AC版『ファンキービー』蜜集めと敵回避のエンドレスチャレンジ

『ファンキービー』は、アーケード向けのシューティングゲームです。1982年、オルカが開発、発売しました。

『ファンキービー』とは

このゲームは縦スクロールシューティングゲームで、プレイヤーはハチを操作します。題材となっているのは自然界の蜜蜂の生活で、プレイヤーは蜜を集めて巣に持ち帰るという目標を持っています。特徴は、花を集めながら敵の虫や障害物を避けるプレイは単純ながらも奥が深く、スコアを競う楽しさがあります。

ゲーム内容

プレイヤーの目的は、ハチを操作して蜜の花を集めながら、敵の虫や障害物を避けて巣に帰ることです。1～2人で交互にプレイすることができ、各ステージには点在する花を集めることでスコアボーナスを得ることができます。花には3種類あり、得られるスコアが異なります。敵の虫は画面内を飛び回り、プレイヤーに襲いかかってきますが、ショットを使って倒すか回避して進みます。ゴール地点の巣に触れることでステージクリアとなり、クリア後にはプレイランクが表示されます。

ストーリー設定

『ファンキービー』の世界観は、自然界の蜜蜂の生活を題材にしています。プレイヤーは1匹のハチとなり、美しい花が咲き乱れる野原や森林の中を飛び回ります。

ゲームシステム

プレイヤーは1匹のハチを操作し、蜜を集めながら敵の虫たちや障害物を避け、ゴール地点である巣にたどり着くことを目指します。

操作はレバーと1つのボタンで行います。レバーは8方向に動かすことができ、これによってハチの移動を制御します。上方向にレバーを入れ続けるとスクロールスピードが速くなり、逆に下方向に入れ続けるとスクロールスピードが遅くなります。ボタンを押すことで前方に一直線に飛ぶショット（針）を発射します。ショットは画面内に1発ずつしか撃てず、連射は実質的に不可能です。この制限により、プレイヤーは無駄撃ちを避け、敵の動きを予測して正確にショットを当てる必要があります。

ゲームのステージ内には「花」が点在しており、ハチがこれに触れるとスコアボーナスが得られます。花は3種類あり、それぞれ得られるスコアが異なります。また、敵の虫が頻繁に登場し、これらをショットで倒すか、回避して進むことが求められます。時折登場する獰猛な虫は弾をばら撒いて攻撃してくるため、特に注意が必要です。この獰猛な虫が現れるとBGMが変わり、緊張感が一層高まります。

ステージ内には破壊不可能な障害物である「木」や「火」も存在し、これに触れるとミスとなります。ミスの条件は、敵、敵の弾、木、火のいずれかに触れることです。プレイヤーはこれらの障害物を回避しながら進む必要があります。木にショットを当てるとショットがかき消され、奥の敵に届かない場面もあるため注意が必要です。

各ステージのゴール地点には「ハチの巣」があり、これにハチが触れることでステージクリアとなります。ステージクリア時には、そのステージのプレイランクが表示され、ランクに応じたスコアボーナスが得られます。このランクはステージ内で触れた花の数に影響されます。ゲームは残機制であり、ミスをすると戻り復活となりますが、すべての残機を失うとゲームオーバーとなり、コンティニューはできません。

ゲーム画面

画面の上部にはスコア、トップスコア、ラウンド番号、残機数(画面の右上の小さな虫のアイコン)などのゲーム情報が表示されています。ゲーム画面には、フィールドの風景、花、昆虫などのゲーム内オブジェクトが表示されています。プレイヤーはこれらのオブジェクトを避けたり、収集したりすることでゲームを進めます。特に昆虫は敵として登場し、プレイヤーの進行を妨げます。これらの敵を回避または撃退する必要があります。黄色のキャラクターはプレイヤーが操作する「ビー（蜂）」です。

ゲームフロー

花の蜜を集める

画面内に点在している花にふれること蜜を集めたことになります。道中、さまざまな昆虫が登場。プレイヤーは、昆虫を回避するか、または撃滅する必要があります。

蜂の巣に帰還

ラウンドの最終地点には蜂の巣があります。プレイヤーは、蜂の巣に帰還することでラウンドをクリアし、クリアボーナスを獲得することができます。リザルト画面では、プレイヤーが集めたハチミツの数とその結果としての評価ランクが表示されます。ボーナスを獲得後、次のラウンドがスタートします。

データ

このタイトルの基本情報です。

関連タイトル

このゲームの関連タイトルはありません。

評価

『ファンキービー』は、1982年にリリースされたアーケードゲームで、プレイヤーから様々な評価を受けています。このゲームは縦スクロールシューティングで、ハチを操作して蜜を集め、巣に持ち帰ることを目指します。シンプルなゲームシステムと、明るく耳に残るBGM、コミカルなグラフィックが特徴です。敵の動きがトリッキーで高難易度であり、戦略性が求められる点も魅力です。一方で、虫嫌いの人には不快に感じられる可能性もあります。

評価としては、ポジティブな意見が60%、ネガティブな意見が40%を占めています。ポジティブな評価では、シンプルでわかりやすいゲームシステムや、独特のBGMが好評です。コミカルなグラフィックも評価されており、80年代初期のシューティングゲームらしい懐かしさを感じるプレイヤーが多いです。また、敵の動きが予測しにくく高難易度であるため、戦略的なプレイを楽しめる点も支持されています。一方で、ネガティブな評価としては、虫をテーマにしたキャラクターデザインが生理的に受け付けないプレイヤーがいることが挙げられます。

『ファンキービー』は、シューティングゲームファンや、戦略性を求めるプレイヤーに特におすすめです。シンプルながらも奥深いゲームプレイを楽しみたい人や、スコアアタックに挑戦したいプレイヤーに向いています。また、80年代のアーケードゲームに懐かしさを感じる人や、独特のBGMとコミカルなグラフィックを楽しみたいプレイヤーにもぴったりです。逆に、虫嫌いの人や、簡単なゲームを好む人にはあまり向いていないかもしれません。