NEOGEO版『餓狼伝説3』新キャラと戦略性が光る95年の名作

『餓狼伝説3 遥かなる闘い』

1995年、ゲームセンターの喧騒の中、ネオジオ筐体の前に立つプレイヤーたちは、熱気に包まれた戦いに没頭していました。『餓狼伝説3 遥かなる闘い』は、その年の春、SNKからリリースされ、格闘ゲームファンの心を鷲掴みにしました。新たなキャラクターと進化したシステムが、プレイヤーたちに新鮮な体験を提供し、対戦の興奮をさらに高めていました。

開発背景や技術的な挑戦

『餓狼伝説3』は、SNKの代表的な格闘ゲームシリーズの一つとして、ネオジオプラットフォームの限界に挑戦する作品でした。開発チームは、前作からの進化を求め、グラフィックの向上や新システムの導入に取り組みました。特に、ラインバトルシステムの進化や、キャラクターのアニメーションの滑らかさの向上など、技術的な挑戦が随所に見られました。

プレイ体験

プレイヤーは、個性豊かなキャラクターたちを操作し、多彩なステージでのバトルを楽しみました。新たに追加されたキャラクターや、既存キャラクターの新技などが、プレイの幅を広げました。また、対戦時の駆け引きやコンボの組み立てなど、プレイヤーのスキルが試される要素も多く、やり込み要素が豊富でした。

初期評価と現在の再評価

発売当初、『餓狼伝説3』は、シリーズの新たな方向性を示す作品として注目されました。一方で、システムの複雑さやバランス調整の課題も指摘されました。しかし、現在では、その挑戦的な試みや、シリーズへの貢献が再評価され、格闘ゲーム史における重要な作品として位置づけられています。

他ジャンル・文化への影響

『餓狼伝説3』は、格闘ゲームジャンルにおける新たな試みとして、他のゲーム開発者やプレイヤーに影響を与えました。また、キャラクターのデザインや音楽などが、他のメディアや文化にも影響を及ぼし、SNKのブランドイメージを強化しました。

リメイクでの進化

もし『餓狼伝説3』が現代にリメイクされるとすれば、グラフィックのHD化やオンライン対戦機能の充実、バランス調整の最適化などが期待されます。また、新たなストーリーモードやキャラクターの追加など、現代のプレイヤーのニーズに応える要素も盛り込まれるでしょう。

まとめ

『餓狼伝説3 遥かなる闘い』は、SNKの格闘ゲームシリーズにおける重要な転換点となった作品です。技術的な挑戦や新たな試みにより、プレイヤーに新鮮な体験を提供しました。現在でも、その影響は多くの格闘ゲームに見られ、ゲーム史における重要な位置を占めています。

攻略

プレイヤーは、個性豊かなキャラクターの中から1人を選び、世界各地の強敵とのバトルを勝ち抜き、最強の称号を目指します。

本作では、8方向レバーと4つのボタン(弱パンチ、強パンチ、弱キック、強キック)を使用し、キャラクターごとに異なる必殺技や超必殺技を駆使して戦います。特に、体力が一定以下になると使用可能な「超必殺技」が導入され、一発逆転の要素が加わりました。また、前作から引き続き、手前と奥の2ラインで構成されたバトルフィールドが採用されており、戦略的な駆け引きが求められます。操作方法は、レバーとボタンの組み合わせによるコマンド入力で、必殺技や超必殺技を発動します。

ストーリー

物語の中心となるのは、最強の格闘家のみが手にすることができるとされる「秦の秘伝書」です。この秘伝書は紀元前の秦の始皇帝の時代に記されたとされ、3本の巻物に分かれており、すべてを集めなければ本当の効力を発揮しないとされています。時代が変わっても、腕に自信のある格闘家たちはこの秘伝書を手に入れようと争いを繰り返してきました。現在、秘伝書は各地に散らばり、最強の格闘家を待っています。その中の1本はサウスタウンに存在しており、香港を拠点に暗躍する男が秘伝書に興味を持ち、サウスタウンへ向かうことになります。

