AC版から進化した『でろ~んでろでろ』PS版の魅力と特徴

でろ~んでろでろ

『でろ~んでろでろ』は、アーケード版で人気を博した同名の対戦型落ち物パズルゲームのプレイステーション向け移植版です。

『でろ~んでろでろ』とは

『でろ~んでろでろ』は、テクモが開発・発売した対戦型落ち物パズルゲームです。アーケード版からの移植に際し、プレイステーションオリジナルのモードやシステムが追加され、さらに遊びごたえが増しています。五色のブロック「でろ」を組み合わせて消していくシステムは、ぷよぷよに似ていますが、でろが消える際に隣接するでろが伸びて連鎖を生む独自の要素が加わっています。この要素により、戦略的に連鎖を狙うことが可能で、さらにルーレットシステムを使っておじゃまでろの降らないラインを選べるなど、プレイヤーの選択肢が広がっています。

ゲーム内容

『でろ~んでろでろ』では、プレイヤーは「でろ」と呼ばれるブロックを組み合わせて消し、相手におじゃまでろを送りつけることが目的です。ゲームモードは4種類あり、アーケード版と同じ対戦モード「茶の間でDEでろでろ」に加え、プレイステーション版オリジナルの「朝まで生でろ」「でろヨンチャンプ」「摩天楼はでろ色に」といったモードが楽しめます。これらのモードでは、異なる戦略や操作方法が求められ、プレイヤーに新たな挑戦を提供します。

ストーリー設定

本作には特定のストーリー設定は存在しませんが、ゲーム全体にコミカルで明るい雰囲気が漂っています。

ゲームシステム

『でろ~んでろでろ』のゲームシステムは、ぷよぷよに似た基本的な構造を持ちながらも、独自の「でろが伸びる」システムを加えることで、連鎖が起こりやすくなっています。これにより、初心者でも簡単に連鎖を狙うことが可能です。

操作方法

『でろ~んでろでろ』の操作方法はシンプルで、初心者でもすぐに覚えることができます。基本的には◯ボタンでブロックを右回転、✕ボタンで左回転させ、十字キーでブロックを移動させます。これらの操作に加え、SELECT+STARTボタンの同時押しでソフトリセットが可能です。各ゲームモードごとに操作の違いがある場合がありますが、基本的な操作は共通しています。また、モードによってはルーレットシステムを使い、おじゃまでろの降らないラインを選択することもできます。連鎖を意識した配置や、戦略的なボタン操作がゲームの勝敗を左右します。

でろが伸びるシステム

『でろ~んでろでろ』の最大の特徴である「でろが伸びる」システムは、連鎖を生み出す際に非常に効果的です。でろが消えるときに隣接するでろが横に伸び、その結果として新たな連鎖が発生しやすくなっています。このシステムにより、フィールド全体を使った大規模な連鎖が可能となり、プレイヤーはトリッキーな連鎖を駆使して相手を追い詰めることができます。しかし、攻撃力が高いために、ゲームが長期戦に陥りやすいというデメリットもあります。特に、でろの伸びる範囲が広いため、おじゃまでろが簡単に消されてしまうことが多く、これがゲームの展開を長引かせる要因となっています。

データ

このタイトルの基本情報です。

発売年1995
プラットフォームプレイステーション
ジャンルパズル
プレー人数1-2人
メーカーテクモ
開発会社テクモ
プロデューサー
ディレクター
シナリオ
グラフィック
サウンド
販売数
受賞歴

評価

『でろ~んでろでろ』は、1995年にプレイステーション向けにリリースされたパズルゲームで、開発と発売はテクモが手掛けました。このゲームは、同時期のパズルゲーム『ぷよぷよ』に強く影響を受けた作品で、カラフルなブロックを四つ揃えて消すというシンプルなルールに基づいています。しかし、ブロックが消えるときに周囲に伸びる独自のアニメーションが特徴で、これが連鎖を引き起こしやすくしている点が他のパズルゲームとは一線を画しています。

プレイヤーの評価は総じてミックスで、ポジティブな評価が60%、ネガティブな評価が40%とされています。ポジティブな評価としては、シンプルながらも奥深いゲームプレイ、特に連鎖を引き起こす快感が魅力とされています。また、マルチプレイモードでの対戦が非常に盛り上がるとの意見も多く見られました。一方で、ネガティブな評価の主な要因は、音楽やビジュアルの一部に対する不満です。特に、ブロックが伸びるアニメーションが「気味が悪い」と感じるプレイヤーが少なからずいました。また、音楽が単調で、長時間プレイには向いていないといった指摘もありました。ネガティブな評価を持つプレイヤーは、主にビジュアルやサウンドの改善を求めており、もう少し洗練されたデザインや、よりバラエティに富んだ音楽があれば、ゲームの魅力がさらに引き立つと期待されています。

このゲームは、シンプルなパズルゲームを好むプレイヤーや、友達と手軽に対戦を楽しみたい人に特におすすめです。難易度も幅広く設定されており、初心者から上級者まで楽しめる設計になっていますので、パズルゲームのファンであれば一度はプレイしてみる価値があるでしょう。

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