『SENJYO』1983年テーカン発の革新的3Dシューティングゲームの全貌

SENJYO

『SENJYO』はテーカンが1983年に発売したアーケードゲームです。このゲームは、3D視点を採用したシューティングゲームで、当時としては画期的な試みがなされています。プレイヤーは砲台「ツインレーザー砲」を操作し、全方位から迫る敵「スペースタンク」を撃退することが目的です。特に、ゲームプレイの中で視点とパースが変わる多重スクロールや、進撃音の変化による緊迫感の演出など、多くの独自の技術が用いられています。

『SENJYO』とは

1983年にテーカンが発売した『SENJYO』は、3D視点のシューティングゲームとして当時のゲーム業界に新風を吹き込みました。自機である「ツインレーザー砲」を操作し、360度全方位から接近する「スペースタンク」を撃退することがゲームの主な目的です。敵はレーダーサーチを通じて発見でき、一定数を破壊することでラウンドをクリアします。また、このゲームは画面の多重スクロールや進撃音の3段階変化など、技術的な特徴も多く、ゲームの没入感を高めています。

ゲーム内容

『SENJYO』のプレイヤーは、砲台「ツインレーザー砲」を操作し、敵「スペースタンク」を撃退することが目的です。敵は360度どの方向からも接近してくるため、プレイヤーは全方位に注意を払う必要があります。敵をレーダーで捕捉し、ツインレーザー砲で撃破することがゲームの基本的な流れとなります。さらに、敵の攻撃や特定の条件下で現れる「ディテクター」を破壊することで得点倍率が上昇し、高得点を目指す要素も含まれています。

ゲームシステム

プレイヤーは「ツインレーザー砲」を使って、迫りくる敵「スペースタンク」を破壊することを目的としています。ラウンドクリアの条件は、32台のスペースタンクを破壊することです。このシンプルながらも戦略的な要素が詰まったゲームシステムは、多くのプレイヤーに挑戦意欲を掻き立てます。

プレイヤーは、下部中央に配置された「レーダーサーチ」を駆使して、360度全方位から接近するスペースタンクを探し出し、破壊します。レーダーサーチの利用は、敵の位置を正確に把握する上で非常に重要です。スペースタンクを4台破壊するごとに、異なる形状をした「ディテクター」が出現し、これを破壊すると得点が2倍、3倍、4倍、5倍と増加します。得点を効率的に増やすためには、ディテクターをいかに早く、そして確実に破壊できるかが鍵となります。また、スペースタンクの中には、一番手前まで進んでくるものがあり、これらは特に手強いです。早めに撃破することで、ミスを避けることが可能です。さらに、一定時間が経過すると、「バニッシュ」と呼ばれる敵ミサイルが登場し、プレイヤーのツインレーザー砲を目掛けて突進してきます。これらの敵から自機を守るためには、迅速な判断と操作が求められます。

2ラウンド目以降では、一定数の弾を撃つことで「ブラウル」という特別な敵が出現します。ブラウルを撃破すると、画面上にいるすべてのスペースタンクが一掃されるため、戦略的に利用することでピンチを切り抜けることができます。

操作方法

操作方法は、8方向レバーと1つのボタンを使用します。レバーで照準を移動し、ボタンでツインレーザー砲を発射します。このシンプルな操作性により、プレイヤーは直感的にゲームを楽しむことができます。画面のスクロールや視点の変化は自動的に行われるため、プレイヤーは敵の位置を正確に捉え、迅速に反応することが重要となります。

データ

このタイトルの基本情報です。

発売年1983
プラットフォームアーケード
ジャンルシューティング
プレー人数1~2人
メーカーテーカン
開発会社
プロデューサー
ディレクター
シナリオ
グラフィック
サウンド坂本慎一
販売数
受賞歴

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評価

『SENJYO』は、当時としては先進的な3D視点と多重スクロールを取り入れたシューティングゲームです。その革新性により、一部の熱心なファンからは高い評価を受けています。しかし、その斬新さが時代に受け入れられにくかった側面もあり、一般的なゲームセンターでの収益は芳しくありませんでした。技術的な挑戦とゲームデザインの試みを評価する観点から、レトロゲームファンやシューティングゲームの歴史に興味があるプレイヤーに特におすすめです。

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