本作では、シリーズの象徴的なキャラクターであるギース・ハワードが再登場します。ギースは前作で死亡したとされていましたが、実は生き延びており、再びサウスタウンに姿を現します。彼の復活は、街の秩序を再び混乱に陥れることとなり、物語に大きな影響を与えます。また、新たなキャラクターとして、香港から来た謎の男・山崎竜二が登場します。山崎は冷酷な性格で、秘伝書を巡る争いに加わることで、物語に緊張感をもたらします。

ゲームシステム

本作の最大の特徴は、「オーバースウェイシステム」と呼ばれる3ライン制のバトルフィールドです。従来の2ライン制から進化し、プレイヤーは中央のメインラインに加え、前景と背景のスウェイラインに移動することが可能となりました。これにより、攻撃の回避や奇襲など、戦術の幅が大きく広がっています。

また、新たに「コンビネーションアーツ」が導入され、特定の通常攻撃を連携させることで、キャラクターごとに異なるコンボを繰り出すことができます。これにより、プレイヤーはより多彩な攻撃パターンを構築することが可能となりました。

さらに、「エアガード」と呼ばれる空中ガードのシステムも追加され、ジャンプ中でも相手の攻撃を防ぐことができるようになりました。これにより、空中戦の駆け引きがより深くなっています。

必殺技に関しては、体力ゲージが赤く点滅している際に発動可能な「超必殺技」に加え、極めて低確率で発動する「潜在能力」と呼ばれる強力な技が存在します。潜在能力は、特定の条件を満たすことで使用可能となり、各キャラクターごとに異なる演出と効果を持っています。

CPU戦では、プレイヤーの戦闘評価に応じて進行ルートが変化する「ファイティングレベルシステム」が採用されています。各ラウンド終了後にEからSSSまでの評価が与えられ、その平均評価によって最終的に対戦するボスキャラクターが変化します。

オーバースウェイシステム

『餓狼伝説3』では、従来の2ラインバトルからさらに進化した3ライン制の「オーバースウェイシステム」が採用されています。バトルフィールドは中央のメインライン、そして手前と奥のスウェイラインで構成されており、プレイヤーは特定の操作で自由にライン間を移動できます。スウェイラインを活用することで、相手の攻撃を回避したり、不意を突いた攻撃を仕掛けることが可能です。また、スウェイラインからの特殊攻撃や、移動に対する対応など、従来以上に戦術性が広がりました。

コンビネーションアーツ

本作では、「コンビネーションアーツ」と呼ばれる連続技システムが導入されました。通常攻撃を特定の順序で素早く入力することで、キャラクターごとに固有の連続技が発動します。これにより、単発攻撃だけでなく連携を活かした多彩な攻撃が可能となり、プレイヤーごとの戦い方に幅を持たせています。上級者はコンボの流れや繋がりを研究する楽しさも味わえます。

エアガード

「エアガード」は、ジャンプ中にも相手の攻撃をガードできる新しい防御システムです。これにより、空中での攻防がより活発となり、飛び道具や対空攻撃に対して柔軟に対応できるようになりました。空中戦での駆け引きが一段と深まり、従来の作品以上に立体的なバトルが実現しています。

潜在能力

「潜在能力」は、特定の条件を満たすことで発動できる、通常の超必殺技を超える強力な技です。体力が一定以下などの限定的な状況で入力が成功すると発動し、キャラクターごとに異なる演出と威力を持っています。発動の難易度が高い分、一発逆転も可能な強力なフィニッシュブローとして、対戦の駆け引きを盛り上げています。

ファイティングレベルシステム

アーケードのストーリーモードでは、「ファイティングレベルシステム」が導入されています。各バトルの終了時にプレイヤーの戦い方がEからSSSまで評価され、その平均によって進行ルートや対戦ボスが変化します。高評価を獲得すると真のエンディングや隠しボスと戦うことができ、プレイヤーの実力がストーリー展開にも影響する独自のシステムとなっています。

