AC版『マスター・オブ・ウェポン』

『マスター・オブ・ウエポン』は、1989年にタイトーからリリースされた縦スクロールシューティングゲームです。第3次世界大戦後の放射能汚染により荒廃した地球を舞台に、独裁政治を敷く「ゴッドシステム」に立ち向かう少年「ユキヲ」の戦いを描いています。プレイヤーはジェット機またはバイクに乗り、8方向レバーと2ボタンを駆使して敵を倒し、真のボスを目指します。ゲームは全6ステージで、難易度が高く、スコアはコンティニューしても引き継がれます。

ゲーム内容

『マスター・オブ・ウエポン』は、第3次世界大戦後の荒廃した地球を舞台に、放射能汚染によって環境が破壊され、奇怪な生物が蔓延する中、人類が絶滅の危機に瀕している世界を描いています。プレイヤーは、悪夢のような独裁政治を敷く思考型コンピューター「ゴッドシステム」に立ち向かうため、1人の少年「ユキヲ」が搭乗するジェット機を操作します。目的は「ゴッドシステム」を破壊し、失われた自由を人類の手に取り戻すことです。

ストーリー設定

このゲームは、第3次世界大戦後の荒廃した地球を舞台にしています。放射能汚染による環境破壊が進み、奇怪な生物が地球上に蔓延し、人類は絶滅の危機に瀕していました。そんな中、人類は再びかつての繁栄を取り戻すために、思考型コンピューター「ゴッドシステム」を造り上げます。しかし、この「ゴッドシステム」は人類に対して悪夢のような独裁政治を敷き、個人の意思を持つことを許さず、造反した者は容赦なく処分されました。この圧政に立ち向かうため、1人の少年「ユキヲ」が立ち上がります。プレイヤーはユキヲが搭乗するジェット機を操作し、「ゴッドシステム」を破壊することを目的としています。

ゲームシステム

本作の操作系は、8方向レバーと2つのボタン(対空ショットと対地フルオートバルカン)を使用します。特徴的なのは、オプションウェポンの使用方法で、右下のゲージが溜まっている時に2つのボタンを同時に押すことで発動可能です。ゲージは時間経過で回復します。全6ステージ構成で、ゲームの全体的なスピードが速く、難易度は高めです。

自機

プレイヤーはジェット機タイプまたはバイクタイプのいずれかを選択して操作します。この選択はディップスイッチ設定によって変更可能ですが、ゲーム内容における性能の違いはありません。自機の操作は8方向レバーと2つのボタン(対空ショットと対地フルオートバルカン)によって行われ、オプションウェポンの使用は特定の条件下で可能です。

アイテム

『マスター・オブ・ウエポン』では、様々なアイテムが登場します。空中弾パワーアップは対空ショットのパワーを強化し、スピードアップは自機の動きを速くします。オプションウエポンでは、ピアシング、ワイド、ガイド、レーザー、水素弾など、多彩な攻撃方法を選択できます。

種類アイテム効果
空中弾パワーアップF (FIRE)取るたびに対空ショットのパワーが1段階アップします。
スピードアップS (SPEED)取るたびに最大4段階まで自機のスピードがアップします。同時にバックファイアが撃てるようになります。
オプションウエポンP (PIERCING)初期状態で持っている武器。照準に向けて誘導ミサイルを撃ちます。
オプションウエポンW (WIDE)地上に着弾した弾が炸裂し広範囲に広がる弾を発射します。
オプションウエポンG (GUIDE)地上に着弾した弾が炸裂し、さらにそれぞれの弾が敵を追尾します。強力な武器です。
オプションウエポンL (LASER)地上に向けてレーザー攻撃をします。
オプションウエポンH (HYDROGEN)一度しか使えないが地上物を全滅させる強力な武器です。

データ

このタイトルの基本情報です。

発売年1989
プラットフォームアーケード
ジャンルシューティング
プレー人数1人
メーカータイトー
開発会社
プロデューサー
ディレクター
シナリオ
グラフィック

関連タイトル

『マスター・オブ・ウェポン』の関連タイトルです。

評価

『マスター・オブ・ウェポン』は、レバーと2つのボタンを使用するシューティングゲームで、空中と地上の敵を撃ち分ける戦略性が特徴です。このゲームは、特にガイドウェポンの使用がゲームクリアの鍵を握るなど、ウェポン選択の重要性が高いです。しかし、その難易度の高さからプレイヤーには賛否両論があります。

ポジティブな評価としては、ウェポンの多様性と戦略性が高く評価されています。5種類のウェポンはそれぞれ独自の特性を持ち、ゲームの進行に深みを加えています。また、ゲームの独創的な雰囲気や、機械と生物兵器が融合したユニークな世界観は、多くのプレイヤーに新鮮な体験を提供しました。特に、高速道路を走る虫型兵器の群れなどの演出は、プレイヤーに強い印象を与えています。一方で、ネガティブな評価は主にその高い難易度に集中しています。序盤からの速弾の嵐や、特定の敵の出現がゲームオーバーを招くことが多く、プレイヤーにとっては非常に挑戦的です。また、自機のショットの弱さや、高速スクロールによる地上物の撃ち損じなど、ゲームを進める上でのフラストレーションの原因となっています。

総合的な評価としては、『マスター・オブ・ウェポン』は挑戦を楽しむプレイヤーや、独特の世界観と戦略性を重視するプレイヤーには高く評価される一方で、難易度の高さから一部のプレイヤーには敬遠されがちです。ポジティブな評価とネガティブな評価の比率を大まかに算出すると、ポジティブな評価が60%、ネガティブな評価が40%といったところでしょう。おすすめのプレイヤー像としては、高難易度のゲームに挑戦することを楽しめるひとや、戦略的な思考を駆使してゲームを進めるのが好きなひとにおすすめです。

分析の元データは、インターネット上の書き込み情報などを可能な限り収集。相当量の情報を元に解析を実施しています。

(C)TAITO CORP.1989