6では洞窟を進み、溶岩やトラップを避けながら進む必要があります。最終ステージ7では、これまでのステージボスたちが再登場し、最終ボスとの戦いが待ち受けています。各ステージで救出した動物たちが援護してくれるなど、多彩な展開が楽しめます。
ステージ1 – 市街地1
主人公たちは敵の急襲から酒場を出発し、市街地で待ち受ける敵と戦いながら、囚われた動物たちが乗せられている貨物列車に向かいます。
ステージ2 – 列車
走行中の列車の屋根の上で戦います。後半では、先のステージで救出した鳥たちが援護に来てくれます。列車が停車する直前の電柱に注意しましょう。ステージボスは出現しません。
ボーナスステージ
列車の停車場で、檻や樽を壊し、時間内に囚われた鳥たちを救出します。敵キャラクターは出現しません。
ステージ3 – 市街地2
停車場から市街地を抜け、船着き場へと急行します。鹿の大群が援護に来てくれます。
ステージ4 – 船
ゾウの密輸船に乗り込み、敵のアジトを目指します。
ステージ5 – アジト1
前ステージで救出したゾウがプレイヤーキャラクターを追随し、敵を踏み潰してくれます。ステージボスの戦車が出現後、ゾウが突進して戦車を破壊し、中から降りてきた大量の敵と戦います。
ステージ6 – 洞窟
奥行き移動がない横移動モードのステージで、穴をジャンプで越えながら右に進んでいきます。溶岩に落ちると体力が減りますが、落ちた先の足場にリスポーンします。岩つらら、トゲ挟み、溶岩から吹き出す噴石がトラップとして仕掛けられています。敵キャラクターとしてコウモリが登場します。
ステージ7 – アジト2
これまでのステージボスたちが襲いかかってくる最終ステージです。最終ボスを倒すと、真のボスが現れます。
データ
このタイトルの基本情報です。
発売年 | 1990 |
プラットフォーム | アーケード |
ジャンル | アクション |
プレー人数 | 1人-4人(同時) |
メーカー | タイトー |
開発会社 | タイトー中央研究所 |
プロデューサー | 藤原英裕 |
ディレクター | HIDE CHAN |
シナリオ | |
グラフィック | 菊地康彦、五十嵐恒三、藤原英裕、仙波隆綱、加藤久和、藪崎久也 |
サウンド | 渡部恭久 |
販売数 | |
受賞歴 |
評価
『ルナーク』は、その豪快で残虐な表現が特徴的なアクションゲームです。敵を爆破したり、救出した動物たちが援護攻撃を行う様子は、プレーヤーに強烈な印象を与えます。また、武器の種類が豊富で、それぞれの武器を使いこなすことがゲームの鍵となります。さらに、ステージの設計は多彩で、列車上でのバトルや洞窟のジャンプアクションなど、プレーヤーを飽きさせません。しかし、その一方で『ルナーク』は非常に高い難易度を持つゲームでもあります。素手と武器の能力差が極端で、武器を失うと一気にピンチに陥る可能性があります。また、敵の数が多く、一度ダウンすると立ち上がることが難しい場面もあります。さらに、ボス敵はどれも強敵で、正面から戦うとあっさりと返り討ちにされる可能性が高いです。
このような特徴から、『ルナーク』は、高い難易度に挑戦することを楽しむハードコアなゲーマーや、豪快なアクションと多彩なステージ設計を楽しみたいプレーヤーにおすすめです。しかし、難易度が高いため、初心者やカジュアルなゲーマーには向かないかもしれません。
分析の元データは、インターネット上の書き込み情報などを可能な限り収集。相当量の情報を元に解析を実施しています。