レベルポイント
S25
AAA17
AA12
A9
B7
C5
D3
E1

評価ランクとそれに対応する最終ボスの関係です。

評価ランク(平均)最終ボス備考
E ~ C山崎竜二(再戦)この戦いでゲーム終了
B ~ A秦崇秀(チョンシュウ)真のボスルートへの分岐
AA ~ AAA秦崇礼(チョンレイ)最終ボスとして登場し、真のエンディングへ

CPU戦ゲームフロー

初期選択

ゲーム開始時、プレイヤーは以下の4人のキャラクターから対戦相手を選択します。ジョー・ヒガシ、ブルー・マリー、ボブ・ウィルソン、フランコ・バッシュが対象となります。

中盤の固定ルート

最初の4人を倒すと、以下の順番で固定の対戦が続きます。リュウジ・ヤマザキ(1ラウンド制の特別戦)、不知火舞、アンディ・ボガード、ホンフゥ、望月双角、テリー・ボガード、ギース・ハワード、リュウジ・ヤマザキ(再戦)です。

ファイティングレベルによる分岐

各ラウンド終了後、プレイヤーの戦闘内容がEからSSSまで評価され、その平均評価によって最終ボスが変化します。平均評価がE~Cの場合はリュウジ・ヤマザキとの再戦後にゲーム終了となり、B~Aの場合は秦崇秀(チョンシュウ)との対戦、AA~AAAの場合は秦崇礼(チョンレイ)との対戦となります。

エンディング

最終ボスを倒すと、選択したキャラクターごとのエンディングが表示されます。

キャラクター

テリー・ボガード

アメリカ出身のストリートファイターです。彼は、養父ジェフ・ボガードを殺したギース・ハワードへの復讐を誓い、弟のアンディ・ボガードや親友のジョー・ヒガシとともに戦いに身を投じます。戦闘スタイルは独自のストリートファイトで、代表的な技には地を這う飛び道具「パワーウェイブ」や、突進技「バーンナックル」があります。

『餓狼伝説3』におけるテリーのプレイスタイルは、攻守のバランスが取れたスタンダードタイプです。初心者にも扱いやすい反面、技の組み合わせやタイミングによっては上級者向けの深い戦術も展開可能です。特に、前方への突進技を活かした攻めのスタイルが特徴で、相手にプレッシャーをかけ続けることができます。

代表的な必殺技として「クラックシュート」があり、これは空中からの回転蹴りで、相手のガードを揺さぶるのに効果的です。また、「パワーダンク」は対空やコンボの締めに適しており、これらの技を組み合わせることで多彩な攻撃パターンを構築できます。さらに、特定の連携技では、しゃがみ攻撃から「クラックシュート」を繰り返すことで、相手を気絶させる連続技も存在し、上級者の間で話題となりました。

アンディ・ボガード

静かなる闘志を胸に秘め、鋭い技で敵を圧倒する不知火流忍術の継承者、それがアンディ・ボガードです。義兄テリー・ボガードと共にギース・ハワードへの復讐を誓い、日々修行に励んでいます。彼の戦闘スタイルは骨法をベースにした不知火流忍術で、俊敏な動きと精密な技で相手を翻弄します。代表的な技には、掌から気弾を放つ「飛翔拳」や、残像を伴う突進攻撃「斬影拳」などがあり、これらの技は彼の冷静かつ鋭い戦い方を象徴しています。また、空中から急降下して攻撃する「幻影不知火」や、相手に組み付いて締め上げる「不知火蜘蛛絡み」など、多彩な技を駆使して戦います。

アンディのプレイスタイルは、スピードとテクニックを重視した中級者向けのキャラクターです。彼の技は発生が早く、連携も取りやすいため、コンボを繋げやすいのが特徴です。しかし、防御面ではやや脆く、相手の攻撃を受けると大きなダメージを負う可能性があるため、的確な立ち回りが求められます。また、彼の技の多くはコマンド入力が複雑であるため、初心者にはやや扱いづらいかもしれませんが、使いこなせば非常に強力なキャラクターとなります。

