時代を彩った名機SG1000とその伝説のゲームたち

SG1000

『SG1000』は、1983年にセガから発売されました。当時としては先進的な技術を駆使し、ビデオゲームの世界に新たな風を吹き込んだのです。発売元であるセガは、アーケードゲームの製造で培った技術と知見を生かし、家庭用ゲーム機市場に参入しました。SG1000の登場は、ビデオゲーム業界におけるセガの第一歩とも言えるでしょう。

SG1000のハードスペックは、当時としては画期的なものでした。CPUにはZ80Aを採用し、クロックスピードは3.58MHz。ビデオ出力はRGB接続をサポートし、色鮮やかなグラフィックスを実現していました。メモリ容量はRAMが1KB、VRAMが16KBと、当時の家庭用ゲーム機としては十分な性能を備えていました。これらのスペックにより、SG1000は高い処理能力と美しいグラフィックスで、多くのゲーマーを魅了しました。

SG1000のゲームタイトルは、当時のセガや他社のアーケードゲームの移植が中心で、スクロールが苦手であるなどのハードウェアの制限から、固定画面のゲームが多く見られました。このため、横スクロールや縦スクロールゲームはスムーズな動きを実現できず、アーケード版と比べてやや見劣りするものが多いです。また、SG1000のソフトウェア開発はセガ1社に限られており、ソフトの種類もファミコンと比べると少なめです。

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