アーケード版 『麻雀刺客』

『麻雀刺客』は、アーケード向けの麻雀ゲームです。1988年、日本物産が発売しました。

『麻雀刺客』とは

『麻雀刺客』は、1988年に日本物産が発売したアーケード向けの脱衣麻雀ゲームです。アニメ調のヒロインが登場し、既存のアニメキャラクターと酷似していることで知られています。

ゲーム内容

プレーヤーは、最強の雀士として裏の麻雀界から送られてくる麻雀刺客と対戦し、彼らを倒すことが目的です。対戦相手を3回倒すことで、脱衣シーンが見られるようになります。

ストーリー設定

世界観やストーリーでは、プレーヤーは最強の雀士と呼ばれているが、裏の麻雀界はプレーヤーの運と腕を狙っています。プレーヤーが表の麻雀界で生きていくために、裏の麻雀界から送られてくる麻雀刺客を倒さなければなりません。デート中に次々と麻雀刺客が現れます。

操作方法

操作方法は、アーケードコントローラーを使用して麻雀をプレーします。イカサマ技を使う場合は、スタートボタンを使用して発動させます。

ゲームシステム

ゲームシステムでは、二人打ち、アリアリ、ウラあり、槓ドラあり、槓ウラありなどの一般的な麻雀ルールが採用されています。同一対戦相手から3回上がれば、倒した扱いとなり、脱衣シーンが見られます。また、対戦相手を倒すと、AからDの4種類の中から行動を選択することができ、それぞれ異なる脱衣シーンを見ることが可能です。

イカサマ技

『麻雀刺客』では、プレーヤーは特定の条件を満たすことで、イカサマ技を使用することができます。イカサマ技は、通常の麻雀ルールでは不可能な行動を取ることができる特別な技で、プレーヤーに有利な状況を作り出すことができます。イカサマ技には以下のような種類があります。

気迫パワー

気迫パワーは、ツモや鳴き待ちの状態でスタートボタンを押すことで発動し、有効牌を引く確率を上げることができます。一筒を引くことでパワーが得られ、最大8回分のパワーを蓄積できます。局や対戦相手間で持ち越すことができ、スタートボタンを複数回押すことで一度に複数回分のパワーを使えます。ただし、最大パワーでも必ず有効牌や当たり牌を引けるわけではありません。

通しパワー

通しパワーは、捨て牌待ちの状態でスタートボタンを押すことで発動し、捨て牌を強制的に通すことができます。この技は、当たり牌を見せずに捨てる効果があるため、実際に当たり牌かどうかはその場で分かりません。相手がリーチしていても、通しパワーで通した牌が当たり牌だった場合、相手のリーチは振聴とはなりません。通しパワーは一索を引くことで得られますが、蓄積することはできず、局の持ち越しもできません。また、通しパワーで相手のツモ上がりを防ぐことはできません。

登場キャラクター

『麻雀刺客』のキャラクターは以下の通りです。

1. らん真里: 1人目の対戦相手。通称「ハコ点のランマ」。デートで訪れた店のウエイトレス。
2. 鮎本まどか: 2人目の対戦相手。通称「サイコロのまどか」。不良っぽい性格の高校生。デートコースの遊園地で遭遇する。
3. ナウシーカ・ヤノ: 3人目の対戦相手。通称「万棒のナウシーカ」。主人公が夕暮れの海で出会った外人。
4. 高中真美: 4人目の対戦相手。通称「点棒のマミ」。マジシャン。里見えみと一緒にディナーの最中に登場して「マジカルペアー」を名乗る。
5. 里見えみ: 5人目の対戦相手。通称「マット使いのエミ」。マジシャン。高中真美と一緒にディナーの最中に登場して「マジカルペアー」を名乗る。
6. 水上らむ: 6人目の対戦相手。アーケード版のラスボスとなる。通称「殺人牌のラム」。主人公が出会ったOLで、実はデートの相手が麻雀刺客だった。
7. 桃里美: ゲームシステムを解説する女の子。

攻略

アーケードゲーム『麻雀刺客』の攻略情報の重要なポイントは以下の通りです。

1. 気迫パワーはスタートを2～4回押すことで最大4つまで同時に使用できる。
2. パワーが強いほど当り牌が来る確率が高くなるが、実際は1つ使用した時と大して変わらない。
3. 気迫パワーは1つずつ使うことをオススメする。
4. 「みのがす」を選ぶと女の子が次の対局で特典を取り計らってくれる。特典には「ドラつみこみ」「イイ牌をツミコム」「通しパワーをプレゼント」「2500点からスタート」「5000点からスタート」「1万点からスタート」のどれかが含まれる。

データ

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評価

アーケードゲーム『麻雀刺客』のプレーヤー評価に関して総合的な評価を分析します。

麻雀ゲームとしての完成度が高く評価されています。「みのがす」選択肢がある点がユニークであるとされています。対局中に対戦相手が専用のグラフィックで表示されることも、本作が最初とされています。人気アニメのようなキャラクターと麻雀が楽しめ、勝利時に脱衣のご褒美グラフィックが見られる点が魅力となっています。グラフィックのレベルも当時としては高く、対戦相手の表情が豊富であることも好評です。また、コンティニュー機能が利用できるため、根気とクレジットさえあれば必ず最後までクリアできるという点もプラスとなっています。

一方で、CPUが強いことが指摘されており、特に最終ボスはその傾向が顕著です。また、対戦相手に便宜を図ってもらえる機能があるものの、中には役に立たないものもあるという指摘があります。さらに、相手の表情が豊富ではあるものの、イメージを損なうようなものも存在するとの意見もあります。

総合的には、『麻雀刺客』は完成度が高い麻雀ゲームであり、ユニークな要素や魅力的なグラフィックが評価されていますが、一部の難点や改善すべき点も指摘されていることが分かります。