代表的な必殺技の一つである「斬影拳」は、素早い突進からの肘打ちで、連続攻撃の起点として非常に優秀です。この技は発生が早く、隙も少ないため、相手の隙を突いて攻撃を仕掛けるのに適しています。また、超必殺技の「超裂破弾」は、両手を広げて気を放つ強力な技で、相手の攻撃を受け流しつつ反撃する際に有効です。これらの技を組み合わせることで、アンディは攻守のバランスが取れた戦い方が可能となります。

ジョー・ヒガシ

爆裂する拳と陽気な笑顔で戦場を駆け抜けるムエタイチャンピオン。ジョー・ヒガシは、日本出身ながら単身タイに渡り、ムエタイのチャンピオンに上り詰めた実力者です。彼の戦闘スタイルはムエタイで、代表技には、拳を振り上げて起こした竜巻を飛ばす「ハリケーンアッパー」や、飛び膝蹴りを放つ「タイガーキック」などがあります。陽気で豪快な性格と、トレードマークの鉢巻が特徴的で、テリー・ボガードやアンディ・ボガードとは親友であり、共に戦う仲間でもあります。

ジョーのプレイスタイルは、スピードと連携を重視した中級者向けのキャラクターです。彼の技は発生が早く、連続攻撃を繋げやすいため、コンボを駆使した攻撃が得意です。しかし、防御面ではやや脆く、相手の攻撃を受けると大きなダメージを負う可能性があるため、的確な立ち回りが求められます。また、彼の技の多くはコマンド入力が比較的簡単であるため、初心者でも扱いやすい一面もあります。

代表的な必殺技の一つである「ハリケーンアッパー」は、地を這うように飛ぶ飛び道具で、中距離からの牽制や連携の起点として非常に優秀です。また、超必殺技の「スクリューアッパー」は、画面上まで届く赤い竜巻を出す強力な技で、ジャンプ攻撃を封じる対空技として効果的です。これらの技を組み合わせることで、ジョーは攻守のバランスが取れた戦い方が可能となります。

不知火 舞

彼女は不知火流忍術の正統継承者であり、祖父・不知火半蔵からその技を受け継ぎました。日本出身で、身長164cm、体重50kgの彼女は、赤い装束と大きな扇子をトレードマークに、炎を操る忍術で戦います。アンディ・ボガードへの一途な想いを胸に、彼の背中を追い続ける姿は、多くのファンの心を掴んで離しません。

不知火舞のプレイスタイルは、スピードとトリッキーな動きを駆使する中級者向けのキャラクターです。彼女の技は発生が早く、連携も取りやすいため、コンボを繋げやすいのが特徴です。しかし、防御面ではやや脆く、相手の攻撃を受けると大きなダメージを負う可能性があるため、的確な立ち回りが求められます。また、彼女の技の多くはコマンド入力が比較的簡単であるため、初心者でも扱いやすい一面もあります。

代表的な必殺技の一つである「花蝶扇」は、扇子を前方に投げつける飛び道具で、中距離からの牽制や連携の起点として非常に優秀です。また、超必殺技の「飛翔龍炎陣」は、炎を纏いながら回転しつつ敵を蹴り上げる対空技で、ジャンプ攻撃を封じる際に効果的です。これらの技を組み合わせることで、不知火舞は攻守のバランスが取れた戦い方が可能となります。

ボブ・ウィルソン

陽気な笑顔とリズミカルな動きで戦場を彩るカポエイラの達人。ボブ・ウィルソンは、ブラジル出身の青年で、リチャード・マイヤーの弟子としてカポエイラを学び、サウスタウンにある「パオパオカフェ2号店」の店長を務めています。1974年5月15日生まれ、身長184cm、体重75kgの彼は、緑のチョッキと白いズボンを身にまとい、ダンスと格闘技を融合させた戦闘スタイルを披露します。

ボブのプレイスタイルは、スピードとトリッキーな動きを駆使する中級者向けのキャラクターです。彼の技は発生が早く、連携も取りやすいため、コンボを繋げやすいのが特徴です。しかし、防御面ではやや脆く、相手の攻撃を受けると大きなダメージを負う可能性があるため、的確な立ち回りが求められます。また、彼の技の多くはコマンド入力が比較的簡単であるため、初心者でも扱いやすい一面もあります。

