『ラストミッション』は、データイーストが開発し、1986年にアーケード向けに世界中でリリースされたシューティングゲームです。
『ラストミッション』とは
『ラストミッション』は、異星人ヒューマノイドの宇宙パイロットが未学習の犯罪で故郷の銀河から追放され、その名誉を回復するためにエイリアン侵略者を打ち負かすというストーリーです。このゲームは、その独自のスクロールシステムと多様なパワーアップアイテムが特徴で、プレイヤーは様々な武器を駆使して敵を倒していきます。ゲームは全8ステージで構成されており、プレイヤーはステージを進むごとに強力なボスと対戦することになります。
ゲーム内容
『ラストミッション』の目的は、プレイヤーが自機「メインファイター」を操作して、エイリアンの敵や基地を破壊し、画面下部に表示される★マークをすべて埋めることです。★マークがすべて白色で埋まるとボスが登場し、ボスを撃破することでステージクリアとなります。プレイヤーはパワーアップアイテムを収集し、自機の武器や能力を強化しながら、全8ステージを攻略します。
ストーリー設定
『ラストミッション』のストーリーは、プレイヤーが異星人ヒューマノイドの宇宙パイロットの役を引き受け、未学習の犯罪で故郷の銀河から追放されることから始まります。プレイヤーキャラクターが名誉を回復する唯一の方法は、エイリアン侵略者を倒し、自分の人々を攻撃してきた敵を撃退することです。プレイヤーは「メインファイター」という名の宇宙船を使用し、エイリアンの基地や敵機を撃破していきます。ゲームは、プレイヤーがエイリアンの侵略から自分の人々を守るために戦うという英雄的な物語を描いています。ステージを進むごとに、プレイヤーはより強力な敵と対戦し、名誉を回復するための挑戦を続けます。
ゲームシステム
『ラストミッション』のゲームシステムは、トップビュータイプのシューティングスタイルを採用し、8方向に自由に移動できる自機と、多様なパワーアップアイテムを駆使して敵を撃破するというものです。
操作方法
『ラストミッション』の操作方法はシンプルで、8方向移動レバーと3つのボタンで構成されています。プレイヤーは8方向レバーを使用して自機「メインファイター」を自由に操ることができ、Aボタンでスマート爆弾を使用し、Bボタンで武器を選択、Cボタンで攻撃を行います。メインファイターは標準装備としてレーザーキャノンを持ち、スマート爆弾で敵機を回避することができます。パワーアップアイテムを取得すると、自機の攻撃が強化され、多彩な攻撃が可能になります。
パワーアップシステム
『ラストミッション』のパワーアップシステムは非常に多様で、各種アイテムを収集することで自機の能力を強化することができます。たとえば、Hマーク(赤)は全方向に弾を飛ばすハイパーキャノンを提供し、Kマーク(緑)は発射後3分裂して広角的な攻撃ができます。Pマーク(青)は敵を貫通、Dマーク(紫)はバリアを展開して無敵状態にします。また、Sマーク(黒)はショットスピードを上げ、Nマーク(黒)はショットパワーを増強します。これらのアイテムを駆使して、プレイヤーは様々な状況に対応できるようになります。
アイテム | 武装名 | 効果 |
---|---|---|
Hマーク(赤) | ハイパーキャノン | 全方向に弾を飛ばす |
Kマーク(緑) | Kキャノン | 発射後3分裂して広角的な攻撃が可能 |
Nマーク(緑) | Kキャノン攻撃アップ | Kキャノンの攻撃力を上げる |
Pマーク(青) | パルスキャノン | 貫通弾を発射可能 |
Nマーク(青) | パルスキャノン攻撃アップ | パルスキャノンの攻撃力を上げる |
自機 | 1UP | 自機が1機増える |
Nマーク(黒) | スマート爆弾増加 | スマート爆弾が増える |
データ
このタイトルの基本情報です。
発売年 | 1986 |
プラットフォーム | アーケード |
ジャンル | シューティング |
プレー人数 | 1人 |
メーカー | データイースト |
開発会社 | データイースト |
プロデューサー | |
ディレクター | |
シナリオ | |
グラフィック | |
サウンド | |
販売数 | |
受賞歴 | C+VG Hit |
関連タイトル
このゲームの関連タイトルです。
評価
『ラストミッション』はデータイーストの前期~中期の作品として、やや平坦な作風でありながら独自のゲーム性を持つシューティングゲームです。評価の中で目立つのは、個性的な敵キャラとボスのギミックが楽しませる点と、スマートボムの存在が戦略的に使えること、難易度のバランスが良く、全ステージクリアが不可能ではない設計が好印象を与えていることです。一方で、操作性の難しさが指摘されており、自機の操作が制限されているため、敵を撃ち落しにくい点がストレスとなることがあります。また、ボスキャラを撃破する際のシステムが難しく、爽快感に欠けると感じるプレイヤーもいます。さらに、ゲーム中に登場するアイテムの視認性が低く、プレイヤーにとって不親切な点が挙げられます。
評価をまとめると、ポジティブな意見が60%、ネガティブな意見が40%といった割合になります。『ラストミッション』はシューティングゲーム愛好者や、80年代のデータイースト作品やレトロなゲームデザインを好むプレイヤーに特に向いています。また、徐々に難易度が上がるゲームを楽しむことができ、繰り返し挑戦することに喜びを感じるプレイヤーにもおすすめです。操作性や爽快感の点で課題があるものの、独自の魅力とバランスの良い難易度設定で特定のプレイヤー層には評価される作品です。
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