JAMMA(Japan Amusement Machine and Marketing Association)は、かつて存在した日本の業務用遊戯機械を製造・販売する企業やゲームセンターなど遊技場を運営する企業の業界団体です。1981年に日本アミューズメントマシン工業協会として発足し、1989年に社団法人化されました。2018年に全日本アミューズメント施設営業者協会連合会と合併し、日本アミューズメント産業協会に名称を変更しました。
JAMMAの主な活動内容は、アーケードゲームの規格標準化や自主規制規準の制定および運用、違法コピーの監視、国内外の関係諸団体や官公庁との連携などです。特に重要なのが、JAMMA規格の設定です。これはアーケードゲーム基板と筐体を接続するための標準化されたコネクターで、1986年に制定されました。この規格により、基板や筐体の互換性が向上し、オペレーターの不便が解消されました。また、1997年にはゲーム内容の多様化に対応するため、新たな規格「JAMMA Video Standard(JVS)」が制定されました。
JAMMAは、アーケードゲーム業界における標準化と品質保持のために重要な役割を果たしていました。その規格は、アーケードゲームの開発と運用を容易にし、業界全体の発展に寄与しました。JAMMAの設立と活動は、アーケードゲームの黄金時代を支え、今日のゲームセンター文化の基盤を築くのに貢献しました。