代表的な必殺技の一つである「ワイルドウルフ」は、素早い突進からの連続攻撃で、連携の起点として非常に優秀です。また、超必殺技の「デンジャラスウルフ」は、回転しながら突進する強力な技で、相手の攻撃を受け流しつつ反撃する際に有効です。これらの技を組み合わせることで、ボブは攻守のバランスが取れた戦い方が可能となります。

ホンフゥ

ヌンチャクを自在に操り、香港警察の名物刑事としてサウスタウンに現れたホンフゥは、『餓狼伝説3』でユニークな存在感を放つキャラクターです。彼は香港出身の刑事で、クンフーを駆使し、ヌンチャクを武器に戦います。1966年8月21日生まれ、身長175cm、体重78kgの彼は、規則を嫌い、恋人のブレンダを大切にしています。趣味はおとり捜査で、特技は物事をウヤムヤにすることという、ユーモラスな一面も持ち合わせています。

ホンフゥのプレイスタイルは、スピードとトリッキーな動きを駆使する中級者向けのキャラクターです。彼の技は発生が早く、連携も取りやすいため、コンボを繋げやすいのが特徴です。しかし、防御面ではやや脆く、相手の攻撃を受けると大きなダメージを負う可能性があるため、的確な立ち回りが求められます。また、彼の技の多くはコマンド入力が比較的簡単であるため、初心者でも扱いやすい一面もあります。

代表的な必殺技の一つである「九龍の読み」は、相手の攻撃を受け流しつつ反撃するカウンター技で、相手の隙を突いて攻撃を仕掛けるのに適しています。また、超必殺技の「カデンツァの嵐」は、ヌンチャクを高速で振り回しながら突進する強力な技で、連続攻撃の起点として非常に優秀です。これらの技を組み合わせることで、ホンフゥは攻守のバランスが取れた戦い方が可能となります。

ブルー・マリー

冷静沈着な眼差しと鋭い関節技で相手を制圧するフリーランスのエージェント、ブルー・マリーは『餓狼伝説3』で初登場し、独自の存在感を放ちます。彼女はアメリカ出身で、本名はマリー・ライアン。1973年2月4日生まれ、身長168cm、体重50kgの彼女は、代々優れた格闘家を輩出する家系に生まれ、幼少期から様々な格闘技を学びました。格闘スタイルはコマンドサンボをベースにしており、投げ技や関節技を駆使して戦います。

ブルー・マリーのプレイスタイルは、投げ技や関節技を主体とした中級者向けのキャラクターです。彼女の技は発生が早く、連携も取りやすいため、コンボを繋げやすいのが特徴です。しかし、防御面ではやや脆く、相手の攻撃を受けると大きなダメージを負う可能性があるため、的確な立ち回りが求められます。また、彼女の技の多くはコマンド入力が比較的簡単であるため、初心者でも扱いやすい一面もあります。

代表的な必殺技の一つである「M.スパイダー」は、相手の攻撃を受け流しつつ反撃するカウンター技で、相手の隙を突いて攻撃を仕掛けるのに適しています。また、超必殺技の「M.タイフーン」は、相手を掴んで回転しながら投げ飛ばす強力な技で、連続攻撃の起点として非常に優秀です。これらの技を組み合わせることで、ブルー・マリーは攻守のバランスが取れた戦い方が可能となります。

望月 双角

雷神を召喚し修羅を狩る異端の僧侶。望月双角は、呪術と武術を融合させた独自の戦闘スタイルで異彩を放ちます。彼は日本出身の住職であり、正伝無道流武術の使い手として、修羅を狩る一族の末裔です。1946年7月3日生まれ、身長176cm、体重86kgの彼は、かつてのライバルである不知火流忍術に対抗心を抱き、暗黒の理力を会得して修羅を求める道に進みました。

望月双角のプレイスタイルは、呪術的な技と独特な間合いを活かした中級者向けのキャラクターです。彼の技は発生が早く、連携も取りやすいため、コンボを繋げやすいのが特徴です。しかし、防御面ではやや脆く、相手の攻撃を受けると大きなダメージを負う可能性があるため、的確な立ち回りが求められます。また、彼の技の多くはコマンド入力が比較的簡単であるため、初心者でも扱いやすい一面もあります。

代表的な必殺技の一つである「まきびし」は、撒菱を投げて相手の動きを制限する設置技で、牽制や連携の起点として非常に優秀です。また、超必殺技の「いかづち」は、雷神を召喚して巨大な雷を落とす強力な技で、相手の攻撃を受け流しつつ反撃する際に有効です。これらの技を組み合わせることで、望月双角は攻守のバランスが取れた戦い方が可能となります。

ギース・ハワード

復活を遂げた暗黒街の支配者ギース・ハワードは、『餓狼伝説3』においてもその圧倒的な存在感と冷酷な野望でプレイヤーに挑戦を突きつけます。彼の格闘スタイルは古武術をベースにしており、鋭い目つきと金髪の長身が特徴的です。かつてテリー・ボガードに敗れたものの、秘伝書「鳳凰の巻」を手に入れたことで復活を果たし、再びサウスタウンの支配を目論んでいます。

ギースのプレイスタイルは、カウンター技と強力な飛び道具を駆使する上級者向けのキャラクターです。彼の技は発生が早く、相手の攻撃を見切って反撃する能力に長けています。しかし、防御面ではやや脆く、相手の攻撃を受けると大きなダメージを負う可能性があるため、的確な立ち回りが求められます。また、彼の技の多くはコマンド入力が複雑であるため、初心者にはやや扱いづらいかもしれませんが、使いこなせば非常に強力なキャラクターとなります。

代表的な必殺技の一つである「烈風拳」は、地を這うように飛ぶ飛び道具で、中距離からの牽制や連携の起点として非常に優秀です。また、超必殺技の「レイジングストーム」は、地面から巨大なエネルギーの柱を発生させる強力な技で、相手の攻撃を受け流しつつ反撃する際に有効です。これらの技を組み合わせることで、ギースは攻守のバランスが取れた戦い方が可能となります。

山崎 竜二

狂気と暴力を纏い、笑いながら敵を葬る闇のブローカー、山崎竜二は『餓狼伝説3』において、その異質な存在感と圧倒的な破壊力でプレイヤーに強烈な印象を残します。彼は沖縄県出身で、1963年8月8日生まれ、身長192cm、体重96kgの長身で筋骨隆々とした体格を持ちます。幼少期に両親を亡くし、施設で育った彼は、13歳で脱走し、米軍キャンプ近くの歓楽街で生き抜く術を学びました。そこで出会った極道組織の幹部・反町に喧嘩空手を教わり、彼を兄のように慕っていましたが、反町が組織の裏切りにより殺されたことで、山崎は組織のボスを嬲り殺し、日本中の闇組織を敵に回すこととなり、香港の九龍城砦に潜伏するようになります。職業は闇のブローカーで、武器の横流しや密出入国の幇助などで生計を立てています。

山崎のプレイスタイルは、カウンター技や変則的な攻撃を駆使する上級者向けのキャラクターです。彼の技は発生が早く、連携も取りやすいため、コンボを繋げやすいのが特徴です。しかし、防御面ではやや脆く、相手の攻撃を受けると大きなダメージを負う可能性があるため、的確な立ち回りが求められます。また、彼の技の多くはコマンド入力が比較的簡単であるため、初心者でも扱いやすい一面もあります。

代表的な必殺技の一つである「蛇使い」は、独特の構えから繰り出される連続攻撃で、相手の隙を突いて攻撃を仕掛けるのに適しています。また、超必殺技の「ギロチン」は、跳び上がって相手の喉を掴み、地面に叩きつけて引きずり回し、最後に天高く投げ飛ばすという強力な技で、連続攻撃の起点として非常に優秀です。これらの技を組み合わせることで、山崎は攻守のバランスが取れた戦い方が可能となります。

秦 崇秀

神秘的な力を操り、現世に蘇った古代の魂を宿す少年、秦崇秀は『餓狼伝説3』において、プレイヤーに強烈な印象を与えるキャラクターです。彼は中国出身の14歳で、身長169cm、体重59kg。格闘スタイルは「帝王拳」と呼ばれる古代中国の武術で、兄の崇雷と共に、始皇帝の時代に仕えていた秦王龍の子孫とされています。幼少期に両親を亡くし、兄弟で貧しい生活を送っていたが、ある日、祖先の霊「秦海龍」に取り憑かれ、人格を支配されることとなりました。

秦崇秀のプレイスタイルは、遠距離攻撃や瞬間移動を駆使するトリッキーな戦法が特徴で、上級者向けのキャラクターです。彼の技は発生が早く、連携も取りやすいため、コンボを繋げやすいのが特徴です。しかし、防御面ではやや脆く、相手の攻撃を受けると大きなダメージを負う可能性があるため、的確な立ち回りが求められます。また、彼の技の多くはコマンド入力が比較的簡単であるため、初心者でも扱いやすい一面もあります。

代表的な必殺技の一つである「帝王天眼拳」は、手のひらから気弾を放つ飛び道具で、中距離からの牽制や連携の起点として非常に優秀です。また、超必殺技の「帝王漏尽拳」は、前方に波動を放ち、相手の体力を徐々に奪う技で、相手の攻撃を受け流しつつ反撃する際に有効です。これらの技を組み合わせることで、秦崇秀は攻守のバランスが取れた戦い方が可能となります。

秦 崇雷

冷徹な眼差しと圧倒的な力を持つ秦 崇雷は、『餓狼伝説3』において真の最終ボスとしてプレイヤーに立ちはだかります。彼は中国出身で、1980年6月6日生まれ、身長169cm、体重59kgの青年です。格闘スタイルは「帝王拳」と呼ばれる古代中国の武術で、双子の弟・崇秀と共に、始皇帝の時代に仕えていた秦王龍の子孫とされています。幼少期に両親を亡くし、兄弟で貧しい生活を送っていたが、ある日、祖先の霊「秦空龍」に取り憑かれ、人格を支配されることとなりました。

秦 崇雷のプレイスタイルは、遠距離攻撃や瞬間移動を駆使するトリッキーな戦法が特徴で、上級者向けのキャラクターです。彼の技は発生が早く、連携も取りやすいため、コンボを繋げやすいのが特徴です。しかし、防御面ではやや脆く、相手の攻撃を受けると大きなダメージを負う可能性があるため、的確な立ち回りが求められます。また、彼の技の多くはコマンド入力が比較的簡単であるため、初心者でも扱いやすい一面もあります。

代表的な必殺技の一つである「帝王天眼拳」は、手のひらから気弾を放つ飛び道具で、中距離からの牽制や連携の起点として非常に優秀です。また、超必殺技の「帝王宿命拳」は、前方に波動を放ち、相手の体力を徐々に奪う技で、相手の攻撃を受け流しつつ反撃する際に有効です。これらの技を組み合わせることで、秦 崇雷は攻守のバランスが取れた戦い方が可能となります。

隠しコマンド

ネオジオ版『餓狼伝説3 〜遥かなる闘い〜』には、通常では選べない山崎竜二、秦 崇秀、秦 崇雷の3人をプレイアブルキャラクターとして使用する隠し要素が存在します。以下の手順に従うことで、これらのキャラクターを使用可能にできます。

解放条件と入力手順

  1. まず、ゲーム内でラスボスである秦 崇雷に勝利し、その状態でセーブを行います。そのセーブデータを使用してタイトル画面から「NEW GAME」を選択します。
  2. キャラクターセレクト画面で、カーソルを以下の順番に合わせ、各キャラクターごとにBボタンを1回ずつ押します。
  • テリー
  • ホンフゥ
  • ギース
  • ボブ
  • 双角
  • アンディ
  • フランコ
  • ジョー
  • マリー

以上の操作が正しく行われると、キャラクター選択画面に山崎竜二と秦兄弟が出現し、使用可能になります。

© SNK 1995